アップダウンを繰り返し三山縦走、アカヤシオ咲く山頂を独り占め
宇都宮アルプス(篠井連峰)榛名山524m 男山527m 本山562m2014年4月19日
宇都宮アルプスの一角をなす篠井連峰4山の内、飯盛山を除く3山を縦走した。参加者14名
2014年度最初の山行は前日の雨も上がり、まずまずの天候の中、バスは予定通り清澄白河を出発した。首都高速川口線に入ると間もなく渋滞に巻き込まれる。通過に5km、55分の案内、事故渋滞のようだ。東北道は順調に流れ、登山口である「子どものもり公園」の駐車場には9時30分に着いた。浪漫会の山行では東北道方面はいつも渋滞に巻き込まれているような気がする。宇都宮ICを降りて、駐車場に向う途中で篠井富谷連峰の山並みを発見、本日登る予定の榛名山・男山・本山の山容を車内から確認した。
広場でストレッチを入念に行い、予定より少し遅れて出発。公園内の道路をしばらく進み、榛名山・男山に向かう標識に従い登山道に入る。杉林の中の緩やかな傾斜の歩きやすい道だ。左手からのコースを合わせ、少しの急登で明るい尾根に出た。左手は男山・本山、右手は榛名山だ。先ずは榛名山の往復だ。頂上ではアカヤシオが咲いている。正面に男体山や日光連山の姿が確認できた。
一旦、分岐まで戻り男山を目指す。またもや急登だ。登りきるとしばらくすると男山頂上だ。ここでは正面に高原山(釈迦が岳、鶏頂山、他)が望める。男山から本山までは一旦、大下りの後、急登が待っている。急な岩稜の道を慎重に下りきると、登山道脇に洞窟を発見。K嬢が覗き込むと後方から、クマがいるかもとの声が…。この洞窟は金採掘縦坑跡だ。平坦な道をしばらく進むと急に右手方面が開け、さわやかな風が心地よい。思わず休憩してしまった。秋晴れの頃には筑波山やスカイツリーが見えることもあるらしい。
本日3度目の最後の急登を登りきると、本山山頂だ。連峰中最高の標高で三角点がある。日光連山や高原山、古賀志山が望め、素晴らしい景色だ。付近には淡いピンクのアカヤシオ、紅紫色のミツバツツジが咲いており、朱色のヤマツツジがつぼみを付けている。丁度、先客が出発したので、頂上は浪漫会メンバーだけだ。思い思いの場所に腰をおろし昼食を楽しむ。食後は果物の差し入れが続く。差し入れしてくださった方々に感謝。徐々に、登山者が増えてきたので、山頂を後にする。ちなみに、本山の読みは「ほんざん」「もとやま」…両方あるようです。
縦走路に戻り、飯盛山方面に向う。しばらくは平らな道が続く。榛名山、男山が右手方向に時々望める。ずっとこのままの道で下山できればいいとフッと思ったが、すぐに現実に戻される。いきなりの急下降の道が現れる。さいわい岩稜は乾いており滑る心配はあまりない。足の置き場を探しながら慎重に下る。平らな道になったと思うとまた直ぐに急下降だ。ようやく杉林のジグザク道になり傾斜も緩み、飯盛山への分岐に着いた。ここまでくれば、もう急な道はないので安心だ。登山道を暫く進むと、所々で杉の倒木があり、道をふさいでいる。2月の大雪で倒れたのだろうか。倒木をまたいだり、くぐったりして通過する。ほどなく舗装道路にでた。子どものもり公園入口の案内標識を見落として直進するむ3人組、後続メンバーの指摘で初めて気づく。おしゃべりは道迷いの1番の原因です。公園内を進み、桜吹雪の舞う駐車場には予定通りに到着できた。
立ち寄り湯のある「ロマンチック村」に向う途中、運転手さんの好意により、国道119号線を日光方面に少し進み桜並木を見物させてもらった。本年4月の消費税UPの影響で入浴料が改定されており、計画書には旧料金のままであったため、幹事さんにはご迷惑をかけてしまいました。湯処あぐりでは「麦太郎」と「麦次郎」の2種類の地ビールが置いてありましたが、みなさんはどちらのビールを飲まれましたか。ここで出発前に事件が発生した模様です。男性用トイレの中にH嬢が気が付かずに入ってしまい、そこに来たT氏と鉢合わせして、目が点になったT氏の動揺のさまは…。
急登、急下降の連続で低山にしてはなかなかのコースで、アルプスの名称がつくのもうなずけます。本年度最初の山行で、会としても3月8日の浅間嶺以来であり、今年初めてという人もいたようで、足ならしには丁度良い山行になったのではと思います。(SS)
コース記録
清澄白河6:30==8:30佐野SA8:45==9:15宇都宮IC==9:30子どものもり公園駐車場9:45==榛名山10:35==男山11:00==11:30本山(昼食)12:05==飯盛山分岐12:45==13:35子どものもり駐車場==14:00湯処あぐり15:00==18:00清澄白河
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