雪少なく四苦八苦も、360度の山頂パノラマは絶景

入笠山 1955m  2024年2月3日(土)

今回のスノウシュウトレッキングはスキーバスに便乗して現地入笠山スノーシュウに向かった。新宿都庁前の駐車場を8:00に出発、車内はスキーやスノボの若者たちで埋まっていた。週末の中央道にしては珍しく全てにスムーズに運行され、途中一度も渋滞もなく予定通り10:40に入笠山の麓富士見パノラマリゾートに到着した。早速ゴンドラで山頂駅に向かい、そこのレストランで少し早めの昼食を取り出発の準備に取り掛かった。 

目の前を八ヶ岳の全容が広がるゴンドラ山頂駅を12:10に出発、スノウシュウ装着は最初3人他5名はアイゼンでの登山となった。例年より雪は少なめで残雪表面はガリガリ、さらに登山道はところどころアイスバーンになっていてスノウシュウには不向きな状況となっていた。比較的歩き安い林道を通って入笠湿原に向かい、途中林道から外れて急斜面を一気に下り、湿原を横断した。湿原の斜面では多くの子供たちがワイワイガヤガヤ、ソリで遊んでいた。 

ここまで風もなく日差しが強く、少し汗ばむぐらいであったので予想外の衣類調整をした。さらに20分程歩いて入笠山案内図のある登山口に到着、広々とした真っ白な雪の斜面が広がっていた。そこからは斜面に沿った尾根沿いの緩やかな坂道を登る。次第に急坂になり、アイスバーンになっているところも何か所かありスノウシュウでの走行は苦労の連続、やっとの思いで登り切った。さらに平坦な道を登ると山頂への分岐に出て、多少緩やかな登山道を選択し山頂を目指した。山頂直下の急登を何とか登り切り全員無事に登頂することが出来た。 

山頂からはほぼ360度の大展望が広がり、南アルプスの甲斐駒・仙丈岳、八ヶ岳はもとより富士山や遠くは北アルプスの御嶽山、乗鞍岳、槍雪原に並んで・穂高、白馬三山なども見える。眼下には遠く諏訪湖が望めた。15分ほど景色を堪能した後14:00過ぎに下山開始、これよりゴンドラの乗車最終時間の16:30までに山頂駅まで戻ることになる。 

十分な余裕があるのでゆっくりと安全を期して下るがスノウシュウ組は四苦八苦、途中ゆっくり休みながら来た道を戻るが何組かの犬連れの登山者とすれ違った。3時半頃には山頂駅に到着、帰りの支度を整えてゴンドラで山麓に降り、バスの出発時刻までゲレンデのレストランでゆっくり過ごした。17:10現地を出発ほぼ予定の20時過ぎには新宿駅の前に到着、解散となった。(S)

 

<参加者のひと言>

爽快な青空。日差しは強いのに風はとても冷たい。けどスノーシュー用にたくさん着込んでいるので風も気持ち良い。
リーダーいわく-
「雪が少ないとの事だったけど、ほんとに雪が少ない!!」
皆さん用意周到にアイゼンを持って来ていたけど、スノーシューしか持って無い私は雪の少ないアイスバーンの散策路に難儀した。
そして学習した。次は念の為アイゼンも持って来よう。
それでも、日常では味わえない雪山(雪、少ないけど)はやっぱり楽しかった。
転んでも滑っても面白かった。良い一日でした。リーダー、皆さん、お世話になりました。
e-jan

慣例のスノーシューはいつもと違った状況でした。雪不足の影響で登山道にアイスバーンが所々あり、スノーシューよりも軽アイゼンやチェーンスパイクの方が歩き易かったみたい。スノーシューではなく、むしろ標高差の少ない雪山軽登山のようでした。でも、頂上の展望は素晴らしいものでした。雲一つない好天のもと本当に360度の景色が広がっていまし四苦八苦するもた。リーダーに感謝です。
個人的には、最初は4本爪の軽アイゼンで歩き始めたが、途中で不安になり6本爪アイゼンに履き替えて頂上を目指した。実は6本爪アイゼンは購入(いつ購入したかは忘れたくらい過去)してから初めての使用(初体験)だった。
  参考:チェーンスパイクの登山者もかなりいました。軽アイゼンに比べて軽量、安価で最近はこちらの方が手軽で人気があるようです。グリップ力は軽アイゼンの方があるようですが…。
(白毛門)

入笠山山頂は、最近声に出して発音しにくくなったダイパノラマダイ。これぞまさしく「大絶景パノラマ台」だ。
この日の穏やかな日和に相応しく、まぁるいお椀を伏せたような姿勢で、且つ、大盤振る舞いで出迎えてくれた。
早速、真ん中の乳首の位置の山座同定盤に吸い寄せられると、富士山に甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳、美ヶ原やら諏訪湖の家族紹介に始まり、ヒルクライム参加の乗鞍岳、遠くは北アルプスの峰々。果ては検分不可の東京スカイツリーまでもが紹介されていた。
盤上に幾つの山々が刻まれていたのか検証してはいないが、三桁は優にクリアしていたのではなかろうか?
その全てをお目にかけんとばかりのこの日のすみきった空気。何よりもこの日この時の舞台に導いていただいたリーダーに感謝です。ありがとうございました。
(ヤマジジイ) 

今年、最初の山行は青い空、風も無い絶好の登山日和。湿原から上は踏み固められた道で凍っているためスノウシュウ組はチョット苦労して青空の下いる。アイゼンで雪道を踏む心地よさを楽しみながらゆっくりと登る。山頂は360度の大パノラマ。すぐ近くの八ヶ岳から富士山、南アルプス、北アルプスの山々が雲一つない空の端をぐるりと取り囲んだ素晴らしい眺めだ。いつ来ても山は裏切らない楽しい一日でした。
(手拍子足拍子)

バスの中は若者がほとんどでした。自分も若い時は夜行バスに乗り早朝からスキーやスケートと目一杯遊んだ事を思い出しました。
入笠山の雪の上は、板チョコみたいに固い所と凍りたい所があり、歩き慣れない私は頂上半ばで膝の上の筋肉がパンパン。リーダーにチェーンスパイクをかり、再挑戦、休み休み登りました。頂上て゛の360度パノラマが見られて最高の気分、天気も良く、思わずバンザイ
リーダーそして皆さんありがとうございました。
(mk)

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入笠山スノーシュウの写真特集


    コース記録

新宿都庁前大型バス専用駐車場7:40集合―8:00発→(中央自動車道経由)→10:40富士見パノラマスキー場着―11:15ゴンドラリフトで山頂駅(昼食後スノウシュウ装着)12:20→12:40入笠湿原→13:10登山口→13:50入笠山山頂14:05→14:40入笠湿原→15:35山頂駅15:45→15:55山麓駅―レストランで休息→帰りのバス17:10発→20:05新宿着・解散

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