春に迎えられた山歩き 白石の花に心洗われる
堂平山 876m 2013年4月13日(土)
春が来たことを感じるのは、人によって異なる。Tシャツが着たくなったり、アイスクリームが食べたくなったり、モーツアルトのピアノソナタ10番を聞きたくなったりetc.
殊、山に関しては堂平山にいくことが、私の春の始まりである。それほど頂上からの山桜が見える景色と麓の白石の村の花は素晴らしい。
スケジュールは4月第二週としたが、例年より開花が早そうなので天候と花の開花時期を心配しながら当日に至った。
天気は晴天。いつものように集合場所をまわり、関越、小川町を経由して皆谷のバス停付近で下車。久しぶりに恒例の体操(体操担当?Oさん出席)を終え、ほぼ予定時刻に出発した。萩の平までは村を横切りながら林道と旧道を登ってゆく。ツツジや水仙の花がところどころに咲いている。視界も少しずつ開けてきて山の景色が綺麗だ。萩の平で小休止。
自転車のライダーたちと談笑する。
ここから1時間半ほど笠山に西峰まで登りの行程だ。やや急なところもある登山道を緩やかなところでは笑いながら、急なところでは無言で登ってゆく。まだ所々にカタクリの花も見ることができた。なんとか西峰に到着。(笠山はその円錐の形状からおっぱい山と呼ばれることがあると言ったら、自分と比べた人がいたとか?その結果は?)ここから七重峠までを一気に下る。足元が気になるためか、景色を楽しむ余裕もあまり無く峠に着いた。峠からの眺望は良く、空腹に耐えられなくなった人はおにぎりをパクつきながらの休憩になった。
最後の約30分の上りになる。最初は緩やかだった道も頂上が近くなるにつれて斜度を増してゆく。なんとか頂上に着くと、そこは一面、芝生が広がっていた。両神山や浅間山も良く見える。風も穏やかで日差しも心地よい。絶好のお弁当日和?だ。芝生の上でみなでお弁当を楽しむ。(いつも重いものを持ってきて振舞ってくれるKさん、Sさんありがとうございます。)食事も終わり天文台を見学した後、少々横になることにした。(ここに来ると芝生が広いので寝転びたくなる。)少しウトウトして起きてみると驚いたことに他の人たちも寝ていた。Kさんは山の上で寝たのは初めてだそうだ。(たいへん気持ちが良かったそうです。)
十分な休憩を取って出発。白石村までの道を下る。時間は短いが急な斜面の連続だ。足元に注意しながら慎重に降りてゆく。ほどなく村に着いた。
そこは、今年も、やはり、花畑だった。残念ながらサクラのピークは過ぎていたが、モモ、ツツジ、レンギョウ、菜の花、雪ヤナギが咲き誇っている。TさんがKさんに、花が今日来た女性のように綺麗だ。と言ったら、Oさんにも同じことを言われた。今日の男性陣は正直ね!!と言われたそうである。(コメントは差し控えさせて頂きます。)静かな村の中に色とりどりの花の咲く景色が心をいっぱいに満たしてくれる。私の数年の山歩きの中で、ここはNO,1の花の景色だ。他の人もここより素晴らしい所の記憶はないようだ。今度はサクラも咲いている時に皆と再訪したいと思った。
景色を楽しんだ後、白石車庫まで歩きバスに乗車。湯郷玉川温泉で汗を流した後ふれあいの里たまがわで食材を購入した。バスはいつもの通り、家庭では味わえない?談笑の渦、なごやかに帰路に着いた。
天気にも恵まれ、楽しい山歩きができました。次回もよろしくお願いします。(I)
コース記録
皆谷バス停9:15−笠山登山口9:55−笠山西峰11:18−笠山峠11:30−堂平山12:10(昼食)13:00−笠山峠13:20―白石村14:00−白石車庫14:30(バスに乗車)−15:00湯郷玉川温泉16:30出発―東松山ICより清澄白河へ