気分は冬の八ヶ岳!? 南高尾日だまりハイク

 南高尾山稜 536m 2012年2月4日(土)

南高尾は高尾山薬王院方面の登山道とは異なり静かな山だ。アイゼンをつけて雪道を行く登山者はリピーターが多く季節を変えて登っている。ガイドブックに、東京に少し雪が降った翌日高尾方面に出かけるとちょっとした雪山遊びができると書いてあるが、今までその機会がなかった。今回は雪の降った後、気温も低く雨も無かったので凍結の恐れもありアイゼン持参で行くこととなった。

ドタキャンならぬ突然参加の烈さんを含め予定通り京王線に乗車した。高尾駅でそばの割引券を手に入れ相模原行きのバスをストレッチしながら待った。10分ほど遅れてバスに乗り大垂水に到着。歩道橋のところまで来ると、いきなり道が凍っていた。歩道橋を渡ったところでアイゼン装着。しかしすぐには装着できない。Kさんはひたすら立ったまま。男性陣が跪いて付けていた。ここから大洞山手前のベンチまで濃淡はあるものの凍った道が続く。雪景色の中をアイゼンが外れるアクシデントを物ともせずワイワイ、ガヤガヤと登っていった。Iさんは登山経験は豊富なのにアイゼンを履くのは初めてだそうで、楽しそうに歩いていた。小休止の後少し歩くと大洞山到着。写真撮影をする。空には一点の雲も無い快晴だ。丹沢山系の後ろに富士山がときおり顔を出す。日向の道は乾燥し、日陰の道は凍結している。

ここから小休止をはさみ、中沢山を経由し見晴台に向かう。途中、正午をすぎ空腹感を覚えた人もいたようだが見晴台まで我慢してもらった。見晴台にて昼食を取る。ここからの眺めは抜群!眼下に津久井湖と周辺のまちを一望して、その向こうには山並みがずっと広がっている。このコース一番の展望のポイントだ。暖かい日差しのなか、景色を楽しみながらゆっくりする。この先南面の道が多いので相談の末、アイゼンは外すことにした。

ここでアクシデント発生。Hさんが崖の下にアイゼン用の袋を落としてしまった。上から木の枝で取ろうとしてもうまくいかず諦めたとOさん、大活躍ころ、何と「末期高齢者」を自称するOさんが崖の横から回りこんで取ってきてくれた=写真左=。(だれです?年寄りの冷や水などと言ってるのは)

三沢峠までは平坦で穏やかな道だ。小ピークはまき体力を温存する。かなり余裕を持って三沢峠に到着した。ここからの選択肢はふたつ。梅ノ木平までの穏やかな道をいって車道歩きで高尾に戻るか、草戸山を経由する少々アップダウンのある道を行くか。協議の末草戸山経由で高尾山口まで行くことにした。右手に城山湖を見ながら山道を歩いていく。風もあまり無く冬の里山ハイクでは最高の天候だ。草戸山から東京の街並みがよくみえた。幾度となく繰り返すアップダウンにもめげず温存していた体力を使って無事に(何人か滑って転んだようだが)登山口に到着した。

下山後、希望者=全員で高橋家によりビールと蕎麦で打ち上げ。(別腹で蕎麦ぜんざいも食べた猛者も?)

平らな山だと言ったのに平らじゃない等ご不満はあると思いますが、気がつくと誰もバテルことなく降りています。その上デザートまで食べる余裕。スタンダードな中高年に比べ当会のメンバーは体力、食欲ともに高いレベルにあると思います。これもひとえに皆様の日ごろの節制にあると思います。たいしたもんです!

今期の小生の案内は今回が最後です。来期も懲りずに参加して下さい。色々有り難うございました。(I)

コース記録

9:00新宿-9:56高尾山口10:14−10:30大垂水ー11:30大洞山ー12:10中沢山 ー 12:20見晴台(昼食)12:50ー13:30〜13:35三沢峠ー14:10草戸山ー15:50高橋家 


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