ツツジ咲く雨の鍋割山(赤城)
鍋割山 1332m 2009年6月6日(土)
小雨降る中を定刻よりチョット送れて清澄白河を出発。雨にもかかわらず関越道は鶴ヶ島IC付近まで渋滞、これも「高速道路1,000円で走り放題」の影響なのか。埼玉から群馬県に入り前橋ICで一般道に下りる頃には雨も上がりひと安心していたが、大鳥居をくぐる辺りから霧雨が降ってきてしまい、駐車場ではバスの中で雨具をつけるハメに。
バスの運転手岡田さんに出発前の集合写真を撮ってもらい、荒山登山口の道標に従って山道に入る。登山道はよく整備されており、緩やかな道をしばらく登るとやがて石のゴロゴロした急登になり、一汗かいたころツツジが咲いている広々とした荒山高原に着いた。当初の予定では荒山を登ってから鍋割山としていたが、荒山の山頂直下の足場が悪いことと雨が降っているので、荒山をパスして鍋割山へと向かう。小さなアップダウンを繰り返す尾根道ではツツジが咲いておりなかなか見事であった=写真=。途中、すれ違ったハイカーの話ではツツジはみごろを過ぎて終盤にさしかかっているとのことであったが、よく見ると橙赤色のヤマツツジは確かにピークを過ぎていたが、花びらのより大きな橙色のレンゲツツジはちょうどみごろだった。
鍋割山頂上では雨もあがり、昼食をとる事ができた。鍋割山は赤城山の中で最も南に位置しており、その南側に山はなく、足もとに関東平野が広がり、それを囲む山々の展望が素晴らしいところなのだが、あいにくの天気であたり一面ガスの中で何も見えず残念であった。荒山高原まで戻り、時間に余裕があったので「芝の広場」を散策した後、ゴロゴロした急な坂道を慎重に下り、全員無事に駐車場に下山。駐車場には水道の蛇口とスポンジが一組あり、泥で汚れた登山靴を洗ってからバスに乗り込んだ。雨の日はサンダル又はスニーカーとビニール袋(汚れた登山靴を入れる)を持参するとよいかも。
富士見温泉「見晴しの湯」は洗い場も多く、露天風呂からの見晴しも良かった。施設内の無料休憩所にてのどを潤おし、隣の農産物直売所でたまねぎを大量に安く仕入れ、ソフトクリームや焼き饅頭で別腹を満たして、国道353号線を西に進み赤城ICから関越道に入り、帰京した。
赤城山のツツジは例年より1〜2週間早まっていたようです。花のピークにあわせた山行の難しさを感じた。霧雨の中、新緑がとてもみずみずしく幻想的でよかった反面、鍋割山からの展望が全く無かったのは心残り。天気が急速に回復し、見晴しの湯の露天風呂からの景色、関越道からの榛名・妙義・荒船山などの特徴のある山並み、首都高でのオレンジ色した夕陽などを見ることができて良かったが、もう半日早く回復してくれたらと考えるのは欲張りすぎだろうか?(S)
コース記録
清澄白河6:35発==荒山高原登山口9:45着
駐車場10:05===10:45荒山高原10:55===11:35鍋割山(昼食)12:10===12:45荒山高原(散策)13:10===13:55駐車場
荒山高原登山口14:20頃発==富士見温泉14:30頃着、「見晴しの湯」で入浴・休憩
富士見温泉16:00頃発==清澄白河19:00頃着