快晴の三浦半島で山と海を満喫
三浦富士 183m 武山 202m 2009年1月11日 快晴
今年の初歩きは急遽、三浦半島の三浦富士と武山となった。温暖な三浦半島の最も南に位置する三浦富士、そして武山に至る尾根歩きは、秀峰・富士のビューポイントがあちこちにある。すでに半分以上雪をいただいた富士山は、1月の引き締まった寒気の中、雄雄しく、素晴らしい姿を見せていた。
この日のコース取りは、山歩きの後、南下して三浦半島の突先、三崎港、さらに城ヶ島へとちょっと欲張った1日プランを敢行するため、通常のルートの津久井浜駅から登るコースではなく、武山から三浦富士へと尾根を歩き、津久井浜に下りてくるコースとした。
京急品川駅に集合した後、午前7時35分の快速特急で横須賀中央駅に出て、バスに乗り換え、登山口に近い竹川のバス停へ向かった。歩き始めは午前9時ちょうど。早速、武山不動のある武山を目指し、舗装道を上がった。30分ほどの距離だが、結構急坂だ。周囲にはツバキの木があちこちに深紅の花をつけている。サクラ、そしてツツジの木々の道を上がっていく。季節ごとにさぞ目を楽しませてくれる参道だ。途中、右手に木々が途切れるあたり群青の相模湾がよく見え、その向こうに雲ひとつない、きれいな姿の富士山が現れた=写真=。真っ青な空に冠雪の富士山がこの上なく素晴らしい。冬の富士見山行の醍醐味だ。
武山は三浦半島最高峰の大楠山(242m)に次ぐ山となる。山名はヤマトタケルノミコト(日本武尊)が東征の際、横須賀の走水から現在の東京湾を渡って上総の国に向かう途中に、この山に立ち寄ったことから由来するという。武山不動尊に参拝した後、四囲を眺めることのできる展望台に上る。あいにく木々が邪魔をして富士山こそ見えないものの、これから行く三浦半島の先端まで一望できる。相模湾、伊豆半島の山並み、海の向こうには大島の島影が鮮明に見える。一方、反対側には眼下に東京湾が広がる。東京湾の奥のレインボーブリッジのあたりから目を右に移してくると海ほたるがあり、京葉の工場地帯や木更津の街並みがあり、さらに房総半島の鋸山までも遠望できる。
武山をあとにして砲台山を巻き、三浦富士へと枯葉の山道の日溜まりハイクを楽しむ。途中途中にある展望台に立ち寄りつつ、10時半過ぎには三浦富士の山頂に到着。ここで簡単なお昼とする。浅間神社の奥宮の石碑があるが、それほど広くはない。田んぼや畑の先に広がる三浦海岸の眺望を楽しみながらのお昼だが、この後、三崎港でマグロ料理を堪能するため控えめのランチタイムとする。
三浦富士からは、ミカン畑やキャベツ、ブロッコリなどの野菜畑の脇を通り、さんさんと降り注ぐお日様の恵みに感謝しながら、予定より早く京急津久井浜の駅に着いた。この日の切符は「三浦半島1DAY(1日)フリーきっぷ」で、電車、バス乗り放題。しかも京急城ヶ島ホテルの海洋深層水露天風呂の割引もついて、非常に得々切符だ。行く先々でチケットを買う必要もなく、目いっぱい有効活用した。三崎口まで5分ほど京急の快特に乗ったあと、城ヶ島までバスで一気に行く。
終点で下車後、早速、城ヶ島ホテルの露天風呂を満喫。風呂上りは風がほとんどない磯に出て、大海原の眺望を心ゆくまで楽しむ。釣りをしている人、磯歩きを楽しむ人が繰り出して、のどかな光景だ。バス停に戻り、三崎港に引き返した後、マグロの店「海舟」でマグロ尽くしだ。新鮮なお刺身はもちろんマグロの珍味、卵から胃袋などを味わい、さらに貝や小エビがたっぷり入ったかき揚げ、三浦半島の大根ステーキ、そして各種マグロ丼、イクラ丼など分け合い、十二分に堪能。お土産を買ったあと、三崎口からまた京急快特に乗車し、一路、家路についた(実は、この後も立ち寄りがあったが、メタボ解消の山行目的からどんどん外れていくので割愛です)。(G)
京急品川7:35=(京急快特・三崎口行き)=8:22横須賀中央8:34=(バス・三崎東岡行き三崎口止まり)=9:00竹川バス停/歩き始め⇒⇒9:40武山⇒⇒10:40三浦富士10:55⇒⇒11:40津久井浜駅11:44=(京急快特)=11:48三崎口駅12:02=(バス・城ケ島行)=12:35城ケ島終点⇒12:45城ケ島京急ホテル・入浴13:40=(バス・三崎口駅行)=14:00三崎港バス停⇒食事・休憩(海舟)/買い物(産直センター「うらり」)三崎港バス停17:02=(バス・三崎口行き)=三崎口駅18:20=(京急快特・青砥行)=
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