久しぶりに雪の感触を楽しんだスノウシュウ・トレッキング

 奥日光湯元 2019年2月16日〜17

浅草7:00発のリバティけごん3号は参加予定の11人中10人を乗せ予泉門池にて定通り9:05に東武日光駅に到着した。列車に間に合わなかった1人とは次の特急で30分後に駅で合流した。

予定の奥日光湯元行きのバスは満員のため乗車出来ず、10分後のバスに漸く乗車、何とか座ることが出来た。途中戦場ヶ原の三本松で下車して、ここでスノウシュウをレンタルする。当初湯元で借りる予定であったが、当日スノウシュウの大きなイベントがあり借りることが困難であるとわかり、急きょ三本松の店に予約をして何とか急場を凌いだ。

天気は良くスノウシュウには最高のコンディションの筈であったが、雪が異常に少なく戦場ヶ原も10センチ程度の積雪でやっとスノウシュウが出来る程度であった。バスで湯滝入口まで移動して、スノウシュウを装着し湯滝まで歩いた。初めての人もいたが全員問題なく歩けた。湯滝から泉門池までは樹林帯の中を歩く。冬以外はブッシュで覆われ歩くことは出来ないが、この時期は雪で覆われているため歩くことが可能である。

泉門池でゆっくり昼食をとる。陽射しがたっぷりで熱いくらいであった。ここからは樹林帯を越えて小田代ヶ原へ向かう。鹿よけの柵をくぐると小田代ヶ原で、湿原の周囲を囲む木道の上を歩いて行く。木道からは男体山をはじめ日光の主な山々を見渡すことが出来る。写真で有名なあの貴婦人もハッキリ見ることが出来た。

小田代ヶ原展望台で休憩を取り、そこからは暫く車道を歩き、再び鹿柵を潜り、戦場ヶ原に隣接する樹林帯の中を歩く。1時間程で赤沼に到着、今日の予定はここまでで、路線バスで今日の宿泊ホテルがある湯元温泉に向かう。予定通り4時にホテルに到着、直ぐに温泉に入り温まり、バイキング料理・アルコール飲み放題の夕食後はあっという間に眠りについた。

翌日も快晴、天気は良くても湯元温泉は日本海側に降る雪が風に飛ばされ粉雪が舞っている。昨日と違って新雪の積雪もあり、スノウシュウには絶好の日和である。9:50にホテルを出発、湯元温泉から金精道路の取り付きの急登を10分程登り、刈込湖のハイキングコース入口に到着。ここでスノウシュウを装着して出発。最初に急坂を下り暫くトレース上を歩くとほぼ氷結した蓼の湖に着く。湖岸に沿って歩き一部氷上と思われるところを横断して対岸に出て、夏季の登山道に沿ってはじめは緩やかに登って行く。徐々に傾斜がきつくなり最後の急登を漸く登り切った所が小峠である。ここまで小一時間を要した。

ここからは緩やかな道が刈込湖まで続くと思いきや、途中ハイキングコースが整備され何か所もの木製の階段が取り付けられていて、スノウシュウで歩くには最悪の状況になってしまっていた。滑ったり転んだり、悪戦苦闘の末に30分以上も予定をオーバーして漸く目的の刈込湖に到着、全面氷結した湖の空間に圧倒された。

氷上には足跡もなく真っ平らな雪面が遥周囲の岸まで続いていた。昼食後、たまたま別方向から来る登山者がいたのでどのようにしてここまで来たのか聞いたところ、ハイキングコースではなく積雪の時期しか通れない沢沿いのルートがあり、トレースもしっかり付いているので心配ないという話で合った。これで予定時間に湯元まで戻れる算段が付いた。

教えられたコースを歩き小峠に向かう。途中からは新雪の上を歩き、雪の感触を楽しみながらスノウシュウで自由自在に歩くことが出来た。行きの半分程の時間で小峠に到着、そこからは登った道を引き返し、予定の時間に湯元のバス停に到着することが出来た。ここでスノウシュウを三本松に返しに行く組とホテルに直行する組に分かれた。先にホテルに着いた人は温泉に入り、スノウシュウ返却組の帰り待ち、その後ホテルで合流してロビーで帰りのバス時間までしばし休息を取った。予定より一本早いバスで日光駅に向かい、特急けごんで全員無事に帰路についた。

最後に一言、なんでこの寒い時にわざわざもっと寒い雪の中を歩きに行くのかと言うと、冬の雪景色の素晴らしさと、新雪のサラサラ・フカフカな感触を楽しみに行くのです。以上(S)

【写真右上…泉門池にて、後方は男体山。 写真左下…赤沼への樹林帯】

<参加者のひと言>

2日間共に最高の天気で楽しいスノーシューをする事が出来ました。リーダーの斎藤さんには色々と気を遣って頂き大変有難く思っています。初めて氷結した赤沼への樹林帯湖を歩いたりガチガチの階段の下りを滑って降りたりと歩くと言うよりお尻で楽しく滑って来ました。
(性格の良い日野富子)

天候に恵まれ、楽しいスノーシューでした。温泉と食事も良く、リーダーと、メンバーの皆さんにはお世話になりました!
(クミコ)

天候に恵まれとっても楽しいスノーシューでした。
懸念材料の宿も心配は取り越し苦労! 広い部屋と良い温泉、食事も不満なし
二日目の刈込湖までのルートは登り下りに加え夜の間に積もった新雪とアイスバーンに足を取られ難儀しましたが無事ホテルに戻ればそれも楽し!
凍った刈込湖の湖上にもリーダーの強引なお誘いで恐る恐る渡りました。
みんなコロコロ転んでも笑いが絶え無い行程でした。
今から来年のスノーシューが待ち遠しい。
e-jan

2回目の参加になります。前回靴とスノーシューの不具合があり歩きにくかったので、今回マイ・スノーシューで参加しました。坂道も下りも楽々歩く事が出来ました。天気も晴天に恵まれとってもいい汗をかいた後、温泉に入って楽しかったです。
(小西)

久しぶりのスノーシューでしたが天候に恵まれ、楽しむことができました。私としては、スノーシューも良かったのですが、それ以上に温泉が良かったですね。 (海老原)

いろは坂も、わ・か・よ・た・れ・そ・辺りでやっとのこと白くなり始め、どうやら今回のスノーシューは期待薄かと思われたが、なかなかどうして初日の小田代ヶ原など満足な積雪で、足慣らしを図ってのなんのストレスもない散策コースを選んでいただいた様子に指揮官のご配慮が窺えた。そして翌日の金精道路の取り付き地点では高度が増し、充分な積雪量にワクワクしてしまう。歩を進めるごとのセットの変化の妙、たとえば主役の雪。その嵩はもちろん、通り一遍ではない雪質の場面ごとの違いがあり、白がねとか銀白色とかで括られていた金属色では絶対ない、複雑な、もうすぐ春かと気づかされる白の変化も感じる。小規模円形野外ステージへのさら雪の舞い散る絶妙な陽光のライティング。月と背景の稜線を際立たせる何年かに一度と思わせる青い空というベストキャスト。滑り台やら階段やらの仕掛け舞台の演出にも興奮がいや増した。生まれ育ちの環境に雪はほとんど絡んでいなかったために怖気づいていたが、あの場にいたということに幸運を感じた。11名の参加者中、4人ものマイシュー持参者がいたのも頷けるような気がする。にしても、日光は裏切らない。愛いやつョ!
浅き夢見じ酔ひもせず。

(ヤマジジイ)

チーム・イレブンは日頃の心掛けそのままに好天を呼び込みました。陽の明るい間はスノーシューに没頭。夜は幹部3人部屋、レディ4人部屋、底辺4人組部屋に分かれました。私が所属する別名マスカレードルーム  315号室。宴の散会後、この部屋は盛り上がっていました。浪漫会を手始めに日本、世界、宇宙へと及び、終いに宗教論まで。  日付変更も危惧されましたが、翌日の帰京列車で1Box4人席を確保し議論再開で暗黙合意。おかげで脱酒症状が発生。1階自販機コーナーに赴き、永眠しない程度の量を買い求める羽目に。
行っこう、日光、山行、  喜んぶ、五臓六腑にセブンイレブンいい気分

(ハイボール平野)

二日間とも晴天、微風で絶好のコンディションでスノーシューを楽しんだ。初日は広々とした戦場ヶ原の平坦なルートだったので余裕で歩けた。2日目は小峠手前の急登や、小峠から刈込湖までの急下降で雪まみれになるなど、思いのほか大変だった。でも新雪の中を自由に歩いて自分のトレースを残したりして面白かった。計画の変更などが発生、都度対応していただき、斉藤リーダには感謝です。
(白毛門)

今年の日光は大変に雪が少ないそうで見上げた男体山はまるで裸体山でしたが、真っ青な空の下で見渡す限りの雪原や、すっかり葉を落とした森の中を、とても気持ち良くスノーシューで歩きました。何度も思い切り転びましたがこの年まで雪遊びができることに感謝です。
(手拍子足拍子)

コース記録

1日目
浅草7:00→リバティけごん3号→8:56東武日光9:45→路線バス→10:50三本松11:10→(バス)→11:25湯滝入口11:35→(昼食)→12:30泉門池13:00→13:50小田代ヶ原展望台→15:00赤沼15:14→(バス)→16:10おおるり山荘

2日目
ホテル9:40→9:55刈込湖ハイキングコース入口10:00→10:55小峠→11:55刈込湖(昼食)12:15→12:45小峠→13:50湯元→13:55おおるり山荘15:45→(路線バス)→17:16東武日光駅17:23→リバティけごん40号→19:15浅草


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