渓流のせせらぎ、春ゼミの鳴き声、七ツ釜五段の滝―満喫の平日ハイク

西沢渓谷  2015年5月26日(火)

西沢渓谷は国内屈指の渓谷美を誇る景勝地で、名瀑「七ツ釜五段の滝」を筆頭にさまざまな滝が織りなす渓谷美はまさに圧巻。特に5月のシャクナゲや秋の紅葉の時期には多くの観光客が訪れる。今回は混雑を避け平日に西沢渓谷一周コース(約10km)を歩いた。

定刻通りに出発したバスはメンバー16名を乗せ、箱崎ICから首都高速に入り順調に進んでいたが、中央道高井戸ICから上野原IC間での集中工事の影響で渋滞に巻き込まれた。駐車場到着がかなり遅れるものと覚悟していたが、一般道が空いていたこともあり30分程度の遅れで済んだ。

初めての試みとして、タイムキーパーをU嬢とM嬢の二人にお願いすることにした。駐車場で集合写真を撮った後、出発。一般車両進入禁止のゲートをくぐり、平坦な林道を20分ほど歩くと「ねとりインフォメーションセンター」だ。ここでトイレ休憩(下山後も同様)。さらに林道を進み、二俣吊り橋を渡ると「西沢渓谷」と書かれた大きな看板が現れる。ここからは渓流沿いに良く整備された登山道だ。木製や鉄製の階段、鎖の手すりが付いた登山道を進むと、「大久保の滝」や「滝見台」西沢渓谷から「三重の滝」、「人面洞」、「竜神の滝」などが次々と現れ、その度に足が止まる。「カエル岩」の手前で渓流に降り、大休憩していると、撮影機材を担いだ数人のグループが通りかかった。NHKBS1で放送予定の「滝」をテーマにした番組の撮影だそうだ。クールジャパンとか言っていたような…。

方杖橋を渡って対岸に移り、急坂を上がると「七ツ釜五段の滝」が目の前に飛び込んできた。本日の一番の見どころだ。滝つぼのエメラルドグリーンの美しさや優雅に流れ落ちる五段の滝は本当に見事だ。

さらに進み遠くに「不動滝」を望むと、登山道は急な階段となり、それが延々と続くかのようだ。10分ほどの我慢で西沢渓谷終点であるベンチのある広場に着いた。幸い先客は数人のみ、メンバー全員が座って食事できた。今日もお漬物や、果物などたくさんの差し入れを頂き感謝です。

帰路は旧森林道軌道をゆっくりと下り、ネトリ橋を渡って、インフォーメーションセンターに戻った。途中、大展望台では奥秩父の山々を山座同定。鶏冠(とさか)山、木賊(とくさ)山、雁坂峠などが確認できた。甲武信ヶ岳は木賊山の後ろで見えない。シャクナゲ大群落の看板があちらこちらにあったが、花は全くついておらず、時期的に遅かったようだ。

「花かげの湯」で汗を流し、高速に入る前に飲み物を大量に調達。勝沼ICより一路都心へ向かった。

バスの中では全員から感想が寄せられ、聴き取れた範囲で紹介します。

M嬢:天気が良くて…

K嬢:天気が良くて…その2

U嬢:天気が良くて…その3、仕事を休んで、すばらしい景色、…

H嬢:心も体も清められて…

S嬢:水はエメラルドグリーン、新緑に囲まれて、春蝉も鳴いて…

K嬢:気候、新緑、仲間、みんな良くて…

F嬢:初体験に感激(西沢渓谷のこと?)

I氏:露天風呂はぬるかったけど…

Y嬢:天気もよく、暑くもなく、…、とにかく気持ちよかった

T氏:へんとうせん、ぎっくり腰、…、H嬢にいじめられた

H嬢:吊り橋が得意だ←H嬢の吊り橋は要注意だ(T氏談)

H嬢:H嬢がいきいき、平日の勝利だ、マイペースで歩けた

O氏:今日は山じゃなくピクニックかハイキング、秋も素晴らしい

N氏:初体験(何の?)、西沢渓谷は山だ

S氏:ショートカットは危険だった…

初めての平日日帰り山行は一部交通渋滞があったものの、自分たちのペースで歩けたことや、新緑、渓流、滝など見どころもたくさんあって、参加された方に喜んでもらえたようです。みなさんからの感想を受け、山のランクを「B」から「A」に変更します。最後に、タイムキーパーをして下さった2人に感謝します。ご協力ありがとうございました。

コース記録

箱崎IC 6:40発〜(首都高)(中央道)〜勝沼IC〜(一般道)〜市営駐車場 10:00

市営駐車場10:05発=西沢山荘10:40=三重の滝11:05=竜神の滝11:20=七ツ釜五段の滝12:0512:25不動滝上展望台(昼食)12:55=大久保沢13:30=市営駐車場14:30

市営駐車場14:40発〜15:05立ち寄り湯16:00〜木場IC 20:00頃着


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