梅雨の谷間に花と展望の山をまったり登山

赤城地蔵岳 1674m、日光白根山 2578m  2009年6月27日(土)〜28日(日)


赤城地蔵岳は関東の通信の要所で頂上に地蔵岳の頂上で。はパラボナアンテナが林立。花の山として人気がある。日光白根山は関東以北では最も標高の高い山で、展望と高山植物に恵まれた名山
=写真右=。

初日の朝、いつもの集合場所に予定時刻通り3台の車が揃い、赤城山を目指して出発。途中、川越辺りまで渋滞はあったが順調に走り、鳥居峠には予定より1時間も早く到着した。覚満淵を上から眺めた後、小沼(コノ)の駐車場に車を止め、地蔵岳へ。思いのほかあっけなく頂上についたが、展望は期待以上であった。大沼(オノ)や赤城神社が眼下に、赤城の最高峰黒檜山、遠くに上州武尊山までもが望めた。早めの昼食をとり、さわやかな風が吹いている中、まったりとした時間を楽しんだ。

時間に余裕があったので、車にザックを置いて小沼を一周することに。途中、カルガモの親子に遭遇、小さなヒナ7羽が母親のあとを必死で泳ぐ姿がけなげであった=写真左=。あまり長い時間水の中に居れないようで、岸辺でみんなカルガモの親子でかたまってひなたぼっこをしている姿もほほえましかった。覚満淵もゆっくり一周し、一日のんびり過ごした後、丸沼高原に向けて出発。

シャレー丸沼には3時少し前に着き、チェックインを済ませ、夕食前に温泉で汗を流した。シャレー丸沼の温泉は露天風呂と内湯があり、内湯はやや熱め、露天はほどよい温度で好みに応じて温泉に浸かれる。また、いつでも入浴できるのでありがたい。食事は夕食、朝食ともまずまず、部屋も季節がら宿泊客がそれほど多くなかったのでゆったりすごせた。(男性2部屋、女性1部屋)

2日目は午前中曇り、お昼ごろから晴れの予報なので、期待できそうだ。朝食は7時から、ホテルの精算を済ませ8時に出発。ロープウエイで一気に1400mから2000mの山頂駅へ。途中、ロープウエイの中から燧ケ岳が確認できた。山頂駅ではコマクサが可憐な花を咲かせており、思わず撮影。又、これから登る日光白根山が目前にドンとその雄姿を見せている。二荒山神社の脇にはシラネアオイがたくさん咲いていた。時期的にはもう遅いかなと思っていたのでうれしかった。

登山道入口には高山植物の保護のため、鹿が入り込まないように鉄の柵があり、それを開閉して行き来するようになっている。鹿の食害で尾瀬や南アルプス仙丈岳などで高山植物が減少、もしくは全滅の危機にひんしていると聞くので、やむを得ない処置と白根山の頂上で。思う。森林の中の登山道にはカニコウモリの群落がたくさんあった。又、イワカガミもあちらこちらで咲いており、思わぬ花めぐりの山行となった。森林限界を超えた途端に強風に見舞われ、長袖のウエアを着込む。ザレ場を頂上目指して一歩一歩足を出すがなかなか前に進まない。ザレ場では西側が開けており、山頂駅や遠く上州武尊山が望めた。

日光白根の頂上はそれ程広くはないが、何とか全員の集合写真を撮り=写真右=、風を避けて隣の頂きに戻り、昼食。山頂からの展望は素晴らしく、青緑色の五色沼や中禅寺湖、男体山、燧ケ岳などが一望できた。下山ではザレ場が登りとは逆に気持ちよく歩け、時間に余裕もあったので、七色平湿原に立ち寄った。高山植物はまだほとんど咲いてはいなかったが、紫色の花の名前が分らずチョット気がかり。ハクサンチドリかショウジョウバカマでは? 山頂駅では足湯には入らず、登山パックで無料入浴できるシャレー丸沼の温泉で汗を流し、予定より早く15時に丸沼高原を出発。途中、関越道の渋滞にはまり、清澄白河着が20時になってしまった。

今回は2日間とも梅雨の時期としてはめずらしく好天となり、気持ちの良い山行を楽しめました。ただ、泊りということもありお酒を飲みすぎて、翌日体調不良になった方も居られたようです。幾ちゃん差し入れのお酒(八海山?一升)と夕食時の日本酒(シラネアオイ4本)が効いたようですね。尚、烈さんは森林限界の手前で訳あってリタイヤ。散策コースを楽しまれ、山頂駅で本隊と合流しました。(S)

コース記録

<1日目>

清澄白河7:00発==赤城小沼駐車場1000

小沼駐車場10:15===11:00地蔵岳(昼食)11:30===12:00駐車場12:05===小沼&覚満淵を散策(一周)

赤城ビジターセンター13:30発==丸沼高原14:50着、シャレー丸沼(泊)

<2日目>

シャレー丸沼8:00===山麓駅8:10==(ロープウエイ)==8:25山頂駅8:30===9:10七色平分岐9:15===11:00白根山頂(昼食)11:50===13:00七色平分岐13:10===13:45

山頂駅13:50==(ロープウエイ)==14:05山麓駅、シャレー丸沼で入浴
丸沼高原15:00発==清澄白河20:00


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