初夏の1日新緑の尾根歩きを満喫した登山
石尊山(486m)・深高山(506m) 2015年5月2日
石尊信仰とは丹沢の大山阿夫利神社を中心とする山岳信仰のことで、今回は数ある石尊山のうち足利にある石尊山に登った。この山は初夏のツツジと岩場のある変化にとんだコースが魅力である。
東武浅草6:10という早朝の集合時間にかかわらず参加14名中13人が早々とホームに揃った。北千住でHさんと合流して東武動物公園で乗り換え、伊勢崎線で足利市駅に向かうが、土曜の早朝というのに高校生でかなり混雑していた。石尊山に行くには、足利市駅でJR両毛線の足利駅に乗り換えて(この乗り換えには渡良瀬川を向こう岸に渡らなければならず、急いでも16分掛かるが何とか無事に列車に間に合った)二駅先の小俣駅で下車する。
小俣駅からは、まず石尊山の登山口である石尊不動尊向かう。バスの便が悪く車道を1時間程歩かねばならず、この暑さの中一苦労である。ただしやく5名程がタクシーで先行して、石尊不動尊で涼しげに待っていた。(HさんとTさんがタクシーに乗らず頑張って歩いた)徒歩組も45分程で到着して、準備体操もそこそこに登山を開始した。
まず沢沿いの杉の林の中を歩きはじめる、途中3丁目とか8丁目という標石が登山道脇に立っていて頂上は何丁目になるのかと思いながら、淡々と登って行く。やがて「是より女人禁制」とある大きな石柱が現れ、改めて信仰の山であると実感する。さらに杉林を急登すると植種が自然林に変わり尾根道に取り付く。新緑の中登り続けると南側が開け山肌が削られている採石所が見下ろせた。稜線を暫く進むと岩稜の尾根が現れる。尾根に沿って天然のアカマツやツツジが茂る岩場の道は庭園のようである。その岩場の中の道を縫うように登って行く。ツツジは盛りを過ぎたのか数多く見られず少しがっかりしたが素晴らしい所である。石尊宮の前を通り抜けると視界が開けた広場に出て、ここでゆっくりと休憩をとる。木が生い茂って見晴らしは良くないが、木漏れ日が溢れ、涼しい風が吹き抜ける心地の良い場所であった。
一息入ったところで石尊山頂に向けなだらかな尾根道行く。新緑の樹林帯をほとんど平な道を進むと石尊山山頂に到着、うっかりすると通りすぎてしまいそうな頂上である。更に平坦な尾根を歩くこと35分で深高山に到着、予定より早く着いたのでゆっくり昼食を取ることにした。11時20分出発、下山口からのバスの発進が2時半過ぎなので、1時間位早く着き過ぎてしまうのではないかと心配しながらの下山となった。ロープ付きの急坂を一気に下り、さらに杉林の鬱蒼と生い茂った道を行き、途中林道と並行して歩いたりしながら下って行く。思ったより早く県道に出てしまい、舗装道路歩くこと10分程で小俣北町バス停に到着、バスの出発まで1時間半待たなければならなくなってしまった。炎天下の中木陰を探して、各自寝っ転がったりして寛いで時間をやり過ごした。Oさんが冷たい水を飲みたいとの執念で自動販売機を探しにいってやっと見つけ、Nさんと共に買い出しをした。Oさんのお蔭で皆で冷たいジュースと水にありつけることが出来た。その後は予定通りバスで駅に向かい、駅近くの日帰り温泉(予定の百観音温泉ではなく足利健康ランドに変更)に寄って汗を流して帰路に着いた。(S)
コース記録
東武浅草駅6:20-7:53足利市駅―足利駅8:23-8:30小俣駅8:35-9:20石尊不動尊(石尊山登山口)―9:25見晴らし台9:35-10:40石尊山山頂―11:30深高山12:20-13:00小俣北町バス停14:33-15:50足利健康ランド17:50-18:10足利市駅18:17-20:01東武浅草駅
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