可憐なカタクリの大群落を楽しむ
三毳山 229m 2010年4月4日(日)
新年度初めての山行となった三毳山は、東北高速道を北上すると最初に見えてくる小高い、小さな山である。右に見えるのが主峰の青竜ケ岳だ。標高は300mにも満たない山容だが、低山山頂からは天気が良ければ関東平野が一望でき、南西部には富士山も眺められる大展望を満足できる場所である。
いつものように、6時30分清澄白河から首都高に乗る。マイクロバスの専属運転手の岡田さんの腕に心を委ねて、箱崎インターに入り、首都高速を北上して目的地に向かった。天気は曇り。雨には遭わず、バスの流れは順調だ。日曜日にも拘らず途中混雑や渋滞もなく、予想したより早く、7時25分には羽生PAに到着した。ゆっくりトイレ休憩をとった後、佐野藤岡インターを出て7時45分に三毳神社本宮に着いた。あまり早すぎたため、南口駐車場のキーは施錠されていて、仕方なく本宮前の駐車場にマイクロバスを一時駐車させて、ここで下車し、登り口まで歩いた。準備運動をし、トイレを済ませて8時15分には登山開始となった。途中の公園専用のバス通りで桜を背景に写真撮影をして、さらに急坂、急階段を上ると三毳神社奥社に出る。ここで、この日の大きな登りは終わりで、後は整備された山道をルンルン気分で散歩する程度だ。中岳の近くの広場からは、関東平野が開け、南東部には霞のかかった筑波山が見えた。本来ならばこの位置からは南西部に富士山が見えるはずであるが、この日は残念だった。
しばらく尾根歩きを楽しみ、三毳の関所跡を経由して、主峰である青竜ケ岳に登頂だ=写真=。時間に相当余裕があり休憩するも、山頂が狭く、記念撮影するのが精一杯。このため、カタクリの花があれば、その付近で昼食をと思い、山頂を後に、下山を開始した。途中の見晴台で小休憩を取った後、さらにカタクリの群落との標識のあるルートに回る。道々、すれ違う人にカタクリの咲き具合を聞いたところでは、どうもあまり期待できそうになかったが、佐野市側の西口駐車場手前の群落地に着いてみれば、一面のカタクリの絨毯が広がっていた。カタクリの花の中に、ひそやかにニリンソウも綺麗に咲き、可憐な花たちに感激だ。ドライバーの岡田さんもここまで上がってきてくれ、岡田さんに集合写真の撮影をお願いすることにした。記念撮影後、みな満足な気分でフェステバルステージ前の長椅子で昼食をとり、この日の山行日程を終えた。
この後、待機する岡田さんのバスに乗車。佐野市などの協同清掃工場の熱量を利用した三毳リフレッシュセンターで日帰り入浴だ。少しナトリュウムが入った感じの温まる日帰りの湯につかる。途中、道の駅にて、青い新鮮な野菜も買い込み、帰京の途についた。新鮮な野菜類は、各自の台所に貢献された事と思います。本当にお疲れ様でした。(O)
山行記録
6時30分箱崎IC――羽生PA7時25分――三毳神社7時45分――南口駐車場8時15分――三毳神社奥社8時45分――中岳9時5分――三毳関所跡9時30分――青竜ケ岳350m地点10時10分――青竜ケ岳10時40分――展望台11時――カタクリの里11時20分――フェステバルステージ前11時30分着。
トップページに戻る