真夏の高原での森林浴と山岳風景、そして温泉も楽しむ 

 上高地 1500m  2024年8月8日(木)~9日(金) 


 多くの観光客でにぎわう全国有数の山岳リゾート「上高地」を10梓川名のメンバーで訪れた。

 参加者10名を乗せた特急あずさ9号は新宿駅を定刻より少し遅れて出発、後れを取り戻せず結局15分遅れで松本駅に着いた。トラブルはもう一つあった。自動券売機では松本から中の湯までの「電車+バス」の通しの切符が購入ができなかったため新島々でバスの切符を別途購入することになった。上高地までの切符は購入できるが、利用客の少ない区間の切符が購入できないのは仕方のないことなのだろうか? 結局、松本駅で食事を予定していた一部メンバーはやむなくコンビニで食料を調達し待合室で食べることになってしまった。中の湯バス停では旅館の送迎バス2台が待っており、2時半頃に旅館に到着できた。

 夕食までのひととき、温泉を堪能したり、のどの渇きを潤したりして過ごした。夕食は品数も多く、美味しかった。食後は反省会をすることもなく、温泉に入ったり、オリンピックを観たりして21時前には全員就寝したようだ。翌朝、温泉ですっきりした後、朝食をいただいた。「ほうば味噌」は絶品だった。旅館の前で集合写真を撮った後、送迎バスで大正池バス停に向かった。

 大正池では朝もやは見られなかったものの、青空をバックにした焼岳の雄姿に圧倒された。また、池越しの穂高の山並み(西穂高~奥穂高~吊尾根~北穂~明神岳)も素晴らしい眺めだった。大正池からは原生林と湿地の中に整備された木道を進み、田代湿原へ。湿原越しに望む穂高連峰もまた良し。湿原の少し奥に田代池があった。田代橋へは2つのルートがあるが、梓川コースは木道破損等で通行止めだったので、林間コースを進む。原生林の中の木道をゆったりと歩き森林浴を楽しむ。田代橋で休憩した後、梓川左岸の道を選択。カラマツ林やベンチの多いのコースで、梓川の流れを眺めながら歩ける。バスターミナルを過ぎると待望の河童橋に着く。

休日ではあったが、観光客が多く橋上での集合写真は諦め、橋のたもとで撮影した。梓川越しの穂高連峰や焼岳の姿を楽しんだ後、梓川右岸コースで明神橋に向かう。徳沢方面への登山客のための左岸コースに比べて、このコースはややアップダウンは多いが、人が少なめで静かなハイキングを楽しめるはずだった。今日はやたら観光客が多く、下山した登山者も目立った。上高地の自然と景観をゆっくり味わいながら明神橋に着いた。

梓川の河川敷で昼食を摂った後、左岸コースで河童橋に戻ろうとしたが、明神館で左岸コースが通行止めとなっていたため、右岸コースで戻ることに。右岸コースの混雑に納得。帰路はアップダウンの多い散策路を避け、並行する林道で戻った。当初計画より少し早くバスターミナルに戻ることができたので、隣接の上高地食堂にて休憩、お土産を物色。

 当初予定より1便遅いバスで上高地を出発、松本駅で特急あずさ50号に乗車でき、今回の山旅(?)も無事終了かと思われましたが、神奈川県での震度5弱の地震発生の影響で約1時間の遅れが発生。新宿で解散、大半の人は錦糸町まで乗車。最後まで細かなトラブルが続きました。やれやれ…。

天候に恵まれ、高原の爽やかな風と梓川の清流、原生林の中での森林浴、焼岳や穂高連峰の山々の展望を満喫できたかと思います。距離はそこそこありましたが、それほどの疲れはなかったのではと思われます。

上高地から松本までの切符の購入と乗車バス便の予約を当日朝バスターミナルで行ったが、予定していた便が満席だったため、1便後のバスを予約することに。松本でのJR特急あずさとの連絡は7分だが、駅構内のホーム移動なので事なきを得た。但し、JR下車駅では有人窓口での降車をメンバー各位にお願いした。(事前にネットで切符購入とバスの乗車予約をしておけばよかったと反省…)

最後に、今回の会計を担当して下さった斎藤さんに感謝です。(SS)

<参加者のひと言>


楽しい上高地以前奥穂高登山で訪れた場所ですね改めてあの時を思い出します。カッパ橋から穂高連峯今回もとても良くて見えました。
 今回はひたすら歩く歩く皆んな頑張りました。
 大雨の影響もありコースが変わったりで色々有りましたが宿も良く食事も美味しく楽しい山行でした。参加された皆様リーダーの下田さんあり がとうございました。
 y.k

いつもテレビなどで見ていた、上高地のかっぱ橋と穂高連峰が目の前に!!以前からずっと行ってみたかった場所で、空気と水が美味し い!
 景色は目に焼き付けてきました。
 ホテルの温泉と食事も美味しかったです。明日の筋肉痛とともにまた、上高地を思い出すと思います。リーダーとメンバーの皆さん、お世話に なりました。
 k.m

自分は初めて上高地散策に参加させて頂きました。お天気に恵まれた山岳景勝地、雄大な山々、美しい池や湿原、川の清流など、最高の 絶景スポットが楽しめました。下田リーダー参加の皆さん本当にありがとうございました
 (タダミツ)

久しぶりに美しい上高地の姿をまんべんなく見ることが出来ました。いい宿に泊まれて思う存分温泉に入ることが出来いうことなしです。
S

鳥居のような存在の釜トンネルをくぐり抜けると別世界。神降地たる神秘の緑に覆われた梓川沿いに展開する癒しの地の出現だ。
槍、穂高を目指すアルピニスト達の玄関口でもあり、往きに目標を眺めつつウォームアップを図り、還りに登頂の悦び、興奮を鎮めてくれる、身体共にヒーリング効果をもたらす場所だ。
ところが、いつ来ても変わらないと言いたいところの代名詞の大正池の枯れ木立が減り、堆積土砂も積もって、中洲が広がり、中洲の叢、木々の緑が勢力を増す。
取り分けこの夏は大雨に依る木道の流失、ウォーキングコースの土砂崩れの損壊があり、コース採りに影響が出ていた。
前日の宿泊地中の湯温泉でも、部屋に落ち着く間も無く、長時間の大雨、さらに宮崎の地震と続き、ささやかに始めた宴会に水を差された。
ただし、旅館そのものにはまずまず文句無しで、夕食、朝食の料理はほぼ満足、送迎付きで助けられた。アクセスさえクリアできれば、再度の上高地散策の際に利用したい。
そして前後したが、ウォーキング終了後、上高地から松本にたどり着き、特急あずさ50号に乗車、予定では21時ぐらいの帰宅だった。
が、相模湖通過時間帯に地震発生。東京に入り、またしても大雨の影響を受けて徐行運転となり、結局、1時間以上の遅延となった。
斯くして、近年の天候異変等の影響が益々色濃く出てくる状況に遭遇することが考えられる。
また、何てこともなくこなしていた歩行にも長時間、長距離には対処が難しくなることがあるだろう
行けるうちに行っとこうっと。
(ヤマジジイ)

立山に続いて、夏山パートⅡの上高地への参加です。
 中の湯温泉までは、かなり長い道のりに感じました。
 雨が上がった夜、玄関を出ると空には満天の星。しばしの間飽かず眺め入っていました。立山のリベンジを果たせました。
 翌朝は、絶好の青空の下、大正池からスタート。
 映像で見ていた景色をリアルに目の当たりにし、「これが穂高」と感激しては写真を撮りつつ、長い行程を楽しみました。
 リーダーの下田さんには、手配等でいろいろとご苦労されたことと感謝申し上げます。
 また、皆さんのお陰様で、最高に楽しい二日間でした。ありがとうございました。

 今後も出来る限り、参加させて頂きたいと思います。
 (とむちゃん)

全く歩かずに温泉旅館に前泊のちょっと豪華な今回の山行は宿に着くとすぐに大雨になり、心配したが直ぐに止んでくれた。翌朝は山がくっきりと見える最高の天気となり宿のバスで大正池まで送ってもらう。焼岳をバックに白い立ち枯れた木もなく、少し小さくなった池畔をのんびりと歩く。光る梓川の先の緑の森と岳沢の雪渓の上にどっしりと鋭角と直線の連なる穂高の稜線が視界いっぱいに青い空を分けている。明神までの梓川沿いの森の道は小鳥のさえずりが聞こえる静かな遊歩道のはずだが夏休みのせいか小さな子を連れた家族ずれなど大変な混雑で、ときどき大きなリュックを背負った登山者もすれ違う。目的地の明神に着いて分かったのだが先日の大雨で梓川の左側の道が通行止めになっていたためでした。年を重ねながら、行ける山も限られてくるが今年も楽しい夏山でした。リーダー、皆さん、ありがとう。
(手拍子足拍子)

お天気に恵まれ、青空の下、上高地散策を満喫しました。穂高連峰、梓川、素晴らしい景色でした。なんといっても東京の蒸し暑さから逃れ、爽やかな空気の中で過ごす時間は格別で、空気も水も美味しかったし、きれいな星空、青空に感動しました。皆さん、ありがとうございました。
Y



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上高地散策写真特集


     コース記録

88

JR新宿駅9:05==(特急あずさ9号)==11:55松本駅12:50==(松本電鉄)==13:20新島々13:30==(バス)==14:20中の湯==(送迎バス)==14:30中の湯温泉(宿泊)

89

中の湯温泉8:00==(送迎バス)==8:15大正池8:30==8:50田代湿原・大正池9:00==9:20田代橋9:25==9:55上高地BT==10:10河童橋10:20==岳沢湿原10:35==11:45明神橋(昼食)12:30==上高地BT13:45

上高地15:15==(バス)==16:20新島々16:43==(電車)==17:13松本17:20==(特急あずさ9号)==新宿21:00

 

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