初めてのキャンプを体験、慌ただしかった2日間

村上山 1747m 2022年9月10日(土)~11日(日) 

 嬬恋鹿沢国民休暇村内にあるキャンプ場をベースに近くの村上山を登った。キャンプ01自然の中でのバーベキューやテント泊も天候に恵まれ、大きなトラブルもなく実施できた。

 上野駅9時38分発の北陸新幹線に乗車、車内で宿泊費他を事前徴収している間にあっという間に上田駅に到着した。裏玄関の上田温泉口に降り立つと既にホテルの送迎バスが待っており、我々10人ともう一組の家族が乗り込むとすぐに出発。車内はほぼ満席状態で約1時間のバス旅。鳥居峠を過ぎるとほどなく休暇村に到着。インフォーメーションセンター前で下車。チェックイン時に「手ぶらでキャンプと入浴券」費用を前払いしたあと、宿泊用具、バーベキュー(BBQ)用調理器具、食器類などのレンタル品をリヤカー2台に満載してテントまで運んだ。

テントは全部で4張。男性(6人)・女性(4人)各々2張づつ。男性陣は前回の唐松岳山行と同じメンバーだったので部屋割り(テント割?)も同じとした。奇しくも「のんべえ」と「下戸」組に分かれた。昼食の後、円地内をS氏の引率で散策するも、案内図が分かりにくく何度か道に迷ったので、散策を早めに切り上げてBBQを明るいうちに始めることになった。

キャンプ02

インフォーメーションセンターで食材を受け取り、さっそく炭の火起こしにかかる。方法は事前にレクチャーを受けていたがなかなか思い通りに炭が強火にならない。でも火おこしに夢中な男性陣はなぜかみんな楽しげだ。30~40分かかってようやく成功した。鉄板の上で牛肉や豚肉、野菜、ソーセージなどが次々と食べごろに。ビールとともに口に運んでいくも、時間とともに徐々にペースが落ちてくる。ビールからワインに目先を変えても思いのほか食材の量が多く、焼きそば7人分が手つかずでギブアップ。

コーヒーで一息入れる。日が暮れて徐々に夕闇が迫るころ、ランタンを灯して、おしゃべりやシャンソンに興じて楽しい時間を過ごす。飲みすぎ(ビールロング缶8本、ワイン4本、日本酒・ウイスキー少々?)たこともあるが21時頃にはテントにて就寝することに。

 翌朝は林に囲まれた自然の中で空気がおいしく感じられ、目覚めが気持ち良い。そうでない方も若干名いたようですが…。朝一番のコーヒーがおいしい。2日目のスケジュールを再確認。8時からレンタル品の返却とホテル本館でのモーニングボックスの引き取り、その後の朝食、村上山の登山、入浴、本館からの送迎バス、等々。最初に食器類や調理用具のキャンプ03汚れ落とし・洗浄を行った。その後、二手に分かれて行動開始。早々にリヤカー3台を確保し、毛布・寝袋や洗浄済の食器類や調理用具を積み込み、インフォーメーションセンター前で開くのを待つ。地獄はここからだ。

予想通り管理人のチェックが厳しかった。BBQ用調理器具の油落としが不十分との指摘を受け、再度の洗浄実施。再チェックでまたNG。なんとか2セット通過するも、今度はやかんがNGだ。指摘を受けた底の洗浄を実施するもまたもNGなど。すべてのレンタル品のチェックがOKとなるまで20分ほど掛かってしまった。管理人のチェックは厳しかったが、次の利用者のために行っていること、NG箇所を明確に指摘してくるのである意味納得して対応した。

レンタル品の返却が済んだ時点でチェックアウトの完了となった。テント場に戻ってやっと朝キャンプ05食にありつけた。モーニングボックスはボリュームもあり温かいスープ付きで意外とおいしかった。ホテル本館で13時まで荷物の一時預かりをお願いし、好天気なこともあり、最小限の装備で村上山へ7名で登った。登山道は全体的になだらかで危険箇所もなくなく1時間強で頂上に立つことができた。山頂からは北と東方面が開けており、北に四阿山が確認できた。それほど広くはないが、樹林帯からいきなりの山頂なので開放感が素晴らしい。

送迎バスでJR上田駅まで戻り、昼食組と上田城跡見学組に分けれて行動することに。陽ざしがきつく東京よりも気温が高いと思われた。上田駅新幹線待合室で合流、上野駅で解散となった。

常設テントではありましたが、初めてのキャンプ泊やBBQでの悪戦苦闘(?)など振り返れば楽しい思い出となることと思います。また、たくさんの差し入れをして頂きありがとうございました。お酒・おつまみなどそのまま持ち帰えることになってしまった方も多々いらっしゃったようです。差し入れ歓迎ですので、またの機会があればよろしくお願いします。(SS)

 <参加者のひと言>
村上山キャンプ場でのテント泊とBBQという変化球を繰り出し、晴天とい う援護もあり、満足の山行でした。
今回は参加者各人の楽しみの重視事項が異なっており、山行前夜の炭火の灯りに触発されてアルコールに唄にエネルギーを捧げる人もあり、村上山挑戦者は10人中7人となりました。
鬱蒼としたカラマツの森の落ち葉の靴底に優しい感触の道のりを登り一時間程度の計画でしたが、さらに15分ほど余分にかけて楽しみ、暗い木立のトンネルを這い出ると、いきなり明るいステージテラスに躍り出る。村上山山頂だ。
30人程が立てばいっぱいになりそうなテラスからは北に四阿山、その裾野をなぞるように視線を移すと鍋底状に田代湖、嬬恋村のジオラマが、手に取れそうに俯瞰でき、鍋の縁には名だたるアルプスの山々が雲の間に間に見え隠れしていた。
往復二時間程度にコンパクトにまとめ上げられたインパクト抜群の小気味良いコースが気に入った。
(ヤマジジイ)

たいへん楽しく過ごすことができました。テントですごすのは初めてで少し背中が痛かったです。
S.A

心配していたお天気も、晴れオンナパワーと念力で晴天に恵まれました!
 期待の初キャンプ。大勢の船頭さん達のお陰さまで(笑)全員が楽しくごきげんでした!
 村上山は歩きやすい山道で、頂上では気持ち良い秋の空も満喫。
 リーダー始め皆さん、大変お世話になりました。
 次回また楽しみにしています!!

 (ティーティー)

バーベキューは初めての体験でしたが肉を腹いっぱい食べて満足でした。主に私は食べて飲んでいましたので、食材を一生懸命焼いてくれたTさんAさんには感謝です。小学生の時以来のキャンプでしたが自然の中でのんびりと過ごせたのは良かったです。
S

準備いつもテレビでしか見た事のない嬬恋のキャベツ畑。レストランで食べたキャベツの沢山入ったチャンポンは野菜が甘く記憶に残る美味しさです。
バーベキューの準備は火起こしからワイワイガヤガヤと賑やかに進み、最後の野菜の沢山入った焼きそばの頃は 辺りはもううす暗く風も冷たくなっていたけど 過ぎていくのが名残惜しい時間でした
昼夜の寒暖差を身に染みて味わったかな。
心配した天気も翌日は青空に恵まれ 山頂からはすっきりとした秋晴れの光景です。帰りの新幹線のホームから見えた青空のうろこ雲が印象に残る山行でした。
リーダーさん始めみなさんお世話になりました。ありがとうございました。
(Y.S)

道具の進化と技術の進歩に驚きながら、バーベキューの久しぶりの火起こしはことのほか大変でした。
でも、やっぱり昔ながらのうちわが大活躍で2,3回煽ぐと瞬く間に炭に着火した。
意外なメンバーのBBQ奉行たちの繊細かつ大胆なトングさばきで美味しく焼きあがる肉を味わいながら、しばし赤、白ワインを楽しむ。やがて誰が歌うか浪漫あふれるシャンソンも飛び出す。また、みんなで懐かしい山の歌を歌ったりと楽しいキャンプの夜でした。準備企画された下田さん、ありがとうございました。
(手拍子足拍子)

久しぶりの山行参加は嬬恋のキャンプ!
  上田からバスで1時間。車窓にはそばの花が咲き、キャベツ畑が続きます。キャンプ06バーベキューでは男性陣が活躍。私は食べる人。歌が飛び交い、  楽しい楽しい時間。
  「老春」が「青春」に変わったひとときでした。ありがとうございました。
  MH

天気予報が二転三転していましたが、美しい秋空に恵まれたとても素晴らしい二日間でした。自然に身を浸して過ごす機会をなかなか得られずに、鬱々と過ごした日々が一度に吹き飛びました。
手ぶらでキャンプ、だなんて、便利でありがたーい企画を組んでくださってありがとうございました。

私としては大冒険の参加でしたが、皆様の暖かいご配慮で無事に過ごすことができてとても嬉しかったです。リーダー初めメンバーの皆さん、ありがとうございました。
少ーし自信を得て、また参加できるのを沢山楽しみにさせていただきます。

T


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コース記録

1日目
JR上野駅9:38発=(北陸新幹線)10:52上田駅11:10(送迎バス)=嬬恋鹿沢国民休暇村12:10着、休暇村円地内散策13:3014:30、BBQ・だんらん15:0020:30、テント泊21:00

 2日目
起床5:30頃、レンタル品返却(チェックアウト)8:008:20ホテル本館9:1510:30村上山10:4511:40ホテル本館(入浴・休憩)13:00(送迎バス)=14:00上田駅(昼食・休憩)16:37(北陸新幹線)18:07上野駅


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