かたくりの花を見に「城山かたくりの里」へ

榎窪山標高420m 2019年3月23日(土)

城山かたくりの里は橋本駅からバスで15分程の所にあり、南高榎窪山尾山稜の末端の東斜面に位置する。入園料が必要となるが、カタクリを中心にさまざまな珍しい花々が眺められる。今回はかたくりの里を目的に、城山湖の周辺の標高420mの榎窪山と標高364m草戸山に登る。

8時に橋本駅に到着、あいにくのの空模様でぽつぽつと雨が降っている。大した雨ではないがそれでも寒い、その中「かたくりの里」行きの臨時バスに乗るためバス停に向かう、総勢11人。

10時に出発して20分程で到着、雨模様の為100円割引の400円で入園。園内には様々な花が所狭しと咲き誇っている。初めて見る花も多く、花の名前を確認しては直ぐに忘れる始末である。天候が悪いせいかカタクリの花はうつむいていたが、日向ミズキやミツマタの花、それにこぶしが満開で壮麗でした。雪割草やひとりしずかなど初めて見る花に出会うことも出来た。

十分に散策した後、城山湖のハイキングコースに向かう。直ぐ近くに登山口があり、金刀比羅宮に続く尾根道を歩く。なだらかでとても歩き易い道を1時間程歩くと城山湖の麓に到着。ここからは周囲の山々を巡る。先ず榎窪山を目指して車道を進み、加藤武雄文学碑のあるところで登山道に入り暫く砂利道を歩く。

尾根に出たところで草戸山への分岐を左に戻るように折れると、直に420mの山頂に到着する。展望は全くなく写真を撮ってすぐに分岐まで引き返し、草戸山を目指す。途中小雨や氷が降ったり止んだりの状況が続いていたので予定を変更して、見晴らしの良い東屋で昼食にした。ここは展望が良く曇り空にもかかわらず遠く新宿の高層ビル群やスカイツリーまで見渡せた。

ここから恐怖の下り階段が始まった。段差高いうえに急な階段が何段も続く。慎重に下って行く。この先も同じような階段を幾つか登り下りしながら城山湖を周回する。30分程で草戸山に到着、山頂には展望台が建ち城山湖方面が眺められる。ここからは高尾山口への分岐を右に下り湖に沿って歩いていく。やがて湖面が目の前に広がり、ダムの堰堤に出る。堰堤を横断して舗装路を暫く歩きゲートをくぐると直ぐに金刀比羅宮に出る。

参拝を済ませ急な階段を降りると、今朝登り詰めた尾根道の出口に出て、再びこの道をかたくりの里まで下る。かたくりの里に着いた頃から雨が降り始め、今回は本降りとなり、雨の中、臨時バスに乗って橋本駅まで帰ってきた。予定の日帰り温泉は、バスが渋滞で駅に着くのがかなり遅れたため乗車予定の送迎バスに間に合わず、そのまま電車で新宿に向かった(S

<参加者のひと言>

曇り空ではありましたが、榎窪山はとても歩きやすい道で、楽しい話で笑い、盛り上がりのある山行でした。途中、雨そしてアラレが降ったり、天気予報では言ってなかったのに…。昼食が終わる頃は身体が冷え込み、寒さを実感しました。カタクリの小さな蕾がキュッとし、うつむいている姿が自然の厳しさを物語っカタクリの花ているようでした。
(小西)

昨日と比べ急な気温の降下、しかも今にも降り出しそうな曇天。
でも花粉症の私としては飛散が抑えられむしろ好都合な山行。
カタクリの里では雨の為、花が下を向いているとの事で100円値引きのご配慮。
カタクリは下向きでも、他の花々は存分に目を喜ばせてくれた。
城山湖を一周する榎窪山から草戸山縦走は急な階段のアップダウンを繰り返し、案外歩きごたえが有り楽しかった。たくさんの差し入れもごちそう様でした。
(リーダーにとんちんかんと言われ根に持っているe-jan

お目当ての「かたくり」には振られましたが、黄・紅色に輝く「みつまた」がうる和紙い”姿で迎えてくれました。時折り「あられ」舞う絶好の大人の遠足日和でした。歩数計 24,057 記録。拍手喝采。
(平野)

久しぶりの山行で、楽しい一日となりました。
予報とは裏腹に、時折小雨の降る天候。
カタクリの里では、
雪割イチゲとヒトリシズカがお気に入りに登録です。
ヒトリシズカの開花はもう少し先のようなので、ネットで検索。
リーダー、お疲れさまでした。
mk

曇り空の中をカタクリ里を歩む。カタクリの花は恥ずかしいのか、下を向いている。梅園を見ながら、城山湖一周。春の花、スミレ、マムシ草を見つけました。ありがとうございました。
(S.K)

榎窪山奇怪譚
 前々日の浮き浮きした暖かさは急転、夕刻からの雨が予報されていた。あさは寒く時折の小雨で、カタクリの里の斜面は、湿っている。やっと花を付けたカタクリが、こむらさきの小さな花弁を地面にむけて、雨をやり過ごしている。三ツ又は、白い花そして赤い花を天狗付けている。山吹は濃い緑色のえだに、強い黄色を放っている。驚いたな。山吹は、ちと早いぞ。まむし草も鎌首持ち上げ、威嚇してくる。恐いな!


*天狗の力業 その1   
 登山口の土木階段を上がると、山城跡への道筋をだらだら上る。やや進むと、針葉樹一抱えより太いものが、何本か根っ子から引き倒され、雨を受けている。ムム、ここだけ変だ。高尾の天狗が、ここまできたのか?

*天狗の力業 その2
 悪天候ながら、休憩所の眺めは、いい。眼下に山城湖面。遠望正面、東方に都心高層ビル群、右手南方角は、相模原市街地が間近に。
 左手北方角は、八王子そして高尾山岳に連なる。
 眼前の広葉樹数本が、その太い枝をねじって折り曲げられ幹に、ぶら下がって風を受けている。ここだけだ、ほかは、見当たらない。
 やや、これも、天狗の為せる業か。

*巨大ムカデあらわる。
 緊張感のないピークは過ぎ、下りは急坂と急階段が多くなる。下り階段をパスして、わき道に沿って降り、先行く集団を追いこし振り返り見る
 やや、これは、大きな芋虫が追ってくる、いや違う、
 巨大ムカデが追ってくる。足を揃え、サックサックと、器用に階段を降り、迫ってくる。
 傘お化け逃げよう、つかまって、食らわれたらヤバー。
 早足で、逃げきっった。コワゴワ振り返りっても、もう見えない!

*傘お化け出現 
 そういえば、今日の山行きは、様子がおかしいぞ。山のもののけが、付け入ったか、世にも異変在りか?
 頭上では、ヘリが爆音を響かせ、旋回してる。怪しい。思案のうちに、山道入り口に戻った。全員下山した。
 とたん。突如、雨足が強くなって、傘の出番となった。あちこちで、傘お化けが出現し、この先は、帰りバスに逃げ込む迄、傘お化けの下に置かれてしまう。

 この先バスは、渋滞お化けに、囲まれ、さんざん遅れて、駅に逃げ込むが、温泉どころの騒ぎではなかったとさ。お仕舞い。…山行き物語譚所収…

(岸)  

「天気、どうなるかなぁ」。榎窪山へ向かう電車の中で、どんよりした空を見てあちこちのメンバーから心配そうな声。でも、なんとか山歩き出来る位のお天気で助かりました。
カタクリの里で、咲き誇る花を観て。春がもうすぐなのを感じ、鳥のさえずりに癒されながらの山行でした。リーダーとメンバーの皆さん、お世話になりました。

(宮瀬)

前日の晴れ間から 一転して雨模様の中での歩きでした。それでも楽しみにしていた かたくりの里は、入口で薄いピンクのひめこぶしが『いらっしゃいませ!』というように、咲きほこり、かたくりを始め 雪割草、しょうじょうばかま、みつまた、日向みずき、やしおつつじ等他まだまだ、まだまだ書き足りない程の色鮮やかな花にあふれています。雨の日は静かに見させてくれます。榎窪山への歩きは、小雨の中、城山湖をめながらのワイワイガヤガヤと変わらず賑やかな道中です。昼食も美味しかったです。リーダーさん始め皆さん ありがとうございました。楽しい一日でした。 
YS

可憐な、下を向いて咲いてるカタクリの花。まるで私のような?
山道は大好きな歩きやすい道、ワーラッキー!と思ったが、人生そんなに甘くない。階段が続き、登っては降り、降りては登る、繰り返し段差がきつく、足の短い私には苦痛。神秘的な城山湖。雨が本降りにならず本当に良かったー。
(老齢山ガール)

コース記録

新宿7:09→8:00橋本9:00→臨時バス→9:20かたくりの里(かたくりの里観賞)10:10登山口→11:00金刀比羅宮下→11:30榎窪山山頂11:35→11:45ふれあい休憩所(昼食)12:05→12:35草戸山12:45→13:10金刀比羅宮→14:00かたくりの里14:30→臨時バス→15:10橋本駅・解散

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