巨大なオブジェの里山でマカロンのコーヒータイム満喫
鶴島金剛山 491m 2023年11月11日(土)
近くて静かな里山はどこかないかと探していたがここがいいのではないかと思い、相模湖と秋山川にはさまれた藤野の名倉地区にある鶴島金剛山を選んだ。
前の晩に遅くまで降っていた雨は朝には止んでいたが風が強く吹いている。天気は今一つの曇り空だが集合時間の8時には高尾で合流の一人を除く9名が揃い京王線特急高尾山口行きの電車に乗る。
9時半に藤野駅に到着する。駅のホームからも高速道路からも良く見える山の中腹の「ハートの白い手紙」の看板があるところがこれから歩くところだ。陣馬山に向かう超満員のバスを見送りながら歩きだす。この地区は芸術家が多く住んでいるとかで所々に野外彫刻がある。
歩き始めて直ぐの弁天橋のたもとに翼を広げて飛んでいる二羽のカナダがんの彫像があった。登山口の標識がある玉石垣にある階段を登るとすぐに落ち葉に覆われた登山道であまり人が入っていないようで足跡がない。小さな祠のある310mの蚕影山を通り、一本松山のピークはいつ通り過ぎたか分からずに道標に従い再び車道に降りる。この地区は栗などの果樹と畑が広がる美しい里山である。春の下見の時は参拝に立ち寄った正念寺の樹齢270年のしだれ桜は見事に咲いていた。
予定通り11時に昼食のベンチのある葛原神社に到着する。ここは屋根も付いたベンチで目の前に広々とした畑と遠くの山々の雄大な景色が広がる。春の下見の時に今度来たときは浪漫会のみんなとこの景色を眺めながらコーヒーを飲んだらさぞ楽しいことだと思い、少しザックが重かったがコーヒーの準備をしてきた。
山で飲むコーヒーはやはり格別だ。昼飯に少し長く時間を取り過ぎたので気を引き締めて目的の鶴島金剛山に向かう。春には一面にピンクの芝桜が咲いていた農家の前を通り、登山口より尾根まで真っすぐなあまり歩かれていない落ち葉で覆われた急な道をあえぎながら登る。途中でベテランらしいトレイルランの夫婦が追い抜いていったが山中で会ったのはこの二人だけだった。
鶴島金剛山の続く尾根道は大げさに言えば「馬の背」で痩せていて左右が切り立ったところでスリル満点。季節外れのヤマツツジが咲いている。最後は急な坂に張られたロープを頼りに登りきると491mの頂上は360度の視界が広がる。
丹沢、陣馬の山々、眼下に相模湖や藤野の街が一望できる。眺めを堪能してもと来た道を慎重にくだる。天神峠までの尾根道は緩やかな登り下り繰り返し、やがて418mの名倉金剛山のピークも踏み、ふかふかの落ち葉の道を峠まで気持ち良く下る。
芸術の道をところどころに現われる巨大なコンクリートで出来たコンニャクもどき、金属のおばけたわし、赤い蜘蛛の様なよく分からないオブジェを眺めながら1時間ほどを駅まで歩く。藤野駅3時11分の電車に間に合い、高尾駅のホームで解散した。
時々、細かい雨が降ったが濡れるほどでなく、まあまあの天気でいつもの笑い声が絶えない里山の秋の山行だった。(K)
<参加者のひと言>
★藤野駅を出たら「熊出没注意」の張り紙があり、少々不安になりましたが、熊に会うこともなく静かな山歩きを楽しめました。お昼休憩にいただいたコーヒーとマカロン、感動的な美味しさでした。
ありがとうございました。
(Y)
★Aランクかと思いきや、なかなかの急登あり、落ち葉によっての下りでの滑りありと、スリリングな山歩きでした。
芸術の道と称したオブジェが至るところにありましたが、やはり自然の美しさが一番かな?
そんな中での、リーダーのいれたてコーヒーやマカロンの差し入れは、大変有難く、参加者一同感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。
(M)
★早朝、強風が吹き荒れていて心配でしたが、藤野駅で風はおさまっており、また、登山口ではツキノワグマの目撃情報ありやらヤマビル発生注意の看板も目にしましたが、両者ともに出会うこともなく楽しい山行でした。また、リーダー持参の温かいドリップコーヒーと高級マカロンは絶品、ありがとうございました。
途中、ヤマツツジの狂い咲き(普通は秋に咲きません)や、イチョウの黄金色の紅葉を目にして、鶴島金剛山の山頂付近でコゲラ(キツツキの仲間)と出会い楽しい充実した日でした。
(W)
★最近の気温の激しい寒暖差には悩まされてきたが、今日は曇り空、肌寒さもむしろ絶好の山歩き日和。藤野駅には相当な数の登山客が降り立ち、満員のバスが出発するのだが、道中、私たちのコースをたどる者は皆無。
足取り、おしゃべり共に捗り、葛原神社には予定通り到着。
さて早目の昼食が各自テーブルに並び、リーダーの前には食後のティータイム用にドリップコーヒー、ピエールエルメのマカロンがサプライズお披露目された。
そちこちからのお裾分けで満腹し、例のマカロンとコーヒーをお代わり付きで堪能。寒気が増してのサービスにホッコリ感激、感謝。予定時間をかなり押してしまった程のゆったりした時間を過ごした。ごちそうさまでした。
その後の二つのピークはロープ付きの急登で待ち構えており、ティータイムの余韻を引きずった気の緩みか、はたまた膨らんだお腹のせいか両金剛山共に、制覇に苦労したが充実した達成感を味わった。
大楠山、月居山と期待以上の急登が続いたが、この計画プランにも慢心した人生に「喝」をもらった気がする。リーダーの粋な計らいと共に記憶することだろう。お疲れ様でした。
(ヤマジジイ)
★思ったより肌寒い天気だったので、昼食時のコーヒーは嬉しかったです。孝さんありがとうございました。
(アンビ)
★やっと秋らしい気候になり、山歩きにはとても良い日でした。登山口から登り葛原神社で早めの昼食、神社の横に屋根付きのテーブルがあり、水道の蛇口まであった。そこで、リーダー自らお湯を沸かしコーヒーを作ってくれた。コップ、砂糖、ミルクまである。水は水道の水では無く、ペットボトルに入った物。何と美味しくおかわりまでありました。今日は来て良かったとピクニック気分だった。葛原神社から鶴島金剛山までの登りは何とスリル満点。見晴台から見た景色は最高でしたよ。
今回もまたみなさんの温かい声に励まされ無事登る事が出来ました。私もまだまだ行けるかなと、勇気と自信をもらいました。ありがとうございます。リーダー、皆さんお疲れ様でした。
(MK)
★今回もなかなかの緊張を強いられる箇所があり、面白い山行でした。
前衛的アートに触れたり、加藤リーダーのご配慮により、本格的カフェタイムを楽しんだりとゴージャスな一日でした。
決して楽ばかりはないと毎回思いますが、そのお陰で少しずつ成長しているかな?と喜びも感じています。
みなさんいつもありがとうございます。
次回の山行も、とても楽しみです。
(とむちゃん)
★天気は曇り、朝の高尾駅で待ち合わせ9時に参加者の皆さんと合流できました。
今回は早めの昼休憩が楽しかったです。コーヒータイムが特に良かったです。
1日楽しく歩くことができました。
(S.A)
★ウォーキング2時間 里山の秋 彫刻とオブジェの展示されている「芸術の道」と気分は
もうゆったりです。早めの昼食には温かいコーヒーとマカロンを、ご馳走様でした。美味しかったです。食べ終えると もう今日のメインイベントは終わったのでは~と思えたのですが…ところがどっこい!
歩き出して登山口にかかるといきなりの急登に急登。登ったり下ったりロープをつかんでやっと金剛山へ。それでも足元の落ち葉が足に優しい。途中
この鳴き声は キツツキの仲間のコゲラですよ、と教えてもらい 結構深い山なんだなと思いながらの歩きでした。下山後は足がつり 荷物を持って頂いたり、手袋を貸して頂いたり
本当にお世話になりました。天気は曇りでしたが柿の葉の紅葉や銀杏の黄色が今も目に焼き付いています。リーダーさんはじめみなさん本当にお世話になりました。楽しい歩きでした。
(Y・S)
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コース記録
新宿8:10(京王線特急高尾山口行き)―9:02高尾~JR乗り換え~高尾9:17(中央線甲府行き)―9:30藤野~出発9:45―10:10登山口―11:00葛原神社