新緑の長丁場、崩落の橋を越え、百尋の滝、そして見事な樹林帯へ

川乗山 949m 2014年5月24日


 奥多摩でも人気が高く沢沿いから急斜面・尾根道など変化に富む川乗山にスリル満点の川乗山登った。五月晴れで絶好の登山日和、新緑がとても美しかった。

今日は電車ハイク、東京駅を6時7分出発、神田・御茶ノ水で参加メンバー全員と合流し9名(男6名・女3名)が揃った。立川・青梅と乗り継ぎ終点奥多摩駅に着いた。奥多摩発川乗橋経由のバスは大混雑、増発バスでも乗り切れず(幸い私達は2台目に乗れた)3台のバスで登山者を運んだ。15分程で川乗橋バス停に到着。

ゲートをくぐりその場で軽く準備体操を行い8時50分登山開始。舗装された林道沿いの沢の上を覆う見事な新緑を眺めながら暫く歩き細倉橋に9時40分到着、ここから登山道に入る。

入り口には橋落下のため通行禁止となっている。ゴーデンウィークの下見時も通行禁止であったが、どの橋が落ちたのかも分からず登れたので鎖を強行突破、登山続行。しかしやはり崩落現場は有った。沢の上に奥多摩のこの時期には珍しい大きな雪渓。下見時もっと大きな雪渓であった為、落ちた橋も見えずその上を歩けたのだが、雪解けが進み落ちた橋がむき出しになり約5mの橋が真っ二つになって川の両側にかろうじて残っている。今居る山道と橋の向こうでは結構な段差もあり一見これはだめだと思い山道とは逆側の道なき道を進みかけたが、傾斜がきつく危険と判断し断念。登山は始まったばかり、中止しようかとの声も有ったが4〜5パーティーが躊躇しているところへ我パーティーの命知らず、ShiさんとSaさんが危険を顧みず川から落ちた橋をうまくよじ登り向こうの山道に到達、続いて私もよじ登る、ちょっとスリルがあるが意外と簡単に登れた。

続いて他パーティーの20代の山ガール二人が挑戦、怖い怖いといいながら私達のサポートにより無事成功(20代の女性の手を握ったのは何十年振りである。とても幸せな気分であった)。これを見た我パーティーの熟女3人も続く(熟女の手を握れたのも幸せでしたよ)、時間は掛かったが(約30分のロス)何とか全員登りきり再出発。(10時20分)

助け合ってここで紙面を割きすぎたので中略、急登の連続を行くと新緑の向こうに滝つぼの音。百尋の滝到着だ。滝ノ下でマイナスイオンを浴びながら記念撮影。

川乗山はここからが長い(10時40分)、少し疲れ気味のメンバーのペースで頂上を目指す。杉とヒノキの美しい樹林帯やブナの新緑を横目に急登の連続。分岐では遅れを取り戻すべく急登コースを選択(11時40分)、暫くして頂上が近づいたところで疲れの目立つ二人を健脚二人がサポートすることにして残し二手に分かれる。先発組みは12時半頃、遅れて12時50分頃後発組みも到着、約4時間の長丁場であった。先ずは記念撮影。富士山もかろうじて見え奥秩父の山並みが美しい。頂上は鳩ノ巣方面から来た人たちか、かなりの人数である。ここで昼食、Kさん差し入れのから揚げや、冷たい果物が美味しかった。

昼食を済ませ、13時15分下山開始。長い!杉やヒノキ林で単調!比較的平坦な道が延々と続く。2時間くらい歩き大根ノ山ノ神にやっと到着。予定の電車(鳩ノ巣発15時43分)に乗るにはもう30分しかない。ほとんど休憩無しに出発(15時15分)。今までの平坦な道から急に岩がゴロゴロの急な下りになる。25分ほどで駅から5分の熊野神社到着(15時40分)。乗る筈だった電車が見える。充分時間は多めにとったつもりだったがやはり川乗山は舐めてはいけない。

次の電車を待ち(16時8分)今日の温泉河辺駅梅の湯を目指す。17時到着、ビル屋上の天然温泉で汗を流しお休み処で生ビールを一杯。持ち込み禁止のつまみを回しながら楽しく反省会?。

ゆっくり楽しんだところで、18時35分発ガラガラの東京行きに乗り込みそれぞれ最寄の駅で下車、自然解散となった。(K)                       

 コース記録

川乗橋850→→細倉橋940→→百尋ノ滝1040→→分岐1140→→川乗頂上1150頂上出発1215→→大根ノ山ノ神1515→→鳩ノ巣1550→→1608→→河辺梅の湯

1700→→1835河辺駅 (登り4時間・下り2時間35分)


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