急峻な北八にトライ、快晴の天候に恵まれ360度の眺望
編笠山 2524m 2011年9月10日(土)
八ヶ岳は山を登る人にとって一里塚だ。アルプスへの過程として登った人も多いのではないだろうか。苔と池の点在する北八(きたやつ)に対して、南八(みなみやつ)は岩と急峻な山容を有する。
今回は、その八ヶ岳の南端に位置する編笠山にトライすることになった。
天候は願っても無い快晴。車中から左に鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、右に茅が岳を眺めつつ一路登山口である観音平へ向かう。40分ほど遅れて到着したが、なんと、駐車場は満杯で道にも車が溢れている。先週、テレビで編笠山の放映があったそうで、どうやらその影響らしい。岡田さんも、駐車するのに四苦八苦していたが、いつも気の利く加藤さんが誘導して事無きを得た。
いつものように体操をした後、第一目標の雲海をめざし歩き始めた。原生林の中を歩いていると、森を歩いているような感覚にとらわれる。木漏れ日と木々の合間に見える青空が綺麗だ。歩き出してしばらく経った頃、ふと気がつくと皆、話もせず登っている。どうやら、ペースが少し速かったかな?と反省し小休止の後、少しペースをおとして雲海に到着した。(喋りも復活しました。)ここまでの道はおだやかで、八ヶ岳のイメージとはまったく会わない。雲海からは東側の景色が見られた。
ここから、押手川まではさほどの急勾配はないが、登山道がやや不明瞭で道を探しながら岩の間を歩いていくという感じだ。たいした苦労もせず押手川に到着した。眺望はまったく無く、森の中の少し開けた場所だった。
いよいよ頂上までの行程を残すのみ。急な傾斜の道を登り森林限界に達した。頂上も真近なので、杉本さんと鎌田さんに先に行ってもらい、遅れている後続を待った。富士山の黒いシルエットが雲の上に頭を覗かせている。南アルプスも靄が懸かってはいるが目に飛び込んでくる。後続を吸収し頂上に到着した。杉本さんはおなかが空いていたのか、先におにぎりをパクついていた。北側の八ヶ岳の展望は素晴らしかった。遠くには、去年行った天狗岳、近くに阿弥陀、赤岳、権現岳が一望の下に迫っている。(清水さん、権現小屋の左の2つのピークは西ギボシ、東ギボシです。)
帰路、急な傾斜を慎重に降りほとんど朝の遅れを取り戻し何事も無く観音平に到着した。と書きたい所だが、そうはいかない。途中、Sさん(匿名希望 男性)が登ってくる女性に今日の予定を尋ねていた。青年小屋でテント泊らしい。続けて質問。テントは何色ですか?女性????[本質問の趣旨については、次回山行にて直接当人に聞いてください。]
観音平に着くと、バスが見当たらない。斉藤さんがバスを見つけてくると下り坂を走って降りていった。まったく疲れていないようだ。後は恒例の温泉に寄り、渋滞の中央道から首都高を経由し予定よりやや遅れて帰京した。食堂からビールを運んでくれた杉本さん、ザックを2つ背負って歩いた斉藤さんお疲れ様でした。(I)
コース記録
清澄白河6:25=中央高速小渕沢IC9:35=観音平10:10=雲海10:55=押手川11:30=編笠山13:00(昼食)13:35=押手川14:40=雲海15:20=観音平16:10(バスに乗車)= 16:30スパティオ小渕沢=清澄白河21:10
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