スリリングな岩登りと変化に富んだ登り下り連続の健脚コース
伊豆ヶ岳851m 2016年10月22日(曇り)
今朝は爽やかな秋晴れ期待とは裏腹の少しひんやりした曇り空。浪漫会の健脚メンバー8名(女子1名・男子7名)での伊豆ヶ岳から子ノ権現を経由する山行だ。
西武池袋を6時45分に出発、登山口の正丸駅には8時20分到着、各自ウオームアップ後8時40分出発。途中大倉山集落でホカホカの饅頭と草餅を調達し、ほどなく最初の分岐馬頭尊に到着。ジンギスカンが人気の奥村茶屋を経由するコースと沢沿いに進むコースだが今日は沢沿いのコースを選択。
スギやヒノキのきれいな林の中、足元は木の根の露出した急登のジグザグ道をせせらぎを聞きながらぐんぐん登る。今日は健脚揃いでいつもよりペースを少し早めにしたが皆遅れずついてくる。急登を上りきると五輪山に続く尾根道に入る、すぐに五輪山に到着。
休憩後少し下ると此処から本日のメインエベント、スリル満点男坂の岩登りだ。2名はまき道の女坂を選択、残りの6名は男坂にチャレンジ。鎖を頼りにかなりの急こう配の岩場を約10分、予想以上の長い岩場だったが無事登りきるともう伊豆ヶ岳の頂上に到着だ。楽しみにしていた大展望は雲に覆われて望めずサッサと記念撮影をして次へ向かう。
今日のコースはここからが長い、小山だが十回前後の変化にとんだ登り下りが続く。何回目かのピーク古御岳(こみだけ)で昼食をとる。ザックを脱いだ汗でぬれた背中が外気で一気に冷える。結構気温は低い。大倉山の茶店で調達した草餅がおいしい。昼食後いざ出発、次は天目指峠(あまめざしとうげ)を目指す。
何度目かの急な下りで後ろから「わー」と言う大きな悲鳴が、振り向くとI さんが転がっている、そこをKさんが転がりを止めた。大事に至らず一同ホット・・・。
しばらくすると私の後ろについていた一番若い男のKさんがズズーという音とともに急坂を腹這い状態で滑っている。約2回転、手を坂上にして止まった。一番ダメージのない止まり方だった。若いだけにまだ反射神経がしっかりしていたようだ。木の根っこに足が引っ掛かったようだが、聞くと長く履いたトレッキングシューズで裏がすっかりすり減っているそうだ。皆んな気を付けよう。何回もの登り下りで少し足にも疲労が来ているようだ。注意しながら下山を続け天目指峠に到着。
目指す子ノ権現までは後1.5q、此処からも結構急な登り下りが続く。結構うんざりしながら歩き続けると遠くから鐘を打つ音が小さく聞こえてくる。
子ノ権現の鐘だ。子ノ権現への最後の下りを終えると急に開けたところに出てきた。お寺の境内に入ったようだ。右下を見ると白く巨大な手のひらが見える。
お寺に入り寺の最上部にある鐘楼で鐘を打ち、天気が良ければスカイツリーも望める展望台を後にして、大きな金のわらじの前で記念撮影。参道にあるなぜかとても安い八百屋でカキやショウガや椎茸や銀杏などをそれぞれ買い求め、サービスに出してくれた赤い皮のジャガイモをご馳走になる。塩味が効いて汗で不足した塩分補給にぴったしだ。
此処からは最後の下り。舗装路を歩きすぐに右に下って再度山道に入る。30分も行くと子床集落に入り抜けると国道に突き当たる。ここでリーダーの勘違いで右に行くところを左に曲がってしまい、目指す風呂の有る国民休暇村奥武蔵と反対に歩いてしまった。
約10分後おかしいと気付き歩いていた高校生に尋ねたところ反対が判明、歩き疲れた足にさらに疲れに追い打ちがかかった。気を取り直して反対向きにき始める。約15分間皆のブーイングを一身に集めながら目的地到着。
国民休暇村奥武蔵では、目標タイムよりかなり早く着いたためゆっくり風呂に入り、ゆっくりビールを飲んで、今日の疲れを癒しました。満足の一日でした。(K)
コース記録
西武武池袋 6:45 =正丸 8:20 8:40=馬頭尊 9:05=五輪山 9:50=伊豆ヶ岳10:2010:25 =古御岳 10:40 11:05=高畑山
11:30=天目指峠12:10 12:20=子ノ権現13:05 13:20国民休暇村奥武蔵14:40 16:25=東吾妻16:30 16:56=西武池袋18:10
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