天気に恵まれた2日間、思う存分自然と温泉を満喫!
前白根山 標高2373m 2017年6月10日(土)〜11日(日)
今回は奥日光湯元温泉を起点として、登山組は前白根山登山、温泉組は刈込湖・切込湖ハイキングを行うということで企画を考えた。
早朝東武の浅草駅を新しい特急リバティー1号に乗車して出発、8:23に東武日光駅に到着した。この時期にしては珍しく、湯元に向かうバス停には長蛇の列。ここ数年人気のブームになっているクリンソウを見に行く人達で混雑しているようである。そういう我々も今日の目的地は、クリンソウが群生しているという千手が浜である。千手ヶ浜は中禅寺湖の西にある南北約2kmの浜で、かつてここに千手観音堂があったのが名前の由来である。なんとかバスには乗車したものの、竜頭の滝まで約1時間立ちっぱなしになってしまった。
ここから千手が浜まで約2時間、中禅寺湖北岸遊歩道を歩く。最初は結構急な上り下りを何回か繰り返し階段や木道を歩くが、中間起点に近づくと道も平坦になり、美しい湖岸が現れてきた。さらに先の湖岸の近くでちょっと早めの昼食を取り、しばしの休息と素晴らしい自然を満喫した。そこから至る所に巨木が聳える湖岸沿いの森の中を歩くこと30分、漸く千手が浜に到着した。目指すクリンソウの群生地は湖岸線のさらに奥にあるらしく、大勢の人の後に続いて歩いた。漸く群生地に着いたらしく、そこは新緑の森の中に清流が流れ、その水辺に美しいクリンソウが群生しており、その光景は何とも素晴らしかった。(クリンソウの名前の由来は、お寺の屋根の「9輪」に似ているところから付いたもので、漢字で書くと「九輪草」です)そのうち雲行きが怪しくなり、雨粒が落ちてきたのでバス停に急ぎ、運よく13:00発の低公害車に乗ることが出来た。乗車中雨が本格的に降りだし、雨の降る中赤沼で乗り換え湯元温泉に向かった。予定より早く宿に着いたが、その分ゆっくり温泉入り引き続き宴会を始めた。そして夕食後早い人は直ぐに爆睡。
2日目は登山組が宿を8:30に出て前白根山山頂を目指し、温泉組は9:15の路線バスで光徳牧場に向かい、刈込・切込湖のハイキングコースを巡り湯元温泉の宿で合流する予定になっている。前白根山の登山口は湯元温泉のスキー場の中を通過した最上部にあり、ここまで約1時間、そこから下山するまでのタフな登山を覚悟して登り始める。暫く沢沿いの道を登って行くとかなり荒れた道と急登が連続して続く。登山道は岩がゴロゴロして段差がかなりあり、木の根元を足かがり手がかりにして登って行く。登ること1時間半、途中石楠花が綺麗に咲いていたが、ようやく尾根に取り付くことが出来、急登が一段落した。さらに尾根を歩くと見晴らしの良い天狗平に着いた。
そこから山頂まで30分程、いくつかのピークを越えやっと前白根山に到着。目の前には雄大な奥白根山が聳え、眼下に日光の山々を望み、遠く残雪に輝く新潟や福島の山が見渡すことが出来、正に360度の大展望である。山頂で昼食を済ませ早々と下山開始である。途中予想外の雪渓に悪戦苦闘し、クマザサの薮漕ぎあり、かなりの段差あり、さらに泥沼の道の通過を余儀なくされた下山であった。それでも天候にも恵まれたお蔭で、本格的な素晴らしい登山を味わうことが出来た。予定より遅れて湯元の宿に着いたところ、温泉組もかなり苦労した様子でほぼ同時に到着した模様になった。すぐに温泉で汗を流し、ビールで労い予定のバスで帰路についた。別行動のIさんTさんも一本バスに乗り遅れたものの、東武の特急には間に合い全員揃って無事帰京した。(H.S)
コース記録
1日目
東武浅草6:30―8:23東武日光8:37―(バス)―9:41竜頭の滝10:00−11:20高山分岐(昼食)11:50―12:10千手が浜13:00―13:30赤沼13:36―(バス)―14:00湯本温泉
2日目
登山組
湯本温泉8:30―9:30前白根登山口―10:55天狗平―11:30前白根山山頂(昼食)11:55―12:20五色山―14:40湯本温泉15:45―(バス)―17:08東武日光17:23―19:15東武浅草
温泉組
湯元温泉9:15−(バス)9:27光徳牧場―刈込湖・切込湖ハイキング−15:40湯元温泉
<参加者のひと言>
☆初日
透明度高く、波穏やかな中禅寺湖。鮮やかな緑!
強い日差しと裏腹に湖を渡って来る風は冷たく、めっちゃ気持ち良い!
本番、前白根山は久し振りの緊張感強いられる危ない山。
登りはゴロゴロと浮石だらけ危なげな道。
道が荒れていると聞かされていたので「なるほど」と思っていたけど下りはそれどころでは無い荒れよう!!
残雪が多く雪解け水でズブズブにぬかるみ、えぐられて1メートル以上の段差は数知れず、身長を越す笹で道は覆われ根っこも張り巡らせている。何度か転ける。
だけど、無事下山後の一声は
「あ?楽しかった!!」
斎藤さん、皆さん、ありがとうございました!
(e -jan)
☆1日目 竜頭の滝から中禅寺湖の樹林滞を散策湖畔出て水が冷たい、千手が浜着クリーン草思いもしなかったうれしい、係の人が雨が来るぞバスの屋根叩きつける音終点では宿迄ちょっとだけ降られた
2日目空は保証つき女性5人で朝食前の散策
源泉温泉流れ出る湯誰か卵置いたらゆで卵なるって温泉神社に拝礼湯の湖へ散歩登山組を送り出し温泉組もバスで光徳温泉で降り売店にアイスクリーム旨かった樹林滞中を涸沼で昼食窪地で木々の葉が穏やか色樹林帯へ
アップダウンの繰り返し切り込み湖の湖水がエメラルドグリーン
刈込湖過ぎ木の階段石の階段続く湯の湖に
齊藤さん大槻さんお世話になりました、仲間って良いなぁ
(末光)
☆蝉の合唱鶯のカッコウの鳴き声を聞きながら緑の中の散策クリンソウの群生最高でした2日目の散策はきつかった でも楽しい二日間でした
.(本間)
☆直ぐ下に中禅寺湖が輝いて、春ゼミが鳴く、緑が気持ちの良い道を愉快な仲間たちと楽しく歩くと可憐な九輪草が咲く千手が浜につきました。
早めについた宿での反省会は大いに盛り上がり私は反省しすぎて,明日の山行が心配になりました。 翌日は素晴らしい天気。 淡いピンクのシャクナゲの花に励まされ、長い長い急な道を登りました。 山頂は360度のパノラマ、前に大きな白根山、囲む日光の山々、下に中禅寺湖、遠く残雪の越後三山まさに絶景。 下りは山のエッセンス。残雪、どろどろのぬかるみ、笹のヤブ、大きな段差。いやはや疲れました。
斎藤リーダー、有難う御座いました。
(T.K)
☆今回の前白根山(温泉組)へは1年8ヶ月振りの参加でした。浅草を出発する時からワクワクしていました。初日は大木の中を歩きながら見た中禅寺湖の眺め!初めて見た!くりん草!
二日目は 青空と新緑に見とれながら あちこちをきょろきょろしながら歩いていました。涸沼を見ながらの昼食!美味しかったです。 刈込湖・切込湖の彩り。足は疲れているのにずーと歩いていたい気持ちでした。
そして楽しく可笑しい会話!
楽しかったです。リーダーの斉藤さん
大槻さん 本当にお世話になりました。ありがとうございました。そしてメンバーの皆様との山行をまた楽しみに致します! 行って良かったぁ〜!です。
(依田)
☆千住ヶ浜のクリンソウが一番の見ごろの時期に訪れ、紫、ピンク、白などの美しい花を観賞でき、企画したリーダーに感謝です。
2日目は朝から終日好天気。前白根山から五色山にかけて、コバルトブルーの五色沼と荒々しい日光白根山の勇姿を存分に堪能しました。登りはシャクナゲの花に励まされ、荒れた登山道を踏破。下りも雪渓や笹のブッシュ、ぬかるみにもめげず、温泉とビールを楽しみに頑張りました。久しぶりのきつい登山の余韻に浸りながら帰宅しました。筋肉痛が心配です。
(白毛門)
☆青空の元、菖蒲が浜より気持ちの良い湖岸歩きが続く、所々でつつじを見ながら千手が浜へそこには7分咲の可憐なクリン草が、しばらく見とれ写真に収める。
そして降り出した雨の中バスでホテルへ。
2日目は青空のもと光徳牧場へ、美味しいアイスを食べ木漏れ日の差し込む遊歩道を快適に歩く、しかし山王峠手前よりアップダウンの連続、私のか細く上品な足は、耐えられるのか?
それから下山までの2時間余り地獄の苦しみが待っていました。ちょっとオーバー過ぎたかな。
空や湖の青さそして木々の緑、美味しい食事、感謝の2日間でした。リーダーや皆さ
んに感謝、有難うございました。(M.R)
☆予定より時間が掛かってしまい皆様にご心配をかけ申し訳ありませんでした。神からの贈物のような涸沼の景色に免じてご容赦ください。
(アプリオリ)
☆初日の中禅寺湖湖畔巡りは、イメージ通りの避暑地散策をゆったり満喫。
午後からのバスの乗車後、雨脚が強まりましたが、メンバーの普段の善行が効を奏し、乗り継ぎは遅延して到着のバスに救われ、さほど濡れずに宿に到着。
直後、翌朝の好天を約束するような本降りの雨になり、間一髪、幸運な1日を感じました。
2日目、身の引き締まる清々しい空気と陽光を浴びて、登山組精鋭6名と出発。まったりとしたロケーションから一転、手袋必携の岩と木の根のジャングルジムが現れ、手強い歓待。が、難所の間に石楠花と山桜の接待もあり、なかなか憎めない。
遠くに見えていた雪渓に童心に還り、おおはしゃぎ。(下りでしっぺ返しが・・・。)
やがて白根山の勇姿を捉え、定刻に山頂着。宿調達のうまい昼飯をいただく。
リーダーの僅かに早い出発の合図にその後の難航の予感を感じつつ出発。
しばらく続く白根山南壁と五色沼のデザートに大満足。
やがて景観が変わり、熊笹と例の雪が現れて足元を掬われる人が続出。
段差では身の丈以上の熊笹と雪融け水が段差付き側溝に流れ込み、ぬかるみ泥んこに悪戦苦闘。なんとか抜け出して時間を押しつつも無事帰還。
変化に富んだコースを堪能できました。
いつもながらリーダーの沈着冷静・的確な計画・実行に敬服、感謝。ありがとうございました。
なお、当方断酒中にも関わらず、たくさんのお誘い、ご配慮、ありがとうございました。復旧のおりにはよろしくお願いいたします。
(高尿酸値男)
☆雪解けの湖水
濃淡とりどりの緑
日射し遮る気紛れ雲
別顔で応える山並み
蝉も負けじと大合唱
そんな時空を共に
過ごせる幸せ
次なる山行に
想い新たなり
(Y.H)