笹深い道を登り、落葉の道を下山。紅葉も満喫

鼻曲山 1655m    20101113日(土)

軽井沢越しに浅間山が直近に望める鼻曲山に二度上笹やぶをかき分け登頂した鼻曲山の山頂で峠から登り、乙女コースで下山した。参加者17名。

天気予報では高気圧に覆われ、沖縄を除き全国的に晴れて、関東から西では小春日和とのこと。空気が澄んでいる季節でもあり、山頂からの浅間山や上毛三山(赤城・榛名・妙義)をはじめとする展望に胸躍らせて眠りに就く。

定刻を少し遅れて清澄白河を出発したバスは、首都高美女木ジャンクション手前で渋滞に巻き込まれ、関越道東松山付近まで延々と続く自然渋滞の中、時間ばかりがいたずらに過ぎていく。バスの中では、先週末に登った滝子山の報告があった。「素晴らしい山、これから何度も登りたい」、「標高差が1100m、山深く、つらく苦しい山行だった」、「頂上から眺める富士山は絶賛に値する」等々、この山の魅力が想像できる。

高崎市役所倉渕支所(旧倉渕村役場)で最後のトイレ休憩をして、予定より1時間遅れの11時に二度上峠に到着。峠からは浅間山が姿を見せていたが、どんよりとした天気のため、元気がなく感じられた。駐車場でいつものストレッチをして、笹で覆われた登山道に入る。氷妻山まで小さなアップダウンを何回か繰り返しながら高度を稼いだが、ここから最低鞍部まで一気に急坂を下り、貯金をすべて吐き出してしまった。この鞍部からの登り返しがこのコース最大の登りで、かつ急登だ。さすがに息が切れ、汗が噴き出す。それでも黙々と登り、傾斜が緩んで国境平からの道を合わせると間もなく頂上(小天狗)に到着だ。氷妻山からの下りの途中、前方から登ってくる二人連れの方がこちらに手を振っているのに気が付いた。近づいて初めて会社の大先輩の方と分かりびっくり。数年前に100名山をご夫妻で完登、その後も山登りを継続中。湯の丸山のスノーシュー登山に同行させてもらったこともある。夫妻で山を楽しんでいる様子がうかがえ、うらやましく思う。

下山路では、落ち葉を放り投げて時間が遅かったこともあり、頂上には先客が小パーティ3組だけだったので、全員が集まってワイワイ楽しく昼食を楽しむことができた=写真=。風もなく穏やかな頂上であったが、曇り空だったため眺望は今ひとつだった。それでも浅間山や浅間隠山が近くに、妙義山や八ヶ岳が遠くうっすらと、富士山もなんとか確認できた。予定より遅れていたため大天狗はパス。乙女コースはいきなりのザレ場で、設置のロープを使っての下り。みなさん楽しそうにスイスイ下りていった。さらに暫くは急な下りが続き、慎重に足を運んだ。斜面が緩むとカラマツ林となり、紅葉は既に終わっていたが、落葉が登山道を覆い、フカフカな歩きやすい道を長日向の別荘地まで快調に下山した=写真=。標準コースタイム(1.5時間)よりも早く1時間15分で下ってしまった。なだらかな下りにはめっぽう強い浪漫会の本領発揮といったところか。

予定していた白糸の滝見物は次回の楽しみということにしてパス、軽井沢から碓氷峠を下って「峠の湯」まで移動。広々とした温泉で汗を流し、大広間で歓談した後、コンビニでアルコールを買い込み、松井田・妙義ICより高速に入り、帰京の途に。

山の中は既に紅葉は終わっていたが、バスの中からたっぷりと楽しむことができた。二度上峠に向かう途中(カラマツの黄色主体の山並み)、軽井沢の街路樹(真っ赤に色ずいたモミジ)、碓氷峠の下り(赤、黄色、緑のコントラスト)など。

今回の山行はみなさん快調に歩かれて、感想も楽だったとの声が多く聞かれました。当初のレベルでは「B」ランクとしていましたが、これも「A」でよかったのではとの意見もありました。確かに、二度上峠からの標高差は290mであり、累積標高差でも±500m前後なので、比較的楽な山ではありました。また、「道の駅」をバス山行のルートに組み込むことができず、女性陣の楽しみを半減させてしまったこと、申し訳なく思っております。次回のバス山行のリーダー殿、この点少し留意願います。(でも、道の駅って地域に偏りがあるんだよね…)(S


コース記録

清澄白河6:35出発、首都高・外環自動車経由、関越自動車道・高崎ICで降り、高崎市街を経て、国道406号、県道54号に入り、二度上峠へ11:00到着

二度上峠11:10===氷妻山12:00===13:00鼻曲山(昼食)13:40===14:55長日向バス停

長日向バス停15:00出発→峠の湯15:5017:30、松井田・妙義ICから上信越道〜関越道→20:30頃帰京


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