生藤山 990m 2023年4月29日(土)
生藤山は今回が2度目となります。前回(2012年4月)は中央線での人身事故の影響により電車が大幅に遅れ、登山コースの変更を余儀なくされ、てんやわんやの山行でした。前回果たせなかった生藤山~山の神までの稜線歩きを再度計画しました。
リーダでの山行は久しぶりだったので、30分前から集合場所で待機(入れ込みすぎ…)。当然、誰もいない。集まったメンバー7名で京王線新宿駅を7時30分に出発、高尾駅にて2名合流し、全員がそろった。JR甲府行に乗り換え、藤野駅で下車。和田行のバス乗り場は登山者でいっぱい。超満員でバスが出発した後、増発の2台目バスに乗車、全員座れた。バス乗り場にはまだ10数名の登山者が残された。藤野ー和田間のバスは2台での運行なので、次のバスは30分後らしい。途中、陣馬登山口で半数以上の人が下車、鎌沢入口で我々のほか数名の登山者が下車。バスは数名の登山者を乗せて終点に向かう。
バス停の近くの空き地で準備を済ませ、いざ出発。鎌沢休憩所までは車道歩きで、かなり急な登りが続く。日差しも強く、早々に衣服調整を余儀なくされる。藤の花に元気をもらい、なんとか休憩所へ。少し進むと登山道入り口の標識があり、ここからは暑い日差しが避けられ快適な登山道が続く。軍荼利神社の鳥居の手前のところが開けていて、そこから見えた富士山が今日一番だった。生藤山の山頂は木々の葉が生い茂っていて、今ひとつ。佐野川峠、甘草水を経て三国峠まで緩やかな登山道が続く。日本武尊の伝説のある甘草水では水が湧き出ておらず残念。三国峠ではちょうど大きなベンチが空いており、ゆったりと昼食タイム。
ここから本日のハイライト、生藤山~茅丸~連行峰~山の神までの稜線歩きとなる。三国峠の隣の生藤山は露岩の多い道で、特に下りは木の根も加わり慎重さが要求される。茅丸(1019m)はコースの最高峰で富士山の展望が望める頂き。生藤山、茅丸とも巻き道があり、特に茅丸は3名のみ登頂だった。富士山の展望はいかに? 茅丸からは明るい稜線歩きが続く。新緑がまぶしく、また適度な風、小鳥のさえずり、適度なアップダウンなど心地良いハイキングが楽しめた。小さく登り返した頂が連行峰(1016m)。ベンチがあり、木陰で大休憩。ここから山の神までは下りが多くなり、高度を下げる。徐々に膝への負担が増す。
山の神で稜線と分かれ、和田の集落に向けて下山の開始だ。小石が多く歩きづらい。急なつづら折りの道が延々と続く。膝が笑い始めたころようやく登山道も終わり、いつしか車道歩きに変わる。和田峠からの大きな道に出てしばらく進むとトイレのある休憩所に着いた。バスの始発場所と思い休んでいると、後続の登山者がバス停はもう少し下った先との話し声が聞こえ、我々も急いで移動。時間に余裕があったから良かったが、危なかった。(リーダのミスです。) 登山者が多くて座れなかった。すぐに増発便が来たが後の祭り。2台目は途中の陣馬登山口で、多くの登山者を乗せたようだ。藤野駅で予定の電車に乗り、高尾駅で解散した。
新緑の気持ちの良い稜線歩きを楽しめたかと思います。午前中は日差しもたっぷり、久しぶりに半袖で気持ち良い汗をかくことができました。
前日夜にアクセスの最終確認をしたところ、バスの時刻表が一部変更になっていることに気づきました。藤野駅9:15発が9:06発に改訂(2023/3/18)されており、JRからバスへの乗り換え時間が17分から8分に短縮され、藤野駅でのトイレは断念することに。年度替わりは要注意ですね!
連行峰で我々と同年代と思われる元気なパーティより情報入手。上川乗バス停~浅間峠~熊熊山~生藤山~と歩いてきて、特に浅間峠と熊倉山間の新緑が最高だったらしい。かなりのロングコースとなるが、会員メンバーにもぜひ歩いてほしいと思う。来年度に向けてコース選定を検討しようかな。
(S.S)
<参加者のひと言>
★想像していたよりハードなコースでしたが、新緑の美しさに癒さられなんとか歩く事ができました。トレーニング不足か加齢の為か解りません が体力の低下を痛感しています。
(アンビ)
★朝から快晴久しぶりの登山を十分に楽しみました。輝くような新緑の中暑くも寒くもなく、丁度いい気候で申し分ない山歩きでした。
(S)
★新緑 おでこに「痛っ!」 初体験❓
(オーデコ コロン)
★ゴールデンウィーク初日でもあり、藤野駅~登山口間のバスも往復増便対応というほどのたくさんの人出であったが、思い思いに散らばり、ほどなく山が呑み込んでいった。今月初旬の今熊山から連なる今回の生藤山は十数年前までの数年間、「ハセツネカップ」に参戦の際に踏んだ尾根道で、サクラの花の盛りは過ぎていたが、時折、富士がくっきり顔を出し、爽やかさこの上無い風が渡り、看板には「新緑のパステルグリーンのプロムナード」との触れ込みだった。
レースでは尾根伝いに徐々に高見を得られる。ために、さほど体力を消耗せずに済んだのだが、今回の登山口取り付きから尾根道までとそこから下山のつづら折りにはずいぶんと苦しんだ。長いブランクのリハビリを考慮しての参加でしたが久しぶりにBランクの山行を楽しく堪能いたしました。
(ヤマジジイ)
★生藤山は、私には登り応えのある山でした。陽の光を受けて輝くような新緑を眺めながらの稜線歩きは、心地よい風が登りの疲れを吹き飛ばしてくれました。また、キツい時もウグイスの声が応援してくれているようで…終えてみれば楽しい山歩き。
下田さん、皆さんのサポートのお陰さま。ありがとうございました。
(とむちゃん)
★久しぶりの快晴の土曜日で、藤野のバス乗り場はハイカーで長い列ができる。登山道手前の林道で枯葉や小枝、小石を20年以上も掃除をしているというおばあさんに会う。すっかり枯れてしまった桜の並木道を登りきると、やがて輝く新緑の森の尾根道が続く。振り返ると、残雪の富士が霞んで見える。やっぱり春の山はいいね。
(手拍子足拍子)
★富士山が遠くに見え、山頂は雪が残っていました。久しぶりに長い時間歩き、膝に痛みがでました。最後は楽しい反省会で終わりました。
(S.A)
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コース記録
京王線新宿駅7:39発===8:31高尾駅8:45===8:58藤野駅9:06発===鎌沢入口9:18着
鎌沢入口9:30発=10:15鎌沢休憩所10:25=佐野川峠11:10=11:30甘草水11:35=11:50三国峠(昼食)12:20=12:25生藤山12:30=(茅丸)=13:10連行峰13:20=13:45山の神13:55=和田バス停15:20着
和田バス停15:42発===15:16藤野駅16:06===高尾駅16:32着(解散)