てんやわんやの山行、でもバス山行はやっぱり楽しい

大菩薩嶺 2057m 2018年5月26日(土)

 大菩薩嶺は、日本百名山のひとつで登山初心者も楽しめる標高2057m大菩薩嶺を行くの山。5年ほど前に訪れており、今回が2度目となる。前回同様、貸切バスで上日川峠まで行き、大菩薩峠から雷岩までの稜線歩きを堪能、山頂を往復後、唐松尾根を下って上日川峠に戻る周遊コースを選択した。

 バスは最後の集合場所清澄白河に定刻よりも早く到着したが、まだ全員(18人)が揃っていない。直ぐにO代表が大きな紙袋を下げて到着、ここで最初のハプニング。紙袋の中身はキンキンに冷やした缶ビール、当然のごとく冷蔵庫に格納しようとするも本日のバスには冷蔵庫がなかったのだ。やむなく車内に放置された缶ビール、その行く末は?

 所々で小渋滞はあったもののほぼ予定通りに勝沼ICを降り、国道20号線を東京方面に向かって進んでいたバスに異変が起こった。寝不足気味のSリーダーが上日川峠に向う県道に入り損ねたと勘違いし、バスをUターンさせ県道217号線に侵入させたのだ。この道は徐々に狭くなり舗装もなくなってしまった。ここで間違いに気づき、もう一度国道20号線に戻り、JR甲斐大和駅の先の「景徳院入口」の案内に従って左折。ようやく上日川峠に向う県道218号線に入ることができた。この騒動で30分のタイムロスが発生。これがさらに後半のハプニングに繋がってしまった。

 上日川峠を30分遅れで出発した一行は福ちゃん荘で小休憩、小腹が空いていたメンバーにいつもの如くS嬢から大福餅の差し入れがあり感謝。ここから介山荘のある大菩薩峠まではなだらかな登山道が続く。所々に紫色の花を咲かせたトウゴクミツバツツジが新緑に映え、何とも美しい。大菩薩峠では富士山や南アルプスの山々が微かに望めた。ここでメンバー3名が無理せず下山することになった。本隊は雷岩に向かって稜線を進み、賽の河原手前の小頂きで昼食をとった。ここでも女性陣からたくさんの差し入れがあり、感謝です。

 広々とした稜線はさらに続き、何度かアップダウンを繰り返しながら、ようやく雷岩に到着した。ここから大菩薩嶺の頂上をピストンして下山する予定だったが、時間が押していることもありパスすることにした。最後の眺望を楽しんだ後、2隊に分かれて下山開始だ。先行は「ハイエナ隊6名」=写真中央左=、後続は「カメさん隊9名」=写真中央右=と名付けられた。

ハイエナ隊雷岩からしばらくは足場の悪い急な下りが続く。ハイエナ隊はあっという間に姿が小さくなったが、カメさん隊は焦らず慎重に足を運びながら下る。福ちゃん荘で合流したメンバーは車道を下って峠の駐車場に戻った。大菩薩峠で戻った3名とも合流し、全員の下山が確認できた。バスは既に駐車場で待機しており、20分遅れの14時5分に峠を出発。

 やまと天目山温泉に到着したが、先行した乗合バス2台が停車しており乗客が続々と館内に向かっている。温泉は激混みと判断し、ここでの入浴は断念。ここで救世主が登場。S氏・K氏が往路でこの先に立ち寄り湯の看板を確認していた。「田野の湯」は洗い場は少なかったが、貸切状態で時間も節約できた。ここで朝方に放置された缶ビールの出番だ。10数分の空き時間で大活躍、冷え冷えカメさん隊では無かったが湯上りの喉を十分に潤してくれた。

 あとは大月ICに向う途中の「笹一酒造」で日本酒と缶ビールを調達すれば今日の行事は完了だ。ところが、最後の最後でまたもハプニングが、なんとバスは国道20号線を左折ではなく右折して勝沼IC方面に向かってしまった。やむなく近くのコンビニでお酒、おつまみなどを仕入れ、勝沼ICから帰京の途についた。

 会計の内田さんご苦労様でした。差し入れしてくださったみなさんありがとうございました。

 天気は全般的に曇り空だったため、富士山や南アルプスの眺望は今ひとつでしたが、話し声の絶えない大人数での山行は久しぶりだったので楽しめました。最初の30分のタイムロスが響いて数々の騒動が起こってしまい反省しています。(S.S)

<参加者のひと言>

最近にない18人という大勢の参加者となったバス山行、終始賑やかで楽しい山行でした。山も新緑が美しく、ミツバツツジもきれいでした。
(S)

大菩薩、天候にも恵まれ久しぶりのバス山行を堪能しました。参加人数も18人と、リーズナブル。昼飯の差し入れも、大福の差し入れも有難く頂きました。ありがとうございました。バスでは、道間違えをしてしまい、岡田さんや皆さんには余計な時間を取らせる事になり、反省しております。やっぱり大人数で一緒に1日を過ごすのは楽しいですね。リーダー、お疲れ様でした。
MK

大菩薩峠から登り始めた頃、下山してくる男性が私の前の女性メンバー近づいて来て、いきなりお尻をタッチする現場を目撃してしまいました。えッ、山にもストーカーかしら? おしりあいと尋ねると、「なんと、なんとご主人様ではありませんか。」
微笑ましい素敵なドラマでした。
春セミ うぐいす 新緑の青葉 ミツバツツジ心和む佳き一日でした。
リーダーの下田さん 皆様ありがとうございました。
(かめぐみの花子)

あの小屋の間を左に曲がると登山競争のゴール。
笹尾根に立ち、南東の街並みのジオラマを足元に見つつ、控え目な富士を見るのが毎年真夏の恒例行事だったのはもう十数年前の事だ。
田野の湯あの夏の記憶と変わらぬ様子が嬉しかった。
ところで、先日運転免許証の更新に行ってきた。
五年前まで眼鏡等使用の条件付きだったのが、今回は裸眼でパス。眼鏡等使用の条件が外れた。視力が良くなっているらしい。
この五年間、思いあたる事と言えば、山歩きの際の足捌きで足元に頻繁に目が行く事。遠くの重なる山並み、あまたの緑が目の滋養に作用したのではなかろうか?
ただ、老眼鏡は外せず、着実に加齢の道を歩んでいる。
なお、免許証の有効期限は平成?35?年だそうだ。
※バスハイク恒例の近況報告に替えて。
(小室)

本日は、今期初めての山登りに参加でした。楽しいバスでの登山は最高です!
大菩薩嶺は今回で3回目でした。ある程度山路は把握してましたが、何回登っても楽しい山でした。頂上から下りは、「斉藤さんハエエナチーム」で下りましたが、超スピードで約30分で福ちゃん荘に到着。帰りのお風呂、バスの中と気持ち良かったです、リーダーの下田さん皆さん本当にお世話様でした。
(ハエエナチームのT.I)

久しぶりの山行又、初めてのバス利用の参加、公共交通利用と違いなんだか時間を得した様な気分。峠からの富士山始め山々の眺め都会の雑踏を離れ気持ちの良い一日でした。車中での宴会も適度の振動が加わり気分の良い酔い心地でした。リーダー始め役員の皆さん有難う御座いました。
TK

広々とした眺望。白く霞んで幻想的な富士山。穏やかな登り。小石に気を取られて足下ばかりに目を落としてふっと、息をついて顔を上げるとミツバつつじの赤紫色に歓声。強い日差しと爽やかな風。ありがたい差し入れの数々。予定外が好転した温泉。元気そうな岡田さんに再会出来てぜ〜んぶ楽しかった。
e-jan

朝が早かったですが、バスでのんびり行くことが出来、良かったです。山の下りは、ハイエナ組で下山、今までの2倍の早さで下って行き、リズム良く降りてください言われながら、無事に茶屋まで着きました。次回もよろしくお願いします。
(あさやん)

大菩薩嶺! 久しぶりのバス山行! 体操を終え いざっ!出発! 朝の空気が気持ち良い。歩き始めると春蝉が賑やかに迎えてくれる。ところどころにミツバツツジの濃いピンクが鮮やかだ。真夏が(朱夏)ならば今この時は(緑夏) かな。山頂であの山は甲斐駒、仙丈ヶ岳、北岳等 説明を受ける。霞がかかってはいるがシルエットは確認出来る。こうして見られただけでも嬉しい!昼食を終え下りへ。石がゴロゴロしていて足を取られる…今日はこけるまい!!と思いつつ 足が滑りコテンと!お尻についた土埃をUさんが払って下さった。ありがとうございます。石ゴロゴロから解放されホッとする。
この時間でも鶯の声が聞こえてくる。帰りの温泉は大ヒットで貸し切り状態!さっぱりして帰路へ。バスの中の会話は同年代で聞いていて愉しですね。リーダーさんはじめ皆さんお世話になりました。とってもとっても楽しかったです。ありがとうございました。
(Y.S)

若かりし頃、福ちゃん荘、介山荘、丸川荘に泊まった思い出の山。台風で小屋が吹っ飛ぶような揺れで眠れなかった夜、丸川荘の前のお花畑、富士山が見え、御主人の貞吉さんはお元気なのだろうかと思いだしながら、東国ミツバツツジのピンクに励まされた大菩薩でした。
M

去年足を痛め医者に行ったところ、お顔よりお膝の方がうーんと若いですと言われ、 「ほんまかいな〜」と思っていました 7ヶ月ぶりの山行でしたが、無事登る事ができ、嬉しさでいっぱいです。
(K)

久しぶりの大菩薩です。新緑の山は子供連れからお年寄りまで、色とりどりのハイカーで大賑わいです。雷岩より一足お先に下ったハイエナ組(早いなあ組)のおじさん達は若い人達を何組も追い抜き、「マダマダ、俺たちは若いもんには…」の山行でした。また、笹原の広い尾根道で、まだ飲んだくれていない若い頃の懐かしい自分とすれ違いました。有難うございました。
T.K

大菩薩を最初に訪れたのは33年前の冬、山は一面雪に覆われていました。2度目は20年前の夏。この時、一緒に登ったメンバーにとても花に詳しい女性がいて、この花がシモツケソウ、あっちがヤナギラン、そしてマツムシソウと丁寧に教えてくれことを思い出します。何しろ大菩薩と言えば、中里介山の時代小説のイメージが先行していたので、色とりどりの鮮やかな花の山にイメージを一新したものでした。
大菩薩が深田久弥の「百名山」、田中澄江の「花の百名山」のどちらにも入っている山なのも、むべなるかなです。今回の大菩薩は、新緑の季節の中の山行となり、またまた素晴らしい山であることを実感しました。幾度訪れても、また季節が変われば、新しい顔をのぞかせて、楽しませてくれる山です。
(G)

コース記録

清澄白河6:25発==勝沼IC8:33==9:45上日川峠10:00発==福ちゃん荘10:30==11:15大菩薩峠(介山荘)11:25=(途中昼食30分)=12:30雷岩12:40==福ちゃん荘13:45==14:00上日川峠14:05発==14:45田野の湯(入浴)15:30==勝沼IC15:55==清澄白河18:30着

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