枯葉におう雑木林の山稜歩きをもとめて初冬の鐘撞堂山へ


鐘撞堂山 330m 2013年12月7日


 一行10人は遅れる者なく集合時間の750分に全員が顔をそろえた。8時ちょうどの小川行きの急行に乗車し、途中、小川町駅、寄居駅で乗り換え、予定通り105分には登山最寄駅の桜沢駅に降り立った。 

 登山口の八幡大神社脇の広場で各自準備体操を行い、1025分に鐘撞堂山へ登り始めた。短い登り下りを56回繰り返すと、距離は短いが、目の前に三つの階段が現れた。一か所目、2か所目は階段組と巻き道組に分かれて登ったが、三か所目の勾配は階段も巻き道もさほど変わらないため、全員で少々息切らせながら階段を登った。登りきると、あと数分のところに鐘撞堂山の展望台。展望台を前に、呼吸調整の少休憩。アップダウンの繰り返しで汗もかき、その汗に、初冬のちょっぴり冷たいそよ風が当たる。気持ちのいいことこの上ない、さわやかな山の風だ。

 鐘撞堂山へは予定時間の12時に到着することができた。早速お昼を摂ることにする。いつもながら山でのお弁当は美味しい。食後のデザートの差し入れもあり、有難い。本当に御馳走さまでした。

 食事も終わりデザートも頂き、コーヒーなども飲み終えたのを見計らい、1230分に予定通り出発することにした。抜けるような青空の下、歩きだす。途中、道幅が広くなり幾重にも敷き詰められた枯葉の上を歩くと、サッ、サッ、サッという音が耳に心地よく響く。会話も弾み、皆さんの口も滑らかになってきた。「こういう所をカノジョと歩いたら、どんなにいいだろう」と、ある男性の言葉が聞こえてきた。さては、昔のカノジョのことを思い出しての言葉か、はたまた現在進行形のカノジョのことか、あるいは単なる願望のカノジョのことなのか、定かではありません。ついつい件の言葉が口をついて出るロマンチックな山道でした。

 ほぼ下りきった所に周囲を山に囲まれた円良田湖が出てきた。へらブナ釣りの人が釣り糸を垂らしているのを見物しながら、湖の周囲を三分の一ほど歩き、かんぼの宿・寄居に予定より早く130分に到着した。

 かんぽの宿・寄居の浴場はきれいで広く、最上階にあるため展望も良く、満足できる温泉です。風呂で汗を流し、生ビールなどそれぞれが好みの飲み物でのどを潤し、心身をリフレッシュ。ひとしきり談笑した後、315分の送迎バスで寄居駅に向かった。寄居駅前の観光案内所では、各自思い思いに地元の野菜や果物などを買い込み、予定通り530分に池袋駅に到着し、解散となった。(T

 参考:当日の男性参加者…高橋さん(リーダー)、下田さん、斎藤さん、大槻さん、名取さん(ゲスト)。

 コース記録

東武東上線池袋駅800==1005桜沢駅⇒八幡大神社10251200鐘撞堂山12301330かんぽの宿・寄居1515==東武東上線池袋駅

トップページに戻る