谷間に隙間なく咲き乱れるシャガの群落

金比羅山 468m 2022年5月7日(土) 

 朝から小雨模様の不安定な天候、多少の雨は仕方がないかと思い出かけた。金比羅山で新宿駅のホームに到着するころには曇り空になり、雨の心配は無さそうに思えた。集合時間には参加者全員揃い、混雑を予想していた武蔵五日市行きの快速も空いていて全員座ることができ、武蔵五日市駅に向かった。

駅に着くころには多少晴れ間も見え、駅に着いた時には晴れ間も広がり、天気の心配もなく駅前を9:35に出発した。市街地を20分程歩き、登山口のある愛宕神社に到着した。

ここからは登山者があまり歩かない道なので登山道も整備されていない。周りは杉、ヒノキの植林帯で日があまり射さず薄暗い緩やかな登り道が続くが、やがて尾根までの急登が始まる。

滑りやすい急坂を慎重にゆっくりと歩く、登り切ったところが335m五日市基準点である。そこからは金毘羅山北尾根を山頂に向かって歩く。登り下りを繰り返して歩くうちに今回の目的地であるシャガ群生地に下る分岐に着く。分岐の道標が無くよくわからなかったが持参した写真のコピーで確認して谷筋を下った。急坂を暫く下ると一面にシャガが咲き乱れる谷間に遭遇、シャガの群生が展開する。各自写真を撮ったりして十分にシャガを楽しんでもとの尾根の鞍部に戻る。

再び尾根を山頂に向かい縦走を始める。暫く平坦な道を進み、ところどころ展望の開けた場所もあり、休憩を挟みながら快適に歩く。山頂に向かう最後のピークに差し掛かり、再び急登が始まる。何とか乗り越えて漸く468mの金毘羅山の頂に到着。山頂と言っても登山道の脇の立木に「468m金毘羅山」の表札が掛かっているだけである。

そのまま山を下り琴平神社への分岐に出る。ここにもシャガが見事に咲き乱れ、目を楽しませてくれる。15分程平坦な道を歩き、大きな岩をシャガの花周りこんだところで琴平神社に到着した。周辺は公園になっており東屋、芝生の広場、トイレが完備しており、そこでゆっくりと昼食をとった。公園の周りには多くのツツジがあったが、花の盛りは既に過ぎていて僅かな花が咲いているだけであった。また市街地へ下る途中、楞厳寺(りょうごんじ)の藤も期待していたが、ここでも一輪の花も見ることが出来なかった。

1時過ぎに琴平神社からの下山を開始、駅まで約1時間ほどの道のりである。近くの展望台に立ち寄りしばし景観を堪能、つつじに囲まれた参道をだらだら下りると里道に出る。家並みが現れ舗装された道になる。民家の庭にも季節の花が彩を添え、のんびりと花々を楽しみながら、わいわいがやがやと歩くうちにあっという間に駅に到着した。(S) 


<参加者のひと言>

笹の葉や木の枝をかき分けて進むような所もある、人が通るには少し狭い道でした。木々に覆われ日陰のためか、涼しく疲れにくかったように思いました。山を下り切った谷間一面にシャガの花が咲いていて、その部分にだけ太陽がスポットライトのように指し、夜空に蛍が舞っているようでした。ありがとうございました。リーダーを始め皆様に感謝します。
(シヤガとしゃがみながら写真を取った乙女)

武蔵五日市駅舎五日市駅の駅舎は天井や周囲が木材を沢山使ってあり落ちついた雰囲気の駅です。登りはじめると足下はふかふかで気持ち良い。山の緑も今年は色濃くなるのが早いような。ザックを置いて 下って行くと斜面が一面シャガの群生地です。幾分ピークは過ぎてはいましたが圧巻の花畑でした。昼食は、皆さんでわいわいと話ながらで ゆっくりと頂きごちそうさまでした。
帰りは畑や家の庭の植物を眺めての歩きで 駅迄の道のりが 楽しかったな~。
朝方の雨が気になっての出発でしたが 天気に恵まれ 5月の気持ち良い23ヶ月ぶりの山行でした。リーダーさんはじめ皆さんありがとうございました。
Y・S)

雨音で目が覚めた。予報では小雨が降る時間帯もありそうだったが、幸い雨に降られることもなく、終日山行を楽しむことができた。「シャガ群生地」への分岐点が分かりづらかったが、何とかたどり着くことができた。リーダーお疲れさまでした。個人的には今日を含めて連休中に2度も同じトラブルに見舞われ、ちょっとへこんだ気分です。年のせいかなあ…?
(白毛門)

地図や写真を見ながらみんなで喧々諤々の末に、ここじゃないかということになり登山道から外れたあんまり歩かれていない急な道を下って行くと突然、上から下までシャガ、シャガで覆い尽くされた谷が現れた。そのど真ん中で我々は記念の写真を撮った。リーダーの執念を感じるような「シャガ群落」探しの山行でした。
(手拍子足拍子)

主目的のシャガに加えてツツジなどの沢山の花が楽しめ、短時間ながら充実した里山歩きを堪能しました。ゆっくりめの新宿集合から一時間で到着。降車駅から直接歩き始め、数ヶ所の小気味良い難所も事前のレクチャーが奏功し、無事攻略。懸念の雨もなく 、コース中 出会ったのは一組だけで登り下りともに軽快なメリハリのきいた山行になりました。十数年前まで参戦の「 日本山岳耐久レース」のコースの最後をたどり、ゴールの「五日市会館」が懐かしかった。
前夜の雨に戸惑ったが足下も問題なく、当日中も降られることなく、ちょうどいい気温に恵まれました。また昼食、休憩時には沢山の差し入れありがとうございました。ごちそうさまでした。
(
ヤマジジイ)

暑からず寒からず汗をかいた額に爽やかな風が心地よい山歩きでした。シャガの白い花はとても可憐で今が見頃と咲き誇っているようでした。広く遥かまで見渡せる眺望を楽しんだ後はお待ちかねのお弁当タイム。ごちそうを分け合ったりしてハイキング気分も楽しみました。下りながらもみんなで野草や山菜を見つけては写真を撮ったり名前を尋ね合ったりと、ワイワイ楽しく歩きました。武蔵五日市駅の駅舎内は、ふんだんに木が使われていて、とてもステキな印象を持ちました。斉藤リーダー始め、皆さんにはいつもながらお世話になりありがとうございました。
(戸田)

<コース記録>

JR線新宿駅8:20→ホリデー快速あきがわ5号→9:21武蔵五日市駅
武蔵五日市9:35発→10:05②愛宕神社(登山口)10:10→10:25五日市基準点335→10:45シャガ群生地11:15→12:00 金比羅山→12:20琴平神社(昼食)13:10→13:40楞厳寺→14:20武蔵五日市駅解散
武蔵五日市駅15:55→ホリデー快速あきがわ2号→17:10JR東京駅着

写真レポート


     こちらはGoogleフォトサービスの実験的掲載。
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