後立山連峰を巡る二日間の山旅

小遠見山2009m 岩岳山1290m  2016年6月18日(土)〜19日(日)

今回は後立山連峰を間近に展望出来る山を目的にアルプスの展望を楽岩岳山山頂しむ山旅を計画した。小遠見山は五竜岳に続く尾根上の一つのピークであり、岩岳山は山の斜面がゲレンデに覆われたスキー場で有名な山である。

集合が6:25と早くそれと新しく出来たバスターミナルということもあって心配したが、出発の6:35には参加者13名が揃い定刻通り新宿を出発した。白馬八方行き高速バスは中央自動車道を走り、途中から長野自動車道に入り安曇野ICより一般道に下り予定より30分遅れで12:00に白馬五竜バス停に到着した。これより車道を五竜テレキャビンの始発駅のとおみ駅まで約20分程歩き、ゴンドラに乗って8分で標高1650mのアルプス平に到着した。気がかりであった天候も快晴で残雪の五竜岳から唐松岳・白馬三山まで眼前に広がる展望にしばし目を奪われた。丁度ベランダ状のところにベンチがありここでゆっくり休んで昼食を取った。足元からは生演奏が聞こえ登山前の一時快適な時間を過ごすことが出来た。

13:20出発、少し下ってリフト乗り場へ地蔵の頭までリフトで行き登山開始、すぐに急な階段状の登山道を登り始める。暑さの中、階段登りが続き体力が奪われ、予定以上の時間がかかり漸く見返り坂に着いた。しかしこの先から脱落者が相次ぎ、一ノ背髪からはまだ歩ける人でその先の二ノ背髪を目指した。二ノ背髪に着いてからは、鹿島槍も見えてあと20分程で小遠見山の山頂に登ることが出来るのだが無理をせず、この後の予定を考慮してここで登頂を断念して下ることにした。途中脱落者と合流して下山。アルプス平ではコマクサなどの高山植物の群生が見られ、のんびりと歩きながらゴンドラ駅に向かった。五竜テレキャビンで山麓に下り、予定では路線バスで岩岳へ向かうことになっていたが既にバスは無くJR大糸線で白馬駅へ駅からタクシーに乗り17:30漸く今日の宿に着いた。

2日目は早朝7時に宿を出発して岩岳山山頂を目指した。スキー場の駐車場の西端の先から登山道が始まり、最初は暫く林道を登って行く。30分程で林道が終わり山道になり直ぐに342段の階段状の道を登ることになる。ゆっくり歩くことを心掛け漸く登り切り、そこからは尾根上の緩やかな登山道になり、森林の中を進む。途中何度がゲレンデを横切り天狗の庭に到着、ここは少し開けて八方尾根を見渡すことが出来た。

休憩を取り樹林帯をさらに先に進むとゲレンデに飛び出し、一気に視界が開け山頂部が見え、作業道のような幅広の道が山頂まで続いているのがわかる。道の上部からは鹿島槍から白馬三山まで後立山連峰を見渡すことが出来るのだが、あいにくアルプスの山頂部は厚い雲に覆われ見ることは出来ない。そのまま幅広の道を歩き続け9:20にゴンドラ駅のある山頂に到着した。頂上からは遮る物は無くアルプスの展望は残念だが、多少霞んではいたが戸隠連山を初めとする長野の山々、新潟の妙高・火打山を見渡すことが出来た。周辺は芝生の広場になっていて各自寝転んだりしてゆっくりとした時間をすごした。Sさん差し入れの大福もちも堪能した。

下山は今来た道を戻る。途中天狗の庭で休憩を取り、342段の階段を一気に下り林道を30分程歩き、いったん宿まで戻る。預けていた荷物を受け取り、バスの出発時間まで1時間程寛ぎ、路線バスに乗り八方で下車。直ぐ近くの八方の湯で汗を流して、ビールと遅い昼食をとり15:15発の高速バスで新宿に向かい帰路に着いた。(SH)


コース記録

1日目

バスタ新宿バスターミナル6:35−(高速バス)−12:00白馬五竜バス停−12:30エスカルプラザとおみ駅―12:40アルプス平(昼食)13:20―13:40地蔵の頭―14:40二ノ背髪14:50−16:00アルプス平16:20−16:30とおみ駅16:35−17:00神城17:11−17:19白馬駅―(タクシー)−17:30白馬ブランシェ

2日目

白馬ブランシェ7:00−7:10岩岳山登山口−7:40林道終点−8:25天狗の庭8:35−9:20岩岳山山頂10:00−10:35天狗の庭10:40―11:50白馬ブランシェ11:45−11」55切久保バス停13:05−13:19八方バス停13:25八方の湯15:00−八方バス停15:15−(高速バス)−21:20バスタ新宿 解散


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