切り立った鎖場を一気に直登し、新緑とアカヤシオの山頂へ
四阿屋山 771m 2011年4月16日(土)
1週間延期した四阿屋山、天気予報ではまたもや土曜日は雨模様でヤキモキさせられましたが、当日は晴れ女・晴れ男のお陰で晴天に恵まれた山行になりました。
池袋駅7:45集合ということで、私は7:30過ぎには到着したのですが、すでに皆さん集合済みでリーダーの私が最後になってしまいました。早々西武秩父行きの直通の電車がまもなく出るということで、予定電車より30分早い電車にあたふたと乗り込むことになりました。これが結果的に良く、秩父駅よりタクシーに乗ることになりましたが予定より1時間も早く9:50に登山の起点薬師の湯に着く事ができました。
途中、車窓からは満開の桜が素晴らしく、色とりどりの花々がみられ、これから先の素晴らしさを予感させられました。薬師の湯には道の駅も併設してあり、早々買い物に走るメンバーもいました。いつものように準備体操して10:05四阿屋山に向け出発しました。初め車道を歩き薬師堂の脇を左折し、少し行くと鳥居山コースの入り口に着きます。初夏のような陽気の中いよいよ登山開始です。公園のようなところを抜け、すぐに尾根にとりつきます。新緑の森の中青空を見上げ、落ち葉を踏みしめながらの登山は気分爽快です。その後急登が続き、歩をゆっくり進め山頂を目指します。植林帯の中は日陰で涼しく快適です。そこを抜けると前方に鉄塔が見え視界が開け、双子山を望む事が出来ました。ここより少し先の柏沢の分岐からまた植林帯の中を直登します。両神神社奥社までは思った以上の険しい登りが続きました。
ようやくたどり着いた奥社で一息入れ、最後の難関の鎖場に臨みます。奥社の左手から山腹を少したどると鎖場が始まります。垂直な岩場をよじ登るというより、階段状の足場のある岩を鎖を頼りに登って行くという感じで、怖いというイメージではありませんでした。中間のつつじ新道(初心者禁止の立て札あり)への分岐を過ぎ、鎖場を一気に直登すると頂上にたどり着きます=写真=。山頂からの景観は素晴らしく、ミツバツツジやアカヤシオが咲き、新緑の中鋸歯状の岩峰を連ねた両神山が正面に壁のように立ちはだかり、周囲の山々を圧倒していました。直下にベンチがあり、そこでゆっくり昼食を取ることが出来ました。
下山は鎖場を注意深く降り奥社まで戻り、ひと下りすると、フクジュソウ園地でさらに山居広場へと降りてゆきます。ここで休憩をとり周囲に咲く花々を眺めながら、星野さん差し入れのお菓子を頂き、一時桃源郷にいる気分をあじわうことが出来ました。これより舗装された道を周囲の花を楽しみながらゆっくりと駐車場まで往き、また山道をしばらく下り、途中より階段の道を一気に下り薬師の湯まで降りて来ました。温泉で汗を流しビールを頂きゆっくり寛いで帰路につきました。池袋には予定より早く18:10の到着、解散となりました。(S)
コース記録
池袋駅7:35―9:10西武秩父9:20―(タクシー)―9:50薬師の湯10:05―10:45柏沢分岐―11:35両神神社奥社―12:00四阿屋山山頂(昼食)12:30―13:15山居広場―14:55薬師の湯15:23―(バス)―16:15西武秩父16:30―18:10池袋着解散