冬の日だまり山行、山麓の梅林となだらかな山頂からの展望が楽しみ
幕山 626m 2011年2月19日(土)
小田急新宿駅改札口7時集合、集合場所がちょっとわかりづらく遅れた人もいたが、無事予定の急行に乗車、小田原に向かう。小田原での乗り換えもスムーズに2時間あまりで幕山のある湯河原に到着。
山麓の幕山公園で梅祭りが開催中ということで、直通の臨時バスが運行されていたが、バス停にはすでに行列ができていて満員のバスで登山口のある幕山公園に向かうことになる。公園入り口で下車し、大勢の人と共に、祭りの会場である公園に。ここで入場料200円を各自支払い入園。天候はあいにくどんよりとした曇り空、ときどき日がさして暖かくなる程度、梅も三分咲きということでちょっと期待はずれではあったが、紅梅、白梅が程良く咲き、しだれ梅もめずらしく幕岩をバックになかなかの景観である。これから登る幕山も一望できる。
梅見を楽しみながら、賑やかな祭りの会場を抜け、新崎川に沿ってまっすぐ幕山の裾回りコースを行く。先頭のリーダーを勝手に追い越したり、後方でゆったり歩いたりして皆マイペースで山歩きを楽しんでいるようだ。橋を渡ったところが大石ヶ原でここから登山道に入る。道は良く整備されており冬枯れのクスノ木の純林を眺めながら、清々しい気分で山道を登って行く。途中ハコネダケのトンネルを繰り返し抜け、緩やかな坂道を行く。登り初めて1時間ほどで南郷山の分岐に到着、あとわずかで山頂である。足下にわずかに残雪を見ながら登ること約15分幕山山頂に到着。
山頂からの景観は素晴らしく、眼下には相模湾が一望でき、手前に初島その奥に大島が望め、真鶴半島や湯河原の町並みを見下ろすことができる。約1時間30分の登りということで皆さん余裕の登頂でした。しかしながら山頂はすでに満員状態、なんとか空いている場所を確保して昼食に。さらに増える登山者をしりめに記念の写真を済ませ、麓の梅林を目指し下山開始。明るい南斜面をときどき相模湾を望みながら、ジグザグに下る。途中休憩舎で一休み。冬枯れの灌木林を抜けると突然眼前に幕山の象徴である幕岩が現れ、ロッククライミングを楽しんでいるクライマーが小さく見える。周辺は梅の花が真っ盛りで大勢の観覧客が繰り出している。ここからは花見気分で梅の花を堪能しながらゆっくりと下る。だいたい予定どおり1時すぎに幕山公園に到着。
祭りの会場ではちょうど地元の高校生が和太鼓の演奏をしており、運良く楽しむことが出来た。その後、梅酒を飲んだり、出店で買い物をしたり、甘酒を少しずつ楽しんだりして祭り気分を味わった。公園からの送迎で、日帰り温泉「ゆとろ嵯峨沢の湯」で汗を流しいつものように生ビールを飲んで、湯河原駅まで送迎してもらい帰路についた。新宿には7時前に到着、流れ解散となった。(S)
コース記録
小田急新宿駅発7:11―8:45小田原駅8:52―9:13湯河原駅9:25―(バス)―9:40幕山公園10:00―10:35大石ヶ原―11:15南郷山分岐―11:35幕山山頂12:15―13:20幕山公園14:10―14:25ゆとろ嵯峨沢の湯16:05ー16:30湯河原駅16:41―18:47新宿駅