天空回廊で苦戦苦闘 真夏の霧降高原ハイキング

霧降高原 1689m 2018年8月4日(土)

 台風のため延期した甲斐があり、ハイキング日和に恵まれた。

 所定の電車に予定通り乗り込んで日光へ向かう。車窓から見える田畑の景霧降高原の八平ヶ原色が素晴らしい。定刻に東武日光駅に着いた。ほどなく、重役出勤のSさんがスペーシアで到着。路線バスで一路霧降高原に向かった。

 30分ほどでレストハウスに到着した。着衣を整え、準備体操の後小丸山展望台へ向かうべくコースに行く。

 10段ほどの階段が、なだらかな坂に並んで見える。少し登っていくと階段の下に表示がある。そこには階段の数が書いてあった。1445段! また少し登っていくと何かまっすぐな道が見えてきた。なんとストレートな階段だ。まあよく作ったものだと感心する。よく言えば効率の良い、悪く言えば機能のみという感じ。(天空回廊というよりも天空階段と名付けて欲しかった。)

100段ごとのメッセージを読みながら小休止を交えて上がっていく。途中で振り向いてみると展望は抜群。山深い日光連山の山々が美しい。小学生が元気よく通過していく中、我々はなんとか展望台に着くことができた。

 急な階段で疲れた人もいたので、ここで景色を楽しみながらお昼ご飯にした。(差し入れをして下さった女性の方ありがとうございました。)正直言って、階段のぼりより暑さの方が厳しい。1600Mの高地でも汗だくだった。

 炭水化物の補給を終え丸山の頂上をめざす。ここから頂上までの樹林と草原。青空のコントラストは素晴らしい。久しぶりに夏山を歩いていることを体感した。30分ほどで頂上に到着。大量の小学生と遭遇した。大野さんは指名されたのか、集合写真のカメラマンをやっていた。

 休息の後下りにはいる。八平ヶ原までは、そこそこ標高差もあり厳しい道である。樹林帯のため日が当たらないのは良いが風が通らず蒸し暑い。頑張って30分ほどで八平ヶ原に着いた。笹と白樺の綺麗な草原だ。その景色を背景に記念撮影した。

 ここからレストハウスまで一時間ほどかかる。岩がゴロゴロした所や枯れた沢、少々のアップダウンのオマケもついていた。

 予定時刻より早くレストハウスに着く。みんなでソフトクリームを食べた。高原に吹く風が心地よい。ゆっくり休んで大江戸温泉に向かった。汗を流して温泉に浸かり、少々のビールで元気を回復した。

 送迎バスで日光駅に出て、予定の電車のボックス席で大槻さんのカンパのお酒を飲みながら帰路に就いた。

 最初の階段が想定より急登、気温、湿度とも高めで思ったより大変でした。まあ大変なことがあるから楽しみも大きくなると好意的に考えてご容赦ください。

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<参加者のひと言>

霧降高原の丸山においては大変お世話いただき有り難うございます。元リフトがありこれを利用して登った経験があり、階段になっているのは200名山の録画で見た際に知りましたがあれ程沢山の階段とは思いませんでした。香川の琴平神宮の階段より数も多く可なり難儀してうえに登り昼食を取り丸山山頂に着き、大変お世話になりました。本当に心に残る登山でした。
KO

いいですね。澄みきった青い空。天空まで続いている様な回廊を一歩一歩登りながら、心地よい風を感じながら丸山に。ご褒美にソフトクリーム、大江戸温日光仮面参上泉で快気祝です。
優待券で得・とくの楽しい山行でした。リーダーの幾谷さん、皆様ありがとうございました。
(フジバカマ)

高齢化で「お疲れ様」したリフトにかわり、又しても人工の階段、階段、階段でした。うんざり気味のスタ−トながら、途中、お遊び気分の少年少女合唱団に追い越され、不思議な元気を貰い、いつの間にか頂上へ。
好天に恵まれ、「天空回廊」と称される景観が夜になれば銀河の中で「天女」にお会いできるなんて、ありかな??
下山まもなく、紫陽花に似た花房を持つ樹木がシモツケ(下野)と呼ぶんだそうです。 レストハウスに着いてバス待ち時間が余裕と知り、抹茶味ソフトクリームを注文した.。
丁度、1年前、槍ヶ岳の下山途中徳沢園のソフトクリームを思い出した。まるで昨日のことのように。 
人生最大のアクシデント、519日(土)。数えて見れば今日で、11週間です。シャワー浴と禁酒を課された日々。露天風呂入浴後の麦酒で快気祝い。天空回廊に浮遊してしまいました。メンバーの皆様、ありがとうございました。 

(平野)

休日の一日、夏山登山を十分楽しめましたが、今年の暑さには参りました。
(S)

猛暑の中、涼しい日光に来たはずがこちらも暑い!! 1400段の階段を「はあ〜はあ〜」言いながら金比羅さんの階段(785段)よりきついよ〜と思いながらアザミやリンドウの花に励まされ、上に登って行くと、風がす〜ッと通りすぎると、あちこちから気持ちいい!! という声が聞こえた山行でした。
M

九年前の夏にあったリフトは見事に撤去され、小丸山展望台まで、まさに一直線に階段が延びていました。なるほど、霧降高原の代名詞ニッコウキスゲの植生を痛めないよう、かつ効率的に階段を取り付けると、かくならん、という出来映えです。
ニッコウキスゲには遅い時候でしたが、真っ青な空に高原を覆うササの緑が良く映え、一息ついたその先の八平ケ原(やっぺいがはら)にはダケカンバの林が広がっていました。当初、シラカバと見えた八平ケ原の木々はあとあと調べて見ると、シラカバよりも標高が高い地点に植生するダケカンバ。その分岐点は標高1,500mとか。八平ケ原の標高は1,490mなので、ぎりぎりの交代ポイントだったようです。ダケカンバの林の周りには赤トンボが群舞していて、初秋の高原源情緒を満喫できました。
(G)

毎日の猛暑を忘れる爽やかな高原を吹く風を期待していたが、はじめの一歩から階段、階段、ずーと階段。うんざりの1449段。
やーと抜けると夏空の下、青い笹原の赤薙山が見えました。「やっぱ、山はいいね!」 丸山は大きな山頂で賑やかな林間学校の小学生とべんとうを食べました。下りは沢筋の少し荒れた道もあり、気持ち良く歩いた。登りAランク、下りBランクの楽しい山行でした。
(手拍子足拍子)

コース記録

浅草6:44=(区間急行)=7:53南栗橋8:00=9:16東武日光9:40=(路線バス)=10:07霧降高原10:30…11:20小丸山展望台…12:05丸山…八平ヶ原…13:40霧降高原14:10=(路線バス)=14:20大江戸温泉16:00(送迎バス)=東武日光16:28=18:13南栗橋18:26=19:00過ぎに都内


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