紅葉と温泉をゆったりと楽しんだ2日間

  中禅寺湖北岸 2019年11月4日〜5日

当初予定では中禅寺湖を一周するトレッキングを計画したが道路中禅寺湖の湖畔にて事情の影響で断念し、中禅寺湖の北岸を2日に分けてハイキングをして、のんびりと時間をかけて紅葉を楽しめる計画に変更した。11月初めということで紅葉の盛りは過ぎていると思われるが、年々紅葉の時期が遅れていることを考えればそこそこ楽しめることを願った。

日光の紅葉シーズンの車の渋滞を考慮して、朝一番の特急に乗車して東武日光に向かった。8時過ぎに到着して湯元に向かうバス停に並ぶ。既に行列が出来ていたが何とか全員座席に座ることが出来た。いろは坂を登る辺りには既に木々が色づいており、見頃を迎えていた。途中、予想通り渋滞に巻き込まれはしたが、それほどの遅れることもなく赤沼に到着、千手が浜行きの低公害バスに間に合い赤沼を出発した。

西の湖入口で下車、天気は快晴、風もなく穏やかな日和の中のんびり歩く。黄色く色づいたカラマツの林の中を歩くこと15分程で西の湖に着く。紅葉は盛りが過ぎていたが、静かな湖面が広がっていた。しばし休息を取り千手が浜に向け出発、12時前には到着した。あまり観光客はおらず、静かなたたずまいで中禅寺湖が全面に見渡せるテーブルで昼食を取ることにした。

これから歩く北岸の木々は赤や黄色に色づいており、十分に紅葉を楽しめそうだ。予定のコースは千手が浜から北のルートを湖の岸に沿って菖蒲が浜まで歩く。落ち葉を踏みしめながら歩く、立ち止まって仰ぎ見ると色づいた木々が日の光に当たって輝き、風に揺れて美しい。湖面はキラキラと輝き眩しいくらいである。

初めのうちは紅葉の美しさに見惚れながら暫く歩くが、段々と風が強くなってきた。丁度中ほどから道が険しくなり、アップダウンが激しくなり木の階段がつづく。漸く急斜面を登りきると、緩やかな下り道になり、再度紅葉の美しさに見惚れながらのハイキングが続く。出発して2時間程で終着地竜頭の滝に到着して今日の行程は終わる。

折角なので竜頭の滝を見学してバスでホテルに向かうことにしたが、予定のバスが30分も遅れて散々な目にあってしまった。それでも我々は乗ることが出来たので良かったのだが、その先のバス停では乗客を乗せることが出来ず、通過してしまうことになってしまった。3時過ぎに漸くホテルに着き、ゆっくり温泉に浸かりビールを飲みながら反省会をした。

紅葉の湖畔2日目、ホテルを8時半に出発、路線バスで竜頭の滝上に向かう。今日はハイキングというより北岸の遊歩道の散策である。まず竜頭の滝の上部で下車して滝の流れを横に見ながら階段を下る。いつもより水量が多いせいか、水しぶきを上げながら激しく流れ下る滝は圧巻であった。暫く車道を菖蒲が浜まで歩き、そこから遊歩道に出る。

天気は快晴で風もなく最適の紅葉狩り日和である。遊歩道は良く整備されておりアップダウンもなく中禅寺湖の岸に沿って伸びている。皆おしゃべりをし、木々の色好きにうっとりしながらのんびり歩みを進める。時折湖面の輝きを眺めたり、青く澄んだ空を見上げてはその美しさに感嘆したりして歩く。途中、ボートハウスに寄って休憩を取る。二階にベランダがあり、そこの椅子に座って、湖岸の山腹を彩る紅葉を眺めながらの一服は最高の気分であった。

更に穏やかな日和は続き、もみじも色褪せることもなく至る所でその美しさに感嘆することが出来た。12時前にはホテルに戻り、預けていた荷物を受け取りその足で中禅寺温泉バス停まで歩いた。ここでも予想以上の混雑であったが、上手く日光行きのバスに乗車出来座ることが出来た。途中清滝1丁目バス停で下車して、やしおの湯に向かった。特に汗をかいてはいなかったが、ゆっくりと温泉に浸かり日頃の疲れを癒した。予定のバスで駅に向かい、渋滞遭遇しても左程遅れることもなく無事駅に到着、予定の特急で浅草に向かった。車内では話し声と笑いが絶えず賑やかであったが、近くの乗客には多少の迷惑だったかもしれない。S

<参加者のひと言>

こんなに美しい紅葉を見られたのは久しぶりです。天気が良く行楽日和なのに人がほとんどいませんでした。リーダーを始め皆さまのおかげです。ありがとうございました。御同行の紳士方々から、大変貴重なお話も伺い、目からウロコ雲です。人生感変わりそう!楽しい2日間ありがとうございました。
Mチャン)

とっても楽しい2日間でした。お天気にも恵まれ、素晴らしい紅葉もまだまだ残っていて、日頃のうさもふっとびました。又、明日からがんばらなくっちゃ!仲間間の皆さん、ありがとうございました。斉藤リーダーお世話になりました
梅子)

天気、景色、人の和    全て良し。山遊が無いのは。湖畔散策のみは    イマイチ    ですかね。
(平野)

久しぶりに日光の紅葉を堪能しました。色付いた湖畔の道を音楽を聴きながら歩き、満ち足りた気持ちになりました。
(アンビリーバブル)

会員としての日光も四度目ともなると、感激の度合いも薄れゆくものだ錦の湖畔ろうな?と半ば信じ込んでの参加だったが、どっこい、今回も期待を充足させてくれるお膳立てで迎えてくれた。どこまでも突き抜けんばかりの空の色、晩秋の穏やかな「幸の瑚(うみ)(※いにしえの中禅寺湖の呼称のひとつとあった)にきらめく日の光とたおやかな風の流れという舞台演出。そしてその中に陽光によって複雑に調合された、まさしく錦秋と呼ぶべき赤、黄、黄緑が溢れ、赤だけでも緋色、茜色、朱色と表現しきれない[日本の伝統色]の洪水をみせてくれた。二日間、二万数千歩の歩みの中、おしゃべりを中断して振り返り、各自が捕らえたベストショットの披露が続いた。昨年お世話になった男体山もすっかり木々の葉を落とし、無精ひげのような立ち木をまとって男らしく、凛々しく、山の端まで際立たせていて、てっぺん近くまでが望めているせいか、「登ってみたい」という某女性会員のつぶやきが聞こえた。

なお、今回もお世話になった「湖畔亭」だが、今月いっぱいでの営業終了らしく、たいがい風呂には一度きりだったのを珍しく明け方の湯浴みを試みて「星を見つめる男」を演ってしまった。結果、ハナミズが治まらず、季節はずれの花粉症症状を持ち帰ることになった。いろは坂を右に左にバスに揺られながら、ぼんやり夢見心地で帰路に就いた。

最後に最近続いたことですが、「大事なものの紛失」の際には、冷静になって、まず自分のポケット中を疑ってみてください。
解説:人は誰しも「大事なもの」を[ひとまずは][とりあえずは]のつもりで身近なところに置いてしまい、ちゃーんと仕舞ったつもりになって居勝ち。・・・文章にしてみたら、なんだか「物」でも「者」でも当てはまりそうですね。
(ヤマジジイ)

青空の下、中禅寺湖畔。私の大好きな道を散策。赤黄緑の紅葉、わあ〜素晴らしい、素晴らしいの歓声コバルトブルーの湖面に太陽があたり、キラキラと光輝くさざ波。天気に恵まれた最高の二日間でした。有り難う!ございました。
(りんどう)

2日間とも晴天、かつ無風で絶好のハイキング日和、紅葉を観賞しながら湖岸の散策をゆっくり楽しみました。渋滞を予想した計画のおかげで、肉体的にはもちろん精神的にもリラックスできた温泉組(?)山行でした。
(白毛門)

青く澄んだ空、湖面はエメラルドブルー、湖畔の木々や聳える山も色鮮やか。
  映えスポットでシャッターを切りつつ、こころ躍るウォーキングを満喫した二日間。
 サイコー!!!
今回もメンバーのみなさんのご親切に支えられつつ、また涙チョチョギレるほど笑わせて頂いて楽しく思い出に残る山行となりました。斉藤リーダーお疲れさま、そしてありがとうございました。
(とむ)

コース記録

【1日目】
東武浅草6:30→リバティけごん1号→8:22東武日光駅→JR日光駅8:37→路線バス→9:55赤沼10:05→無公害バス→10:30西の湖入口10:40→11:05西の湖→11:50千手が浜(昼食)12:10→14:00竜頭の滝入口15:21→路線バス→15:30中善寺郵便局→15:35中禅寺温泉湖畔亭(宿泊)

【2日目】
中善寺郵便局8:45発→路線バス→8:58竜頭の滝上→菖蒲が浜経由→11:40中寺温泉ホテル→中禅寺温泉バス停12:10→路線バス→12:40清滝1丁目→12:55やしおの湯14:44→路線バス→15:25東武日光16:23→リバティけごん40号→18:15東武浅草駅着

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