半島の丘陵を歩き、大海原の露天風呂とマグロ料理、締めは海の幸・畑の幸の買い出し
三浦富士183m 武山200m 2019年1月12日
新年口開けは春うららの半島を逍遙し、マグロ漁港の磯の香りを楽しんで…とひそかに期待していたが、あいにく天気だけはどうにもならず、曇り空がちょっぴり残念。それでも、バスハイキングのメリットを最大限に活かし、あれこれと動き回り、満腹感いっぱいの初山行となった。
18人の参加者をピックアップし首都高に乗ってから1時間半足らずで、登山口に近い横須賀市内の竹川バス停に到着した。早速、準備体操をして午前8時過ぎには歩き始めたから、かなり順調なスタートを切ることができた。しばらくは住宅街を歩き、徐々に山道に入っていく。時折り、木々の間から、市街地越しの太平洋が見える。予定通り、武山の展望台、太平洋戦争初期のころにつくられたと言われる砲台の跡地を往復して、にぎやかに歩いていく。途中の休憩ポイントでは、いつものようにSさんが、やおら大福餅のパック詰めを二つザックから取り出し、めいめいに支給。これを機に、適宜、小腹を満たす。
しばらくして、とうとう小雨につかまり、これ以上は降らないでほしいと空を仰ぎつつ、三浦富士の山頂を目指す。強い降りにはならず、10時前には浅間神社が祀られている奥宮の山頂に着く。空の曇りを払うことができれば、富士山や房総半島、伊豆半島を望むことができるはずだが、残念ながら、おあずげだ。反対方向から登ってきた数人の先着グループがすでにいる。遠くは、栃木県小山市から朝早く車を飛ばしてやって来たグループで、下見に来たのだという。
そうこうするうちに雨はすっかり上がった。天候が悪化しないうちにと、早々に下山にかかる。山頂から20分ほど下ると、あとはミカン畑の脇を通り、三浦大根はじめ様々な季節の野菜がたくましく育っている畑の間を通り抜けていく。前方には扇状に太平洋が広がっている。しばらく、のどかなウォーキングを楽しむ。バスが先回りして待っている県立津久井浜高校を目指してゆっくり歩いていけばいい。皆さんの頭の中は、早くも温泉とマグロ料理へのスイッチが入っているようだ。聞こえてくる会話も、一段とはずんでいる。
無事バスと合流して、いざ城ヶ島に出発だ。バスには太平洋を間近に望むことができるよう、海沿いの道路を走ってもらう。漁船や観光・レジャー用の船があちこちに見え、三浦半島の最南端を実感する。長い砂浜にはダイコンの見事なすだれが現れた。まるで稲架(はせ)に稲を天日干しするかのように、地元特産の三浦ダイコンが何十メートルにもわたって干してある。この季節の風物詩か。潮風を受けての天日干しは、さぞかし美味しい沢庵に仕上がることだろう。
城ヶ島大橋の有料道路を渡り、京急城ヶ島ホテルに到着。「きらら(雲母)の湯」と銘打つ、絶景が売り物の露天風呂にゆっくりとつかる。どこまでも広がる大海原に目を奪われ、集合時間ぎりぎりになってしまう。ホテルを出て、磯伝いにバスが待つ駐車場へと急ぐ。
さっぱりしたところで、対岸の三崎港へと向かう。あらかじめ頭に入れておいた「漁師のおかみさんがやっている美味しいレストラン」というお店にうまく腰を落ち着けることができた。生ビールにマグロ丼、マグロとイカの刺身盛り合わせ。金目鯛の煮付け等々、それぞれ思い思いに注文し、分け合う。漁港で食べる魚料理は一段と美味しい。おまけは、近くの産直センターに移って、海産物や農産物の買い出しだ。
にぎやかな帰りの車中。腹もくちて、うたた寝する人もいる。はてさて、どんな山に登ったのか、すっかり忘れ去られてしまい、露天風呂やマグロ料理の想い出だけが残るのは、間違いなさそうだ。それもいいか。順調な日程消化で午後5時前には都内入りという新記録だ。(G)
<参加者のひと言>
★曇り時々雨の天気でしたが、年末年始のストレスを、美味しい食べ物と三浦の大根畑やキャベツ畑の見事な景色に触れて発散出来る事が出来ました。海からの冷たい風に冷えた体も、お風呂に入りホカホカに温まりました。ありがとうございます。
(MK)
★小学校の遠足以来、久しぶり三浦半島に行くことができありがとうございました。帰りのバスでは満腹でうたた寝してしまいました。
(I)
★東京では初雪を観測する寒さで、三浦半島では冷たい小雨がぱらつく寒い一日でありました。それでも久しぶりに多くの仲間と山登りが出来きて楽しい一日になりました。
(S)
★10年ぶりの同じコース、三浦富士のこじんまりとした頂きでの昼食、京急ホテル前で広々とした岩壁や海を眺めたことなどを思いだしました。前回は公共機関利用でしたが、今回は貸切バスで時間に余裕があり、漁港での食事や野菜・海産物の買い出しを楽しみました。下見ほか詳細なプランを練って頂いたリーダに感謝です。やっぱりバス山行は楽しいですね。
(白毛門)
★お正月並みの昼食。
金目鯛煮付け定食を頂いた上
お隣(To さん)の鮪煮付けのお零れまで
その後、バス内でのお米ジュース
ご馳走山でした
~~~不健康な団体
「can you 飲まんかい」
(会員番号 30 平野)
★新年初めての山登り参加して本当に良かったです。
今回の三浦富士登山と言うより、観光地巡りでお風呂に入り美味しいお魚料理を食べて、野菜やお魚さんのお買い物ツアーって感じで年初めにのんびり出来ました。お天気が良ければ最高のバス旅行でした。大野リーダー、メンバーの皆さん本当にお世話様でした。年に一度くらいはこんな旅も良いですね!
(TI)
★雨に少し降られましたが、寒くもなく、仲間同士の会話が楽しい。バスの中も、登山中も、大笑いの連続で、山あり海あり温泉ありマグロあり買い物ツアー満杯バス山行でした。仲間っていいですね!
(リンドウ)
★今年初めての山行は山と海と温泉、
マグロを食し、買い物と盛りだくさんでした。
バス山行は楽しいですね。
個性的方々からの本音と願望が聞かれて、
平和だなあとほっこり気分に。
リーダーの大野様、皆様ありがとうございます。
(内田)
★バスの飲み会は楽しかったです。
山の感想 ・・・
次回の山登りを、期待してます。
マグロ丼おいしいかったよ️
今年もよろしくお願います。
(浅地)
★年明け最初の三浦富士!
山を歩き始めると 艶々とした光沢のある葉を繁らせた藪椿がぽつぽつ と咲いている。寒さの中に赤い色が目にしみる。城ヶ島での昼前からの露天風呂のなんと気持ちの良いことか!
そして三浦半島名物海岸での大根干し。テレビで見た事はありましたが実際に見ると圧巻です。
お楽しみの三崎港産直センターで 早速 沢庵をゲット!プラス菜の花。野菜売り場はいつも季節を教えてくれる。
帰途 バスが高~い橋を通過し 幾重にも巻かれた螺旋階段を下りるようにして着いた大黒埠頭は 昔見ていた(鉄腕アトム)の世界?と錯覚する…古い(苦笑)。 植木鉢の底に立っているような 中々見る機会のない光景でした。お天気には恵まれなかったけれど、目に入る光景は本当に楽しい一日でした。
ありがとうございました!
(Y.S)
コース記録
6:25箱崎JCTより首都高経由、横須賀道路へ。衣笠ICから県道26号線、7:55竹川バス停8:05…8:50武山展望台…9:20砲台山…9:50三浦富士(昼食)…10:30津久井浜高校 全員バスに乗車し215号線を城ヶ島へ 11:30京急城ヶ島ホテル(日帰り湯)12:20=12:40三崎港(レストランはまゆう、産直センターうらり)15:00==首都高経由 17:00帰京
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