初夏のレンゲツツジを訪ね、穏やかな高原を行く


湯の丸山 2101m 2012年6月23日(土)


 浅間連峰の西側に位置する湯の丸山は、山頂付近は群馬県に、そして穏やかな初夏の高原を行く高原までの県道
94号線は長野県に属する県境の山だ。登り口に至る曲がりくねった県道脇には、100体にも及ぶ観音像が110mおきに置かれている。「湯の丸」の名前の響きに象徴される如く、穏やかな山容で、あたり一帯は、爽やかな亜高山帯の気候が広がる山塊であり、「花の高原」として親しまれている。とりわけ初夏のこの時期は、鮮やかな朱色の絨毯が山肌を染め上げる「つつじ平」のレンゲツツジの大群落で知られる。国の天然記念物にも指定されてもいる。

我々は定時に清澄白河を出発し、箱崎ICを経由して首都高速に入った。参加者は、予定していた12人が1人減って11人。中田運転手さんの紹介を受け、いつものように車内で元気な挨拶を交わし、協力を約束し、よろしくを言い、一路、東御湯の丸ICへ向かった。途中、上里SAで休憩をとり850分には湯の丸ICをおりて、県道94号線を経由して登山口へ。915分、観光客でにぎわう「満車」の表示の駐車場をさらに進み、奥の駐車場で下車。全員下車してトイレ・準備体操を行い、歩き始めた。本日は、会計は本多さんに、烈さんには時間担当を、また最後尾を杉さんにお願いした。代表の代わりに、写真担当としては下田副代表に任せ、いよいよ出発だ。

高原のあちこちにはレンゲツツジが綺麗に咲き素晴らしい高原歩きだ。30分ほど上り詰めたところに「つつじ平」がある。鹿よけの柵も見られる。我々は目と写真でレンゲツツジの群落を満喫、11時前には山頂に着いた。

山頂からは冠雪の中央アルプスから北アルプスまで、素晴らしい眺望に感嘆の声が上がった。見えた山々は、中アでは空木、木曽駒、北アでは左から御岳、乗鞍、そして穂高連峰、ランドマークの槍が岳、針の木、爺ヶ岳鹿島槍、五竜、白馬そして右手のほうに雨飾山など本当に素晴らしい展望だ。ここで昼食をとり記念撮影をして1130分には烏帽子岳に向けて鞍部までの下山を開始した。途中、岩で足場が悪い難儀な個所を通過しながらも1210分には全員鞍部に到着した。ここまで来て、少々昔の足の痛みを感じた方がいて、下田さんと斉藤さんと相談して、今回はここから下山することに一致を見て、下り始めることにした。途中、臼窪湿原に立ち寄り、何か見るものはないかと散策したが、何の花も無く、残念と思いながら湯の丸キャンプ場に到着して小休憩をとり、駐車場に向かった。

 下山後、日帰り湯「湯楽里館」に立ち寄り、大きな湯船にゆっくりつかった。露天風呂からは八ヶ岳や蓼科山などが眺められ、みな満足気分だったようだ。また、12畳のレンタルルームで地ビールなどを味わい、さらに隣の物産センターでは、車中のつまみ用の沢庵を買って、ついでに切って頂いた。店員からこんなサービス初めてといわれてしまった。帰りの車中はワイワイがやがや。美味しいワインと酒で、楽しい話に花を咲かせ、帰路に着いた。本当に皆様の協力で、大変有難う御座います。(O


コース記録

箱崎IC6時30分―上里SA8時―東御湯の丸IC845分−湯の丸高原915分―湯の丸山開始930分―つつじ平10時―湯の丸山頂着1050分―昼食―烏帽子出発1130分―鞍部着1210分―出発1230分―臼窪湿原1315分―湯の丸高原キャンプ場1325分―駐車場1345

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