少し汗ばむ秦野の丘陵ハイク、秋の味覚に舌鼓
渋沢丘陵 200m 2022年10月15日(土)
秦野盆地の丹沢山塊を遠望する渋沢丘陵を訪れた。丘陵にせきとめられた震生湖を経由して、秦野駅を起点に渋沢駅までの3時間ほどの道をゆっくり歩く行程だ。
参加者11人は定刻の午前9時50分、小田急線秦野駅の改札口に集合。駅前のモニュメント広場の脇で、まずは軽い準備体操を行い、名水で知られた今泉桜公園を目指す。こじんまりとしたビオトープづくりの一角に立ち寄ったあと、関東三大稲荷神社のひとつ白笹稲荷神社を経由して、緩やかな斜面に畑が広がる丘陵を登って行く。畑地を巻くように登る。
やがて眺望が開けてきて、見渡す秦野盆地の市街地の背後には東丹沢の山並みが広がる。最右翼に大山がどっしりと構え、いくつかのピークが展開している。山座同定ははっきりとは出来なかったが、大山近くにヤビツ峠、さらに二の塔、三の塔と来れば、人気の塔の岳、長丁場の大倉尾根ははあのあたりかと遠望する。
曇りがちな空模様を気にしながら都内を抜けたが、秦野駅を出発する頃には、汗ばむほどの天気となり、早くもTシャツ姿のメンバーも多い。やがて尾根に出たかと思うと、下りに転じ、お昼の休憩ポイント、震生湖に到着した。
関東大震災の時に一帯200mにわたり陥没して出来た湖といい、1周1キロほどの小さな湖だ。周囲の雑木林に囲まれるように福寿弁財天が鎮座していて、今はフナやバスの釣り場として釣りファンが出入りしている。湖畔には東京帝大地震研究所所長の寺田寅彦の句碑がある。物理学者であり随筆家として知られる氏のその句碑には「山さけて 成しける池や ○○○○」とある。大地震の時に台地が裂けて生じた湖をうたったものだと推察したが、どうも下の句が流麗な筆致過ぎて一行のだれも読めない。気になって調べたら、水面をすばしっこく動き回る、あの「水すまし」だった。フムフム。
お昼の頃合いだ。少し登って草深いベンチに陣取り、思い思いにお弁当を広げ、楽しい昼餉が始まった。時間はあるので、久しぶりに参加したメンバーを囲んでワイワイがやがや、話は尽きない。いつものようにデザートの果物が行き交う。自然の中での秋の味覚は最高のごちそうだった。
食後は、急坂を登って再び尾根で出る。ほぼ平坦な田舎道を歩く下山路だ。ナスや里芋、キャベツ、大根などが植わった畑地の脇を通り抜けていく。大きなススキのお化けのようなパンパスグラスを横目に、涼やかな風を受けつつ、のどかなウォーキングを楽しむ。栃窪会館の建物を回り込むと、あとは住宅街に入る。山頂こそ踏まない山行だが、秋の日差しの中、おしゃべり山行としてはうってつけのコースとなった。
(G)
<参加者のひと言>
★雨予想が外れ晴れ間の出る天気でよかったです。久しぶりにたくさんの人と話しガス抜き出来たかな?
丘陵から見た丹沢山塊は綺麗でした。
(アンビ)
★「あらッ?誰だっけ?」
と思われるぐらい久しぶりの参加でしたが、ヤッパリ最高の皆さんでした。嬉しかったです。楽しかったです。又明日から 頑張れます。
大野さんお疲れ様でした。有難うございました。
皆さん有難うございました18,867歩でした。
(M.F)
★怪しい空模様も秦野に着くと快晴。
晴れ女なのにと豪語して居る人に感謝。
お喋りしながら歩いて行きましょう。とリーダの計らいで、ゆっくりと歩き心地よい秋の一日でした。満里ちゃんトマトありがとう。
(M.S)
★渋沢丘陵からの丹沢の山並み、池のある公園、大木が生い茂る神社、ひっそりとした湖など見どころがたくさんあったコースでした。久しぶりの参加者も多く、おしゃべりに花が咲いて楽しい一日でした。
(白毛門)
★折り畳み傘も上着も無用の心地よい気候のなか、おしゃべりの絶えないハイキングを楽しみました。
コース中程の「震生湖」はその名の通り、約100年前の関東大震災により生まれた湖だそうで、一帯が公園として整備され、釣りを楽しむ人もいた。
さて、ハイクといえば楽しみにしていた昼食ですが、差し入れが多いだろう事を見越しておにぎり二個だけで参加。
この季節にしては暑いぐらいの汗ばむ気候でしたが、そよ風や時折現れる木陰に「気持ちいい」の声が誰彼となく洩れてきて、歩き疲れた頃に渋沢駅到着。
コース案内から、物足りないかもしれないと思っていたが充分楽しめました。
なお、今後、里山歩きが増えてくることが考えられるので一般道では車の往来に注意しましょう。
(ヤマジジイ)
★予想に反して天気は上々雲の合間から陽射しが射す中、渋沢丘陵をのんびりと歩いてきました。久しぶりの参加者も居り会話も弾み、楽しいひと時を過ごせました。木々が生い茂る自然の中を散策すのには、ちょうど良い気候でした。
★雨を心配しての山行でしたが青空がでて寒くもなく暑いぐらいの気持ちの良い歩きができ昼食の時笑い声が絶え間なく久しぶりの声をだして大笑い笑って、笑って、涙が出るほどでした。仲間って、いいですね。
(M.H)
★蒸し暑いお天気でしたが、木かげではひんやり心地よい風も感じることができました。足元の花を愛で、遠く山並みを眺めながら山歩きを 楽しみました。
おしゃべりも弾みリフレッシュできました!
今回も大野リーダー始め皆さんありがとうございました!
(T.T)
★出掛けるまでは体力の心配ばかりてしたが、天気も良くお喋りしながら歩けて、私には丁度いいコースでした。紅葉には少し早いけど、栗の木に付いてるイガグリを見て季節を感じそして、気持ち良い汗を流し、心身ともに綺麗に洗われ、明日からの元気を頂いた気分です。来てよかった! リーダー、他の皆さんありがとう御座いました。
(M.K)
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コース記録
秦野駅南口10:05 … 10:20今泉名水桜公園 … 10:50白笹稲荷神社 … 11:30震生湖 (昼食)12:30 … 13:10栃窪会館 … 13:50秦野駅(解散)