冬晴れの眺望と落ち葉の山道、見事な紅葉の山頂神社で遊ぶ
唐澤山 249m 2018年12月1日
無人の堀米駅を出ると真っ青な空。今日から師走だと言うのに風も無く暖かい。
駅前のチョットした空き地で「大野さんのストレッチ体操」をみんなでやる。初めてのリーダーで少し不安もありましたが、佐野在住のMさんのお姉さんも加わり、総勢15人の大所帯は9時30分に唐澤山神社向けて出発した。
登山口までの30分ほどは市街地を歩く。途中に佐野ラーメンの店もあり、田畑と民家が混在する辺りを過ぎると唐澤山神社ハイキングコースの看板があり、杉の植林の中の林道へと続く。途中に陽当りの良さそうな老人ホームの前を通った時、「来年は介護施設のある場所を巡る山行もいいんじゃないの」と言う軽い冗談も飛び出す。おしゃべりを楽しみながら、木漏れ日の緩い坂道をのんびりと歩く。
ようやく登山道となり、尾根のピークを通らず、巻いて行く初心者コースの道を選び、積もった落ち葉を踏みながら、気持ち良く進む。時々、木々からひらひらと枯葉が舞い落ちてくる。“裏を見せ、表を見せて散る紅葉”―良寛の句を思い浮かべて、ベンチのある見晴らし小屋に着いた。
遠くに大小山、眼下に北関東自動車、佐野の街並みが見渡せる。1時間の山道も終わり車道に出ると、駐車場、レストハウス、その先が神社になる。平将門を討ち取り、むかで退治の伝説のある藤原秀郷を祀った城跡の唐澤山神社であるが、現在は30匹の猫に占領されている。見事な紅葉の下でお腹を出し惰眠を貪るもの、人にすり寄って餌をねだるもの、やはり犬のほうがいい。私は犬派である。
色とりどりの紅葉と高石垣の参道を通り抜け、石段を登り本丸があった神社本殿でお詣りした後、南側の景色の良い恰好の場所を見つけ昼食となる。霞んだ東京の高層ビルが望み、空気が澄んでいれば富士山も見えるそうです。おにぎりと差し入れのぶどう、リンゴ、せんべい等々を堪能してやがて下山です。京路戸峠へ続く道を少し行き、菖蒲園に下りる小春日の木漏れ日の中を30分歩き、栃本公園に着いた。見返ると山の紅葉が綺麗だ。
写真を撮ることになり、たまたま通りがかった公園を管理している男性にシャッターをお願いしたところ、ひょうきんな方で、そのおじさんにおだてられ「一、二、三」で15人の高齢者の30センチジャンプの記念写真となった=写真上=。
冬晴れの一日、今年最後の、のんびり山行でした。田沼駅に充分に余裕の時間で到着し、南羽生でそのまま帰京する者、日帰り温泉に行く者と別れた。 (T.K)
<参加者のひと言>
★思いもかけず素晴らしい紅葉が見られ満足です。小春日和の一日、楽しめました。
(S)
★紅葉真っ盛り、猫ちゃんにも癒され、急登もない終始おしゃべりが絶えない楽しい山行でした。
(白毛門)
★土曜日は資源ごみの日。ペットボトル、缶ビン、発泡スチロール!
きちんと分別して家に戻り、靴を履き替える。余裕を持って家を出て時計を見ると40分には駅にいるはずが既に43分。慌てふためき赤信号も無視しての猛ダッシュ。階段を駆け上がりぎりぎり浅草行きの電車に間に合う。朝から体力消耗、ヘトヘトだけど皆なと挨拶を交わすと不思議と元気になる。
ハイキングコースではすれ違う人もほぼ無くぜいたくに貸切り状態。
山頂の唐沢山神社と城跡ではポカポカ陽気に猫たちも緊張感無く寝転んでいる。赤や黄色の紅葉も眩しい。お気楽ハイキングの楽しい一日でした。
たくさんの差し入れもごちそうさまでした。
(e-Jan)
★都会の紅葉は秋口の台風塩害のため、いつもより色褪せていただけに、山頂神社付近の真っ赤な紅葉にしばし見惚れました。ミカンや柿の木の脇を通りながらの、のんびりウォークはこの時期ならではのもの。心地よい師走の一日を満喫できました。(G)
コース記録
浅草発急行館林行き7:07〜8:47館林8:54〜9:17佐野線堀米駅
堀米9:30〜林道入り口9:55〜見晴らし小屋入口登山道10:30〜唐澤山神社11:30(昼食)12:30〜13:00栃本公園13:20〜13:50田沼駅
田沼14:12〜14:40館林14:58〜15:11南羽生=湯ったり苑=南羽生17:07〜17:23久喜17:24〜18:15曳舟