大イチョウ・滝観賞とゆっくり山歩きを楽しむ
関八州見晴台 770m 2018年1月20日(土)
関八州見晴台は、埼玉県飯能市と入間郡越生町の境目にある標高770mの高台だ。その名の通り関東八州の見晴しが素晴らしい場所として知られており、訪れるハイカーも多い。尚、関八州とは安房、上野、下野、相模、武蔵、上総、下総、常陸の国々の総称とのこと。登りは最も整備されている萩ノ平茶屋跡を経由するコースで高山不動尊へ、下りは不動三滝をめぐるコースを選択した。高山不動尊から関東八州見晴台までは桜とツツジの並木が続く気持ちの良い尾根道を往復する。
いつものように集合予定時刻には参加者12名全員が揃った。1名のみギリギリで集合した方(K氏)がいたが西武と東武を間違えてうっかり東武線改札を入ってしまったようだ。快速急行長瀞行で西吾野駅へ向かう。途中、飯能駅で逆走(?)し、先頭車両が最後尾となるいつもの現象が発生する。これは池袋から秩父方面への直通電車のみに見られる光景だ。西吾野駅で入念にストレッチを行い、萩ノ平茶屋跡に向けて出発する。
間野の集落までは舗装された車道歩きが続く。案内標識に従って小川を渡り、急な坂道を登り始める。最初の小道を左折したが民家で道は行き止まり、戻って少し登ると案内標識があり、無事登山道に復帰。(1ヶ月程前の下見の時にも同じミスを犯していたのを思い出す。) 整備された広めの登山道を登ること40〜50分で萩ノ平茶屋跡に着いた。ここから先はほぼ平らな道が続き、パラノマコースからの道を合わせ、なおもダラダラ登っていくと3差路に出た。直進は「グリーンライン・関八州見晴台」、左折は「不動三滝」、右折は「高山不動」のコース案内があり、右折して高山不動へ。
関東三大不動のひとつといわれる高山不動尊=写真右下(S氏撮影)=でトイレ休憩。ここから頂上までは急登が続くが、開けた気持ちの良い尾根道をゆっくり一歩一歩登る。ほぼ予定通り頂上に到着したが、既に多くのハイカーがベンチや日当たりの良い場所で休憩していた。我々も日当たりの良い場所を確保して昼食を取った。展望はあいにくの曇り空のため武甲山ほか近場の山並みは確認できたが、富士山や筑波山、東京高層ビル群などは遠望できなかった。
一旦、高山不動に戻り、急な石の階段(108段)を下り、巨木の大イチョウを下から見上げる。推定樹齢800年、樹高約37m、幹周10mで、巨大な気根がたくさん垂れており、この形にちなんで「乳イチョウ(子育てイチョウ)」とも呼ばれてるとのこと。
3差路まで戻り、不動三滝方面へ下る。九十九折りの登山道をかなり進み、傾斜が緩やかになったころ「白滝」の案内標識が現れる。全員で白滝を観賞し、十字路に戻る。案内標識では3方向しかなく、標識に従って不動滝方面に進む。不動滝をパスしてしばらく進むと車道にでた。案内板もなく、左右どちらに進むか不明でしばらく話し合った結果、左方面に進むことにした。左からの林道合流点に案内板があり下山コースに乗っていることが判明。最後の「大滝」=写真左下(忍者撮影)=は下っての観賞となるが、あまりの大きな下りに途中で引き返すメンバーが続出。結局5名が落差10mほどの立派な滝をゲット。でも登り返しが大変で代償はそれなりに大きかった。滝めぐりも終わり、やがて舗装された車道に降り立つ。ここから西吾野駅まで40分ほど車道を歩いて本日の山行は終了となった。
追記:予定では飯能駅近くの旅館で入浴の予定でしたが、H嬢の「今日はお風呂よりビールが飲みたい」との驚きの一言で、入浴をパスして飯能市の街なかに吸い込まれる一行の姿がありました。
本年最初の山行で、一部道迷いもありましたが、巨木イチョウや滝の観賞などそれなりに楽しめたかと思います。急登もほとんどなく、帰りの時間も気にせずゆっくりペースで歩け、全員元気に下山できて何よりでした。(S.S)
<参加者のひと言>
★「子育てイチョウ」という大イチョウの樹齢800年の巨木に感激でした。「大寒」でも蝋梅や水仙の花も咲いていて春はすぐです。
下山後は、意外なM女の提案でお風呂に行かず、楽しい飲みニケーションに盛り上がっていました。
楽しい一日でした。リーダーの下田さん皆様
ありがとうございました。
(U女)
★年明けの山行にふさわしい、風穏やかなシャキッとした冷気の中で過ごす、とっても快適な時間が持てました。
そして皆さんの休憩の都度の差し入れ、美味しくいただき、ありがとうございました。
最後に、山遊浪漫会員だからこその「吾野の奇跡」について。
帰途、H氏の僅か二ヶ月前に海外遠征で知りあった人との今回その後二度目の邂逅に目撃遭遇。
私も感激のお裾分けに与りました。
お二人の「吾野ラブ」がもたらした奇跡と信じて止みません。
(小室)
★集合時間が一時間変更になったことで、寒い朝が楽でした。
今回参加できなかった川澄さんから差し入れを預かったので、歩き出す前に皆にくばり、ザックを軽くしました。
風もなく昼前から太陽が顔を出してくれて、思ったより快適な天気に恵まれ、気持ちの良い山行でした。ただし、杉の花粉が今にも飛び出しそうな所は、恐る恐る歩きました。
下りは三滝のコースを降り、元気な人たちが見に行きました。
梅(?)のつぼみを見つけ、春が間近なのを感じた山行でした。リーダーの下田さんとメンバーの皆さん、お世話になりました。
(宮瀬)
★関八州は Can Happy ?
こちらを訪ねると、いつも特別なご褒美が戴けます。
明るい将来が見晴らせます。私にとって大事な地となりました。
今後も定期的に通いたいと思います。ちなみに翌日も
残りの 「不動の滝」 見たさに出掛けてしまいました。
メンバーの皆様、本年も宜しくお願い致します。
(Y.H)
★今年の山始めは秩父、関八州。
予定より集合時間が一時間遅くなったので朝も慌てることなく池袋に向えた。
降り立った西吾野駅は思った程寒くない。
歩きはじめて直ぐ、暑くなる。
なだらかで歩きやすい道、久しぶりの山行には最適。昼前には雲も切れ日差しが暖かい。
時間も余裕があり、のんびり小春日和の気持ち良い山歩きが出来ました。
たわわに実りつつある杉の蕾に恐怖を感じた山歩きでもありました。
本年もよろしくお願い致します。
(e-jan)
★今年最初の山歩き、楽しく登れました。
見どころは、高山不動尊の108階段と大銀杏、3滝(白糸滝)でした。
山頂の景色は、うすぐもりで展望に恵まれませんでした。ふじの花のきれいな時期に行きたいと思います。
(浅地)
★今年初めての山行曇り空も青空に変わり山並みも見え、樹齢800年の大銀杏の生命の息吹きを感じ、エネルギーをもらった登山でした
(本間)
★風はないが曇り空の下、愉快な仲間たちと、まあ〜、ほんとうはどうでもいいような話を、あ〜でもない、こ〜でもないと話しながらの楽しい山歩きが今年の最初の山行です。見晴台が近くになる頃やっと日差しも出てきました。 高山不動の八百年の大銀杏に会え、境内に一本だけ咲いていた?梅のかすかな匂い、白滝、大滝。 下田さんいつも有難うございます。
皆さんと今年もたくさんのいい山行をしましょう。ヨロシク。
(T.K)
★歩き始めて、どこか懐かしい山でした。冬枯れの山道、山頂近くのお堂、林道を越えて四方に開けたピーク。どうも、前に来たことがあるなぁ。既視感、「Deja vu(デジャブ・仏語)=already seen(英)」という、あれです。「この山、前から関八州見晴台という名前だった?」。思わずリーダーの下ちゃんに尋ね、帰宅後に手元の登山記録ノートをくってみたら、やっぱりありました。「2000年2月11日 日帰り 高山不動」と記してあったのです。「関八州」という大仰な名前なのでハナから別の山として決め込んでいたのです。いやですね。登って山の記憶も薄れがちの昨今です。
とまれ、曇天でしたが、新年の歩き始めとして、格好の山でした。山頂近くの道々にはツツジの木がいっぱい。5月、6月のころは、きっと素晴らしいツツジの回廊となることでしょう。
(G)
コース記録
西武池袋駅8:05発=(快速急行長瀞行)=9:20西吾野駅着
西吾野駅9:35発=萩ノ平茶屋跡10:40=11:15高山不動11:25==11:55関八州見晴台(昼食)12:30=12:55高山不動・大イチョウ13:10=白滝13:45=大滝14:20=15:15西吾野駅着
西吾野駅15:32発=(普通飯能行き)=15:58飯能駅着 解散
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