久しぶりのバス山行、雪の登山道、和気あいあいの一日を楽しむ
金時山 1213m 2016年11月26日(土)
東京から比較的近い位置にある「1,000m超えの山」が金時山。名前から推察できるように、童謡「金太郎」が生まれた山でもある。この山の見所は何といっても山頂からの景色。富士山、神山、仙石原、芦ノ湖を一望できる眺めが素晴らしい。
参加者15名を乗せたバスはいつものように定刻の6:30に清澄白河を出発。順調に首都高速から東名高速に入り、足柄SAで休憩後、御殿場ICを8時過ぎに通過。国道138号線を千石原に向けて曲がりくねった道を登る。前々日の初雪で道路状況が心配されたが、路肩に雪が点在する程度で凍結もなくノンストップで降車場所の乙女峠バス停付近に8時20分頃に着いた。
空地の広場が雪で覆われており、バスを降りたメンバーはスパッツやアイゼンの装着に忙しい。出発準備が整ったところでいつもの運転手O氏に見送られて出発。今シーズン初めての雪道ということで少し緊張しながら歩き始めたが、登山道に入るとまもなく雪もほとんど消えたため、アイゼンを脱着した。
最初の富士山絶景ポイントである乙女峠では残念ながら雲の中でほとんど見ることができなかった。この峠付近から積雪が目立ってきた。長尾山広場では一面の雪景色のため、いったん外したアイゼンを再び装着して出発。ここから山頂までは岩交じりの道が続く。本日の要注意区間だ。特に下りはスリップに気を付けて慎重に進む。何回かのアップダウンを繰り返した後、いきなり目の前に金時山頂が現れた。頂上は座る場所もないくらいの混雑で、散開して昼食をとることにした。富士山は一瞬姿を見せたが、まばたきするまもなく(?)消えてしまった。殆んど雲の中状態が続いた。
金時神社方面から登ってくる人に登山道の情報収集。頂上から公時神社分岐までは残雪と土が混じり合ってぬかるみ状態、分岐から下はほとんど積雪は無しとのこと。心配な方のみアイゼン装着のまま下山開始。分岐までは登ってくる登山者が多くすれ違いに時間を要した。下山に当たって予めパーティを2つに分けておいて良かった。途中、金時宿り石でO運転手に下山時刻を連絡。下山後、千石原付近のスーパーで買い物をして、立ち寄り湯へ。入浴と休憩を堪能し、予定時刻に出発。帰路も渋滞に巻き込まれることなく順調に都内へ。
久しぶりのバス山行でしたが、道路の渋滞もなく計画を前倒しでスタート、余裕をもって登山開始、心配された雪の登山道でのスリップや転倒もなく、全員無事に下山できて本当に良かったです。また、同じ空間での和気あいあいの楽しいひと時を過ごせ、山遊浪漫会の良さを実感した一日でした。
最後に、登山道でメンバーをサポートしてくれたK氏、会計をしてくれたM嬢・K嬢、いつものように差し入れをしてくれたS嬢に感謝です。ゲスト山行の平野さんお疲れ様でした。
※アイゼンについて、毎年のことですが装着に仕方が分からないメンバーが見受けられます。特に6本爪アイゼンは装着方法がメーカーによって異なる場合があるので、自宅で十分に反復練習しておくことが望まれます。雪の中でのアイゼンの装着に手間取ってしまうと手先が冷えてますます困難になります。(SS)
【参加者から】
車窓から冠雪の富士山が右に左に、そして真正面に。裾野から頂上までくっきりと立ち上がり、それは見事。民家の屋根に降り積もった雪が太陽に反射してキラキラと何と綺麗!
乙女峠に到着。アイゼンを装着。雪の日に肩を脱臼したトラウマにザックと不安を背負って、いざ雄大な富士山との逢瀬を楽しみに突進。登山道は凍ってザック、ザックと心地よい。大丈夫。長尾山では広場は一面の銀世界。
宮瀬さんからりんごの差し入れ。雪と大勢の登山者に富士山もびっくりして雲隠れしたのかな。お昼済ませて雪景色を楽しむ。下山道は、登って来る人々多く、スニーカーのお兄ちゃんが滑っている。アイゼンを外し、後はひたすら金時神社へ。湯上りのビールが旨い。リーダーありがとうございました。(*^。^*)
コース記録
清澄白河6:30発=御殿場IC 8:10=乙女峠バス停8:20着、乙女峠バス停8:40発=乙女峠9:30=長尾山10:05=11:00金時山(昼食)11:30=公時神社分岐12:05=金時宿り石12:50=金時神社入口13:15着、御殿場市温泉会館(入浴・休憩)13:50〜15:00、御殿場IC 15:10=清澄白河17:20=曳舟18:00着