晴天の五月晴れの中、箱根の名山、明神ケ岳から冠雪の富士山を望む
明神ヶ岳 1169m 2014年5月11日(日)
箱根の名山、明神ヶ岳は5年前と同じように、箱根外輪山の展望台として素晴らしい眺望を見せてくれた。5月の連休明け、道了尊、大雄山最乗寺から明星ヶ岳に至る道を13人で登った。
バスはいつものように曳舟から順次、参加者をピックアップし、流れのいい東名高速を経て、午前8時過ぎには登山口の最乗寺に到着した。
朱色の大きな鉄下駄で知られる最乗寺の杉並木を通り抜け、森閑とした朝まだきの境内で準備体操を済ませ、登山開始。初めは、足元が悪い急坂を詰めること30分。息が上がる道をつとめてゆっくりゆっくり高度を稼ぎ、上がっていく。1時間ほどで林道を抜け、雑木林の先の見晴らし小屋に着く。
さらに20分ほど登るとカヤトの尾根道となり、南足柄の市街地や湘南の海岸線を遠くに望むことができる。晴天のため、水分補給をこまめに取るべく、20分から30分間隔で休憩を取り、標高差800mの山頂を目指していく。
やがて道は左に開けた崖沿いの道となり岩の間から湧きだす明神水に出る。ここまでくれば山頂まで半分の行程だ。登山道は尾根を巻くように登っていくが、急坂が相次ぐ難所続きだ。涸れ沢を越え、樹林が生い茂る山道を抜ける。やがて、視界が開けた最後の急登を上がると、山頂に出た。登山口からちょうど2時間半の行程だ。
広々とした山頂には、すでに20人ほどの先客がいて、360度の眺望を思い思いに楽しんでいる。早速、記念撮影を済ませ、待望のお昼だ。冠雪の富士の頂を真正面に見ながら、昼食を摂る。いつものように楽しい時間が流れ、大自然の中での食事を満喫する。
歩き始めが、1時間も早かったため、40分ほど山頂で過ごす、そして、下山は反対側の宮城野を目指すことにする。大涌谷を真正面に見つつ、雄大な明神ヶ岳の山頂を後に、明星ヶ岳の方向に下り始める。尾根沿いの道は、結構急坂の連続でもある。特に鞍部からは一層険しい道となり、難渋する。
ゆっくりゆっくり足元に気をつけながら、下っていく。竹やカヤの刈払われた尾根道をただひたすら下っていく。往路とは全く違った石ころだらけの急坂である。宮城野を目指してほぼ1時間半、別荘地の狭あいなわき道をくだり詰めて宮城野に出た。バスと合流して、登山の汗を流すべく、宮城野温泉会館に着く。
湯船にゆっくりつかり、例のごとくワイワイガヤガヤと談笑し喉を潤す。明神ヶ岳=ミョウジンガタケにちなんでか、自宅栽培のミョウガを用意してくれたメンバーもいてありがたく頂戴する。お味噌つきでビールによくあった。
午後3時半過ぎには高速に乗ることができ、まさに足元が明るいうちに帰京となった。またとない五月晴れに恵まれた一日、これも本日のメンバーの日ごろの行いの良さでしょうか? (G)
コース記録
最乗寺8:30⇒⇒9:50神明水10:00⇒⇒11:00明神ケ岳11:40⇒⇒12:30鞍部⇒⇒13:40宮城野支所前(全員、バスに乗車)⇒⇒14:00宮城野温泉15:20⇒⇒18:00過ぎ帰京
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