新緑と天候に恵まれたさわやかハイク、締めは「こんにゃく味噌田楽」

扇山 1138m 2016年4月29日(金)

 京王線新宿駅に集合した13名は予定の電車に乗り、定刻通富士山のビューポイントでりに高尾駅に到着。JRのホームには既に甲府行き電車が停まっていたが、これは予定の1本前の電車だ。トイレ立ち寄りなどで全員が揃っていなかったこともあり見送ったが、無理して乗れば良かった。

実は新宿−中野駅間で架線にビニールシート付着トラブルがあり、その影響で中央線に遅れが発生していたのだ。予定の8時20分発甲府行き電車がなかなかホームに入ってこない。この時点で高尾周辺の山に行先を変更すべく検討を始めたが、駅から登れる山の候補としては最近登った陣馬山くらいしかなく行先変更を一旦断念。遅れが30分以内なら鳥沢駅から梨ノ木平まで歩いてもなんとか君恋温泉で汗を流せる時間が確保できることを確認。じりじり待つこと25分、ようやく予定の電車がホームに入線してきた。約30分の遅れで鳥沢駅に着いたが、またまた予想外のできごとが…。なんと駅のトイレが撤去されていたのだ。

アクシデント続きで暗雲が漂ってきたが、浪漫会の秘密兵器「タクシー」利用で足に自信のないメンバー4名は梨ノ木平まで行き、かつ先行して出発することにして時間短縮を図った。本隊9名は予定より30分遅れで鳥沢駅を出発。梨ノ木平でトイレ休憩の後、先発隊を追いかける。途中、富士山の雄姿に励まされながら黙々と高度を上げていったが、ついに一度としてその姿を見ることはなかった。なんと先発隊は本隊より30分ほど前に頂上に着いていたのだ。

扇山の頂上は広々としており、昨日の雨も今日の天気ですっかり乾き、日差したっぷり、微風の中、富士山も観えて、今まで登った中で最高の状態。

 昼食を早めに切り上げ、君恋温泉に向け下山を開始。新緑の中、おしゃべりに花を咲かせながら高度を下げて行く。古い神社で最後の休憩をとり、10分ほどで君恋温泉に着いた。

 女将さんが庭先で我々の到着を待ってくれていた。昨日電話を入れておいて良かった。先客はおらず、さっそくお風呂に直行。お風呂を出るとサービスの品が運ばれてきた。今回は旬のタケノコとわらびの煮物だ。追加のビールを飲んでいると定番の「こんにゃくの味噌田楽」が13本出てきた。本当に感謝だ。

 犬目宿からバスで四方津駅に向かい、四方津からホリデー快速富士山2号に乗車。バラバラだったが、運よく全員座れた。新宿駅にて18時過ぎに解散。

朝からアクシデント続きで落ち着かなかった山行でしたが、天候に恵まれ、気持ちの良い山頂を満喫できたことと思われます。登山道も歩きやすく、新緑の季節ということもあって楽しい山行でした。(S.S)

豆知識:大月市の桃太郎伝説

「百蔵山(ももくらさん)にたくさんの桃の木があった。桂川でおばあさんに拾われた桃から生まれた赤ん坊は桃太郎と名付けられた。桃太郎が大きくなったころ、人々は、九鬼山(くきやま)の青鬼から追い出され岩殿山(いわどのさん)に住み着いた赤鬼に悩まされていた。桃太郎は犬目(上野原町)で犬、鳥沢でキジ、猿橋で猿を従えて鬼退治に行った。」との伝説。


コース記録

新宿7:18発=(京王線)8:05高尾8:48(JR中央本線)=鳥沢9:25

鳥沢駅9:30発=10:35梨ノ木平10:4511:20最後の水場11:2512:15扇山(昼食)12:4514:15君恋温泉15:4516:05犬目バス停

犬目バス停16:25(バス)16:48四方津駅17:10(ホリデー快速)JR新宿駅18:15


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