記念すべき100回目の山行。悪条件にもめげず登頂、深まる夏山への自信
茅ヶ岳 1704m 6月16日(日)
ニセ八ッとも呼ばれる茅ヶ岳。百名山の著者深田久弥の終焉の地となった山としても知られ、彼を偲んでこの山に登る人も多い。
今回は夏山へのステップアップも兼ねての意味合いもあり、日帰りバスハイク.Bランクも久しぶりである。
出発時は生憎の雨。天気予報も前日から微妙に変わる。はたして、天は我々に味方するのだろうか?不安を抱きながらのスタートとなった。
高速道路は、渋滞も無くスムーズだ。
石川パーキング、双葉サービスエリアで休憩を取り、登山口である深田記念公園パーキングには9時に着いた。
準備体操後、とりあえず女岩を目指す。女岩の先は、急登と岩場の連続だ。状況によっては、引き返す事にもなるだろう。
雨はほぼ止んでいる。案内板に従い、公園の手前を右折。開拓地の廃屋を右に見ながら、アカマツ.カラマツ.ヒノキの交じった林を登る。春蝉が鳴く中、ミストシャワーを浴びながら、ゆっくりゆっくりと進む。体力温存作戦の始まりだ。
やがて岩が目立つようになり、本格的な登山道に変わる。その頃には日もさし始め、新緑も鮮やかを増す。
ほぼコースタイム通りに、女岩に到着。朝の空模様を心配して、温泉巡りを口にしていた彼らにも、完全に登頂スイッチが入ったようだ。
休憩の後、迷わずアタック開始。
時間的には余裕がある。急登と岩場を慎重に進み、ジグザグ道を繰り返し高度をかせぐ。
ついに、稜線の分岐。左に尾根道をたどると、深田氏終焉の石碑の前だ。
S46年3月21日、享年68歳との事。
小休止の後、最後の急登に挑むが、これが意外と手強い。やっとのおもいで登りきった。
天候は回復したものの、厚い雲が山肌を覆い、八ヶ岳、南アルプスは途中の稜線が見える程度である。
しかし、食事中に雲で隠れていた富士山の上部がひょっこり顔をのぞかせた。我々へのご褒美だね。
大休憩の後、下山を開始。別ルートの選択もあったが、ピストンを選択。
慎重にゆっくりと進む。緊張の連続で大変だったと思います。
皆さん、お疲れ様でした。
無事に深田記念公園まで下山し、ドライバーO氏と別ルートを下ったK氏と合流し、公園内で本日最後の記念写真。
ここには、深田氏の〈 百の頂きに、百の喜びあり〉の記念碑がある。
日帰り温泉は、諸事情により30分となり、お酒の買い出しも、出来る限り短縮して帰路を急ぐ事にした。
諸事情に関しては、いずれ説明があると思うので、ここでは省略します。
Bランクの山にもかかわらず、果敢に参加を表明された16名の方々、本当に感謝申し上げます。
最終的には11名で挑みましたが、また今後もチャレンジする機会もありますから、体調を整えて一緒に登りましょう。
11名の皆さん、お疲れ様でした。
夏山に向けての良い経験になれば、嬉しいかぎりです。(M.K)
コース記録
箱崎IC6時35分ー石川パーキングー双葉サービスエリアー9時05分深田記念公園パーキング9時25分ー10時45分女岩11時00分ー12時15分茅ヶ岳頂上12時55分ー13時45分女岩13時55分ー15時10分深田記念公園。
日帰り温泉太陽館16時00分発〜韮崎IC〜談合坂サービスエリアー帰京19時過ぎ。