標高にとらわれず花や景色を愉しみ、春の山歩き満喫

蓑山  587m 2022年4月9日(土)

山に行くならどんな日が良いだろうか?
天気が良くて、風は弱く、新緑が綺麗で、花がたくさん咲いていサクラ満開るそんな日が思い浮かぶ。今回は、まさにその条件に当てはまった山歩きだった。

 前日の参加希望、当日発熱の不参加等があったが、いつものように集合時間には全員集まった。前日NHKで美の山公園の桜の様子が中継され、電車の混雑を危惧したが、目立ったものはなく安堵した。車窓からは晴天の空に桜が点々と見える。飯能に近づくとレンギョウも見られた。

 飯能駅での長瀞行への乗り換えも無事にこなし、全員着席できた。一時間半ほどで親鼻に到着した。駅は蓑山に行く人でごった返していた。久しぶりに体操をして、駅にいた人たちでは最終組で駅を後にした。

 万福寺の分岐を関東ふれあいの道に行き、新緑の美しい雑木林を歩いてゆく。ここからみはらし園地まで標高差は約300M。緩斜面の登りが続く。久しぶりの山歩きの人を考慮してスロウペースで行くこととなった。所々に顔を出す展望を楽しみながら高度を上げていく。休憩をいつもより多めに取ったが少々疲れた人も出て屈強なKさん、Sさんが荷物を持って上がることとなった。

 予定より10分遅れてみはらし園地に到着した。皆野の町を眼下に見ながらしばしの休息。ここで昼食にしたい人もいたようだが、グッとこらえて、つづら折りの舗装道を登ってゆく。しばらく我慢していると、展望が開け左斜面の満開の桜が目に飛び込んできた。山頂付近の展望はほぼ360度。展望台に上って景色を愉しんだ後、桜の咲いている芝生で昼食にした。

トマト、チーズ、チョコ等差し入れをもらったりしながら、わいわいがやがや、お弁当を食べた。山頂は車で来ることもできるのでかなりの人だかり。最近は人の少ない山ばかりだったので、人だかりをみて、かえってホッとした。

 頂上で恒例の写真撮影をして下山開始。和銅遺跡を目指す。登りより少々斜度があるような気がするが、道幅もあり歩きやすい。到着すると、モニュメントの前で記念撮影。途中の村ではハナモモが満開!以前行った白石村と同様、冬の厳しい里では春を待つ思いが花々を丹精して育てているのだろう。ヒメジオンやシロツメグサも咲き始めて春の到来を感じさせてくれた。

 しばらく歩くと聖神社に着いた。小さな神社に車がいっぱい。車両を誘導している人までいる。どうやら、金運をもたらす神様らしい。しばらく時間を取り参拝した。小銭の持ち合わせがなく、小銭をもらってお参りした人もいたとか。はたして御利益は?

 駅までの道すがらコンビニに寄ってアイス、ビール等を購入して駅に着いた。駅舎にはかなり人がいたが、何とか席を確保できてよかった。池袋駅にて解散した。

 天候に恵まれて、楽しい山歩きだった。標高にとらわれず花や景色を愉しみたいと思う。
皆様、お疲れさまでした。
(I)

<コース記録>

池袋駅8:008:48飯能(乗換)8:53-10:11親鼻10:30-10:40萬福寺11:50みはらし園地12:0012:30蓑山(昼食)13:1013:55和銅遺跡14:10-14:30聖神社14:50-15:00和銅黒谷駅15:34-16:38飯能(乗換)16:4017:32池袋

<参加者のひと言>

山頂で快晴の下、暑くも寒くもなく快適な山登りを楽しむことが出来ました。山頂付近の満
開の桜も素晴らしく下山してからの里山のどかな風景にも感嘆しました。
S

絶好の穏やかな気候のなか歩き始めると里山全体が花に埋め尽くされ、えもいわれぬ幸福感に包まれた
コロナ禍以降、二年振りに大きく深呼吸ができた。
ありがとうございました。
(
ヤマジジイ)

2年ぶりの高川山で大苦戦してから、はや4ヶ月が過ぎた今回の山行でしたが、すっきり晴れた青空と満開の桜に励まされてなんとか下山できました。これからはもう少し山に足を向けようかと感じた次第です。まだまだヒノキの花粉が飛び交う季節ですが、幸い目のかゆみやくしゃみが出ることなく(大量のポケットティッシュは使わずじまい)、おしゃべりの絶えない山行を楽しむことができました。
(白毛門)

天気  花  うまい  最高の春  ごちそうさまでした  〜 角ハイボール
 (平野)

お天気良し。桜も花桃も満開。みんなの笑顔も満開。遠く山を眺めながらのお弁当は美味しく、気分爽快でとても楽しい一日でした。
今年度幸先よくスタートできて何よりです!
社会科見学のようなプラスαもあるとより楽しくなりますね。
リーダーさん始めジェントルなみなさんお世話になりました。
次回も楽しみにしています。
(戸田)

Tシャツ1枚で歩ける最高の天気に恵まれ、久々の大人数で楽しい一日でした。
 満開の桜の山を歩きながらどうでもいいような、それがまた、とっても面白い話題や、
 ためになるようで、それがどうしたの的な話等々でいつも盛り上がる山遊会の山行は楽しいね。しかし、お昼のオニギリを食べた枯草の上  はホントに暑かった。
 (手拍子足拍子)

近場の桜の木よりも高く、見たこともない桜の木が四方八方に色とりどりにと、満開に咲いていました。そしてホーホケキョと鶯も歓迎してくれました。3年ぶりの山行はとっても幸せな気分にさせて頂き感謝します。
体力不足でリュックを持って頂いた紳士の方々、何回も休憩を取っても(大丈夫よ)と、励まして頂き、ありがとうございます。
次回は大丈夫だと思います

(リュックにペットボトルを4本入れた、か弱い女)

真っ青な空とさくら、花桃と菜の花、
新緑が輝き、負けずに浪漫会のメンバーの笑顔が印象的な山行でした。
間違いなく山は元気になれます。
(山女日記)

東吾野、吾野、西吾野付近で、車窓左手に雪をみた。軽トラック1台ほどのかたまりだ。そこ一ヵ所だったが、さらに2.3日は残る量とみた。雪が多い冬だったから、さもあろう。
山は、日差し暑く風軽く飽きずに歩いた。
花は強く白く赤く黄色くすばらしい、疲れも心地よく、うとうとした帰りの車内となりました。
(岸)

淡い春霞が広がる晴天のもと、芝生の上でのお弁当はこの季節ならではの贅沢でしょう。今年はサクラに恵まれた気がしています。街の公園もそうですし、掘割り沿いの桜もそう、先日の琴平丘陵のサクラに続き、蓑山のそれも絢爛そのものです。真っ青な空に、楚々とした控えめなピンクの花が幾重にも折り重なり、実に良く映えます。何故、こうもサクラの木は、見事に咲くのだろうー。そんな思いにひたった少年が手にしたのが梶井基次郎の掌品「桜の樹の下には」でした。ぞっとするほど神秘的で衝撃的で、そして生命力溢れる世界に触れた気がしたものです。
G

   
   
   



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