立山連峰の大パノラマ! 立山三山走破?
雄山2992m 大汝山3015m 2013年9月20日(金)〜22日(日)
立山は山岳信仰、特に女人救済の霊地として知られている。『今昔物語』ETCでも述べられている通り、平安の昔から地獄や浄土が見られる死の世界と考えられていた。利便な交通手段で室堂に立つことができる現代人とは異なり、古の人々がここに到達したときの感慨は我々の想像を絶するものであったであろう。
20日、竹橋に定刻前に集合。連休前でロビーは黒山の人だかり。誰かの恐喝か、自発的行為かは定かではないが、岸さんがわざわざお酒を届けてくれた。(有り難うございました)
バスは順調の走行しほぼ予定通り室堂平に到着した。
(一日目)夜行バスにもかかわらず、そこそこ睡眠もとれ、朝食、水を確保し室堂ターミナルを後にした。天気は快晴!一の越との分岐を経て室堂山の展望台=写真右=に到着した。薬師岳から黒部五郎、槍を一望、五色ヶ原山荘の赤い屋根が印象的だ。小休止の後、浄土山を登り始めた。大きな岩が点在するやや急な斜面を難儀しながらなんとか北峰にたどり着いた。富山大学立山研究所のある南峰までの平坦な道を行きここで昼食にした。まだまだ体力をもてあましている韋駄天Kさんはその間に龍王岳を往復してきた。
雄山を正面に見ながら一の越への下りを行く。さすがに北アルプスの山は雄大だ。頂上を目指す人がよく見える。剣岳の頭が見え隠れする。一の越での休憩の後、今回の一番の上りに向かった。浄土山の上りの後で疲労があった為かかなり苦戦した。ここで再び韋駄天Kさん登場!先に頂上に行き、戻ってバテタ人の荷物を持ってくれる事になった。(心遣いに感謝)ところが、なかなか戻ってこない?八割方登ったところで姿が見えた。聞くところによると、御祓いをしてもらっていたらしい。(その内容について興味のある方は本人に確認してください。)荷物を持ってもらいなんとか全員雄山を登りきった。五竜、鹿島槍、燕が綺麗に見える。
ここから、大汝山、冨士の折立=写真左=、真砂岳に至る尾根歩きは後立山を眺めながらの素晴らしい山歩きだ。何人かの人が、ピークを拾いその他の人は巻きながら慎重に進んでゆく。大幅な時間の遅れにもめげず、疲労困憊しながらも小屋にたどり着いた。いつもの通りビールで祝杯!!先ほどまでの疲労は何処かに行ってしまったように晴れやかな顔だった。
(二日目)五時に起床。卵の黄身のような太陽が綺麗に上がる。前日の疲労で体調のすぐれない人がいるので、勘案の上、下田さんにお願いして大走りコースを行ってもらい、本隊は予定通り別山経由で雷鳥平で合流することになった。本隊は真砂岳の分岐から別山に登った。目の前には雲一つ遮るものの無い剣岳が聳えていた。剣岳を眺めながら南北の峰を往復し別山乗越に向かう。大日岳が次第に大きくなってくる。剣御前小舎の前で小休止の後、雷鳥平へ一挙に下る。程なく雷鳥沢ヒュッテで下田隊と合流した。
源泉は熱湯で、頭からかけて火傷しそうになった人、風呂の栓を抜いて戻せず慌てた人などがいたそうです。ここから、血の池、地獄谷、みくりが池を経由してターミナルに到着。
買い物の後バスに乗り込んだ。途中、事故渋滞もあったがなんとか21:30新宿に到着。三々五々帰路に着いた。
結果的に少々ハードなスケジュールになってしまったことをお詫びします。二日間の素晴らしい天候と景色に免じて許して下さい。(I)
コース記録
(一日目)室堂平7:55(準備等)8;30―9:35室堂山展望台9:45−11:10浄土山南峰(昼食)11:40―12:05一の越12:25―14:10雄山14:20―14:50大汝山15:00−15:20富士の折立15:25−16:30内蔵助山荘
(二日目)内蔵助山荘6:30−7:30別山7:45−8:10別山乗越8:20−10:00雷鳥沢ヒュッテ(入浴)11:10−12:10室堂平(バス乗車)―21:30新宿駅西口
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