緑の中、武甲山に背を押され奥武蔵の展望台へ


奥武蔵・丸山 960m  2011年4月29日(金) 

連休初日の好天の中、奥武蔵随一の展望を誇る丸山に登る。参加者13

 丸山は全国どこにでもある山名。「日本山名事典(20045眺望が素晴らしい丸山の山頂で発行・三省堂)」によると、全国の丸山は187座もあり、 同音同義の円山も別に24座あるとのこと。 ちなみに、同名漢字の山で最も多いのは城山の298座。 丸山が第2位で、第3位は愛宕山の121座。

 定刻を10分ほど早く清澄白河を出発。首都高速、外環道を順調に通過し関越道に入るも、料金所を過ぎたあたりから渋滞にはまり、圏央道分岐まで大幅に時間をロスしてしまった。圏央鶴ヶ島ICで降りた後、一般道は順調に流れ、道の駅「果樹公園あしがくぼ」には10時少し前に到着。

山行計画では道の駅10時出発としていたが、実は30分ほど直売場での野菜の買い出しを含んでいた。下山後に買い出しをすることにして、予定の10時少し前に道の駅を出発。あしがくぼ果樹園の入口から舗装路を登り、東屋のある広場でストレッチと衣服調整を行い、全員の写真を本日のドライバー岡田さんに撮ってもらう。

 急坂の舗装路が長く続き、振り返ると武甲山がやたら大きい。やっと登山道入口の標識が現れ、舗装路から土の登山道になりホット一息。しばらくすると動物除けのネットがあり、そこを超えて、杉林の中を黙々と高度を稼ぐ。尾根筋に出ると二子山や両神山がうっすらと見える。ほどなく日向山からの登山道と合流し、防火帯の幅広な気持ちの良い尾根道となる。何回か急登と少しの下りを繰り返し、かなり登ったところで舗装された林道に遭遇。しかも車が目の前を一台通過。目がテンになった人もいたのではなかろうか。実は、この辺り一帯は県民の森で駐車場も整備されており、マイカーなら林道を登ってくることも可能なようだ。

 県民の森の展示館に立ち寄り、トイレを借用。係員の話では、ここからスカイツリーが見えるらしい。筑波山からも確認できたし、やはり634mの高さは尋常ではないというべきか。最後のひと登りで丸山の頂上に到着=写真=。さっそく展望台に登り、360度の展望を楽しむ。武甲山や両神山は確認できたが、八ヶ岳・浅間山・上毛三山・谷川岳・日光連山などはこの季節特有の春霞で遠望がきかず、確認できなかった。

 展望台下の広場で昼食、さわやかな風と太陽の日差しを受けながら食後のひと時を過ごし、大野峠に向けて下山。気持ちの良い尾根道を下り、最後の展望広場で小休止。ここから筑波山やスカイツリーが見えるらしい。急な階段を下ると大野峠に着く。林道を横切り、杉林の中を延々と下り、姥神集落まで下山。携帯で迎えの連絡を入れると「既に国道脇で待っています」とのこと。

 バスで道の駅まで戻り、直売場で新鮮な野菜を仕入れ、立ち寄り湯「さわらびの湯」へ向けて出発。実は近くに「武甲温泉」があるのだが、連休中は「羊山公園の芝桜」見物の影響で大混雑するとのことで敬遠した。温泉はそこそこ混んではいたが、休憩所はスペースもあり、持ち込みもOKなので気兼ねなく飲み食いできた。道の駅で仕入れたラッキョウとお味噌の組み合わせは特に美味で、末光さんに感謝。

 途中、スーパーに立ち寄りお酒とつまみを購入するも、ワインのコルク抜きに悪戦苦闘、斉藤さんのテクニックでなんとか成功/拍手喝采! 高速も順調で1930分には帰京、みなさんまっすぐ帰宅。

 登山道は総じて整備されており、クサリ場・岩場などが全くなく、何ヶ所か急な登り・下りはあったものの歩き易かったようです。標高差は600mを越えているにもかかわらず、楽だったとのコメントもあり、ランクも「B」ではなく「A」ではとの声も多かった。

 五月晴れではなかったが、天候に恵まれ新緑の中、サクラやツツジも楽しめ、気持ちの良い山行となりました。初めて参加された3名の方も登山や温泉など堪能できたかと思います。(S)


コース記録

清澄白河6:20出発、首都高・外環道・関越道経由、圏央鶴ヶ島ICで降り、国道407号〜国道299号を経て道の駅「果樹公園あしがくぼ」へ9:45到着

道の駅9:55===日向山分岐11:15===県民の森12:05===12:20丸山(昼食)13:05===大野峠13:35===14:40姥神

道の駅15:15出発→さわらびの湯15:5017:20、狭山日高ICから圏央道→19:30帰京



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