流れ落ちる大滝と緑滴る山道…猛暑を癒してくれた奥多摩の名山

三頭山 1531m 2015年7月25日(土)

台風の合間を縫って猛暑の都心を離れた一行11人は、午前8下り10分、武蔵五日市駅からの西東京バスの増便に乗車。大勢の登山客と一緒に三頭山に向かった。1時間ほどバスに揺られて都民の森に到着。早速準備体操を済ませてスタートした。

今日の行程は「森林セラピーロード」と名付けられた三頭大滝を経由して三頭山を目指し、さらに山頂からは「ブナの路」を周回して、出発点の森林館に戻る、まさに夏にふさわしい森林浴コースだ。歩き始めはウッドチップがたっぷりと敷き詰められた道で、なんとも足に易しい。20分もすると、お目当ての三頭大滝に着いた。40mほどあろうか、ほぼ垂直に近い岩崖を豪快に流れ落ちている。涼しげだ。吊り橋から大滝を眺め、マイナスイオンをたっぷりと浴びた。

大滝からは、渓流沿いの山道に入り、ゆっくりと標高をあげていく。今日の標高は昇り、下りほぼ500mほどだ。山道には若者のグループや夫婦組が何組がいて、抜きつ抜かれつ。我々も周囲のブナやミズナラの大木の樹間を、いつものように和気あいあいと歩いていく。そして、ムシカリ峠を越えると山頂だ。富士山が見える山頂で、記念撮影。登山開始から2時間余。ちょうどお腹もすき、お弁当を広げるには、いいころ合いだ。

下りは、勾配がちょっときつい。夏の濃い緑の山道を慎重に慎重に歩を進めていく。500mを1時間ちょっと下って出発点の森林館に戻った。折よく、数馬の湯の迎えのワゴンに乗車することができ、久しぶりの山歩きの汗を流し、山行を締めくくった。(O)

                                               

以下は、参加者の皆さんからの寄せ書きです。

「都会の猛暑の中、少しでも涼を求めての久しぶりの山行、足の突っ張りをクリアーでき、リーダーはじめ仲間(Mさん漢方薬効きました。)皆様に感謝です。山で風が通り抜けていく、あの瞬間の有り難さ…ウーン行って良かった。三頭大滝の迫力が一瞬暑さを忘れさせてスカッとしたり感動物でした。本当にありがとうございました。」(マリちゃん)

緑の山道渓流のせせらぎの音と深い森の中の登山道のおかげで、この季節としては思いのほか楽しく歩けました。頂上では富士山のご褒美もありました。」(シモちゃん)

「久しぶりの山登りだったので、楽しい一日を過ごしました。当日は日差しも強く、まさに夏山。三湖台の景色も綺麗で楽しみだったのですが、三頭山に変更しての今回の山行、ブナやミズナラが強い日差しを遮ってくれた。山変更が功を奏した形となった。」(カトちゃん)

今回の山は楢やブナの自然林に覆われた緑の美しい山でした。久しぶりの山行でしたが気分の良い山歩きが出来ました。また所々に残っている巨木も見どころでした。」(サイちゃん)

「お世話様になりありがとうございました。登りも中間頃、桃色吐息の歌声が、一方、私はあふれる汗に青色吐息状態。(私の)足がつったーの一声に薬、湿布、塩飴、あちらこちらからのうれしい心づかい。本当にありがとうございました」(ジンちゃん)

「面白かったことふたつ。ひとつは、小さな可愛いうちわで私の顔に風を送ってくれたKさん (私のうちわと)同じようなうちわをこの人持っているんだと思っていたら、何といつのまにか、私のリュックに付けていたうちわだったこと。でも、ありがとう! 暑い中若いもう一人のKさん 氷の入ったボトルを胸の谷間にスポット収め 体の熱を下げていた。 私にはまね出来ません! 苦しかった事もあったけれど ありがとうございました。(ハマちゃん)

続いて一句、二句、三句―

「夏の森 冷たき沢に 手をひたし」(エリちゃん)

「三頭山 途中でたおれて 見とうさん」(チョウさん)

「ブナの森 行方知れずの 4人組」(シモちゃん)
注:(これはちょっと解説が必要かな?)途中の山道で抜きつ抜かれつしたのが、美人ぞろいの4人の山ガール。声をかけるチャンスとキッカケをうかがっていたところ、残念ながら、見失ってしまったのです。その無念さを読み込んだ句です。(O)

コース記録


新宿6:46=JR中央線=7:55武蔵五日市8:10=西東京バス=9:10都民の森

森林館9:30…10:00三頭大滝10:05…11:15ムシカリ峠11:25…11:45三頭山12:20……13:00鞘口峠…13:40森林館都民の森…14:20数馬の湯16:08=西東京バス=17:05武蔵五日市17:21=ホリデー快速あきがわ6号=18:22新宿
(タイムキーパーK)


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