思わぬ急登と予想外の展望・紅葉
水沢山 1194m 2009年11月1日(日)
榛名連山の中で随一の展望を誇る水沢山を水沢観音から登頂し、伊香保森林公園で紅葉狩りを楽しんだ=写真右=。
前日の天気予報では全国的に雨マークが付いていたが、雨の降り始めは午後からとなっていた。下山まで何とか天気が持ってくれれば…と祈る。バスは定刻より10分早く清澄白河を出発し、関越道では車は多かったがさしたる渋滞も無く、9時前に水沢観音の駐車場に到着した。途中、バスの中から眺める水沢山が徐々に姿を変え、最後は尖がった三角すいの形となってしまい、悲鳴とも喜びとも取れるさけび声が上がった。
水沢観音は願いごと全般(安産祈願、受験、交通安全、等々)ということで、メンバーそれぞれ願い事を祈願した。標識に従っていきなりの急な石段を登り、万葉植物苑でチョットひと息。万葉歌碑「伊香保ろのやさかの堰堤に立つ 虹の顕ろまでもさ寝をさ寝てば」の解説を読み、恋歌と納得し、登山口へ。ガイドでは登山口から石仏12体のある尾根まで雑木林の中の急登が続くとあったが、やはりその通りで、ペースを落としてゆっくりと高度を稼いだ。幸い登山道は比較的歩きやすく、風も適度にあったので急登の割にはそれ程苦しくなかったのでは…。途中、水沢観音からの音に混じって、遠く大砲の音らしきものが聞こえて来たがこれは相馬ヶ原に駐屯する自衛隊の演習と思われる。中間点の休み石、石仏群等で休憩を取りながら、最後の急登で頂上に立った。
頂上からは赤城山、子持山、小野子三山、妙義山、それと榛名連山の相馬山・榛名富士・二つ岳などがよく見えた。富士山や八ヶ岳などは残念ながら確認することはできなかったが、本当に360度の展望だった。頂上は狭かったが、幸い他の登山者が少なかったので、皆で軽めの昼食をとった。
地元では結構人気のある山らしく、前橋市在住の方は何回も来ていて、富士山が見えることも多いとのこと。又、富岡市から来た女性の方(単独)は水沢観音〜水沢山〜森林公園内の二つ岳を往復するらしい。未だ午前中なので時間的には余裕だが、ホントに元気な方が多いですね。
下山は伊香保森林公園口方面で、途中すべり易い箇所もあり木につかまりながら慎重に下り、林道に降り立った。さらに森林公園内に入り、なだらかなアップダウンを繰り返し、むし湯跡で大休憩。杉本さんからの差し入れのりんごを爺やや加藤さんらが皮をむき、皆でおいしく頂いた。バスが待っている管理棟のすぐ上にある「もみじ広場」では紅葉がちょうど真っ盛りで、浪漫会の女性人がもみじの紅葉と競い合う場面もあった。結果は写真をみて判断して頂くことにしましょう=写真左=。
バスで伊香保温泉「黄金の湯館」に向かうも温泉街の手前から渋滞が発生しており、伊香保・榛名湖への観光客の多さにびっくり。温泉で汗を流し、再び水沢へ向かい、名物の水沢うどんを食べることに。水沢観音にあるうどん店はいくつもあり、選択に迷ったが団体客利用状況・ボリューム・価格等を事前リサーチし、大澤屋に決めた。うどん自体も美味しかったが、ごまだれもなかなか…、舞茸の天ぷらはお酒の肴としても最高だった。ちなみにお店は水沢観音山門下に十数店舗あり、始祖清水屋、元祖田丸屋、大澤屋などが有名。
予想以上の好天に恵まれ、展望と紅葉を楽しむことができた。雨も我々が水沢うどんを食べて出発する直前まで我慢してくれたようだ。登りは思いのほか急登だったが足場もよく危険箇所もなかったので標高差580mを2時間足らずで歩けた。森林公園管理小屋の主人の話では紅葉は例年より2週間位早いとのことだったが、最後に「もみじの広場」で紅葉を堪能できて良かった。
コース記録
清澄白河6:20出発、箱崎JCTより首都高・外環自動車経由、関越自動車道・渋川伊香保ICで降り、県道26号・25号・15号を経て、水沢観音の駐車場へ8:45到着
水沢観音9:05===9:50休み石10:00===10:30石仏像10:35===10:50水沢山(昼食)11:25===森林公園登山口11:55===蒸し湯跡12:35===13:00森林公園管理棟
森林公園13:20出発→伊香保温泉「黄金の湯館」13:50〜14:30、水沢観音「大澤屋」14:50〜15:30、渋川伊香保ICから関越道→20:00頃帰京
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